■言葉としての違い
光芒と言う表現と光条と言う表現がある。
私自身、根拠はないのだが、使い分けをしていて、光条は
http://photo-studio9.com/making_beams_of_sunshine/ より引用
、、、こんなやつ。
一方で光芒は
http://beatle-hat.hatenablog.com/entry/2014/11/23/204426 より引用
、、、で、こんなやつ。
しかし、ネット上でいろいろ見ていると両者を区別せずに使っている人もいる。で、少し気になって、「芒」とは何ぞや?「条」とは何ぞや?という視点で調べてみた。
「芒」
1.すすきのこと
2.通常は「のぎ」と発音、「ぼう」とも読む。稲や麦の穂の部分、細かく見ると一粒一粒に細長い棒状のものが生えているが、それのこと。
「条」
小枝、細長いもの、条項、箇条、筋道。
、、、正直なところよくわからない。どちらも細長いものを指しているようで、おそらく、「最初にこの言葉を使った人が、どのように使ったか」程度の差なのかもしれない。
ただ、上のような使い分けもある程度は行われているようなので、とりあえずこのエントリでは、特に断りがなければ上のような使い分けで記述する。
■「光条」はなぜ起こるか?
本当に細かい物理学のお話に関しては、情報、知識が現時点で足りないため、とりあえず今後の勉強ネタとして、「どうもこういうことらしい(ホント?)」と言うところに留めておく。
一眼レフを使っていて、光条をよく撮る人であれば、だれでも知っている話ではあるが、要は「強い点光源を絞り込んで撮影すれば出る」。ではそのもとになっているものは何か?
いったん、光条の話から離れ、「絞り込んだら発生すること」と言う視点に切り替えるとその一つに「回折(かいせつ)」がある。
真偽は定かでないが、どうも、光条は回折と関係があるらしい。その辺を指摘しているブログのページがあった。
http://blog.livedoor.jp/fore_fore/archives/6378875.html
ご本人が「なお、私はシロウトゆえ、どこかおかしいところがあるかもしれないけど、そんなこと知らん。」とおっしゃっているので、このページでも「正しい」とは書かず、「らしい」と書いておく。
これを読むと、、、以下のことが「どうも・・らしい」とわかる。
・光の回折が光条に関係している
・その仕組みから、光条の数は絞り羽根の数が、奇数だと羽根の数x2、偶数だと羽根の数(x1)となることも説明できる
・焦点距離が短い方が発生しやすいのではなく、口径(入射瞳径)が小さい方が発生しやすい
■光条ネタ
上でも引用したが、Studio9のサイトに光条がらみで、ちょっと面白いネタがあった。
http://photo-studio9.com/diaphragm_matome/
現在市販されているレンズを片っ端から調べ、絞り羽根の枚数をまとめている。
、、さらに簡単にまとめると、
・時代は奇数枚であり、7枚または9枚が圧倒的に多い
・しかしキヤノンだけは8枚が多い
光条の仕組み上、本数の少ない光条の写真を撮りたければ、おのずと偶数枚の絞り羽根のレンズで撮影する必要があるが、そうするとメイカーも限られてしまうようだ・・・。