美瑛遠征中の天候等について

2015-09-24 | 撮影地メモ
■日照時間について
天候が晴れかどうかだけでなく、実際のところ晴れている時間はどのくらいなのかが気になり、気象庁のサイトの過去の気象データ検索で美瑛の情報を調べてみた。
訪問前に調べたのは2014年の情報。9月上旬中旬辺りではゼロの日は1日だけで、それ以外の日は3~7時間(最大でおそらく12時間程度)。そのため、天気予報が晴れと言っても、実際に「スカッと晴れた」状態があまり長く続くことは期待しない方がいいと考えていた。
だが、実際には早朝に霧となった日はあったものの、2日目の午後旭岳周辺にいた時間帯を除くとほとんど、ほぼ「スカッと晴れた」状態だった。
遅まきながら2013年、2012年も見てみると、スカッと晴れた日が何日も続くことはそれほど無いが、一方で日照時間が(ほとんど)ゼロの日が何日も続くこともそんなには無い。ある意味「日本の普通の秋の天気」であり、その日晴れか雨かは運次第。そういう意味で、今回の私の訪問時期に関して言うと、かなり運がよかったと言える。


■気温について
夜間の撮影は20時半ごろくらいまで行っていたが、その時間帯の気温を調べてみると、滞在期間中ほぼ変わらず11~12度程度だったようだ。
X度であれば、どんな風に感じる、、と言うのが10度前後の気温に対して明確にあるわけではないが、自分のイメージとしては、「もう少し低かったのではないかなあ?」と言う印象はある。強風と言うわけではないがある程度風があったせいかもしれないが。
服装としては、、
上半身=山用のインナー1枚か2枚、普通の長袖シャツ、フリース、レインウェア(ライトシェルなどと呼ばれるもの)
下半身=綿の下着、タイツ、トレッキング用のズボン
、、これで体感的には、ほとんど寒くない~部分的に冷えを感じる、、と言う感じ。
0度前後まで下がる前提であれば、この装備では全然対応できない。上下、更には靴下まで、更なる対応が必要だろうと思う。


■結露対策について
今回、簡単な結露対策を講じた。
対策は、長時間低音下にさらした機材を丸ごとビニール袋の中に入れて密閉し、長時間ある程度の気温下で放置する、と言うもの。
もちろん「長時間放置」することになるため、バッテリーと記録メディアは取り出しておかないと、翌日の撮影に支障をきたす可能性がある。そのため低温環境下で(更には、ほとんど真っ暗な場所で)、以下の作業を実施する。
1.バッテリーと記録メディアを取り出し、紛失しないような場所に確保する
2.対象となる機材をビニール袋に入れて密閉する
3.機材をバッグ等にしまう

効果に関して、一応、結露していないことは確認した。
しかし、上記のとおりの気温であったため、単に結露が発生しない環境であったと思われる。

美瑛遠征中、気づいたこと、考えたことなど

2015-09-23 | 撮影のこと
■24-85 は色がちょっと変
 初日、夕焼けを撮影していて、ファインダーから目を離したときにふと気づいた。「あれ?色が違う」
 ファインダーからのぞいている時と肉眼で見ている時と、明らかに色が違う。付けていたレンズは24-85。ふと思い立って、レンズを70-200に付替えてみた。若干の違いはあるものの、肉眼で見るものとほぼ同じ。
 厳密な検査などができる環境ではないが、他のレンズも確認しておくべきか、、?

■よい撮影をしようと思えば、まず、撮影対象のことをよく知ること
 当たり前と言えば当たり前のことを、少し実感した。撮影対象とは、被写体そのものでもあるし、また、もっと漠然と(今回であれば)美瑛の町と言うことでもある。
 最終日の朝、北西の丘展望公園に向かったのは、それまで4日間の経験から、「行くならここだ」と決めていたから。本当に最高の最高、と言う写真ではないが、少なくともそのとき撮れるベストだったと思う。

■日中はロケハン
 「よい撮影を~」を実現しようと思うと、やはり情報収集は大切。
 人に聞いたり、ネットで調べたりも、他にすることが無いならやっておくべきだが、現地にいるなら自分の目で見ておくことも重要。
 特に日中はトップライトになってしまってドラマチックな写真には向かない状況になるため、撮りたい時間帯の光線状況を想定して試し撮りしておくことも必要だろう。

■美瑛のスタンダードはやはり冬であろうと思う
 美瑛の観光ポスターやプロ写真家の撮ったカレンダーに使われている写真などを見ていると、最も絵にしやすい季節は冬だろうなと思う。
 アップダウンの激しい地形に、畑の状況が区画ごとに違っているさまをパッチワークと称される特徴は、想像の世界では絵にしやすそうに思えるが、いざ現場に行ってみると余計なものが入ったり、角度が悪かったりで「絵にできる」ポイントは意外と少ない。しかし、冬、雪がある状況だとパッチワークが消えてしまう反面、余計なものが隠されて、雪の無い時期よりもよさそうに思える(もちろんこれも現時点では想像の世界の話だが)。

■ただの木に名前を付けること・・・観光地であるということ
 身もふたもない話ではあるが、ただの木に名前をつけて観光スポット化するのは「なんだかなあ」と言う感想を抱く。特にセブンスターの木などは、すぐそばにある並木の方が見栄えがするわけで、、。
 まあでも、これが「観光地である」と言うことでもあると思う。名前をつけ、スポット化しておけば、客は「ん?なんかあるのかな?」と思って訪れる。

■山の上の雲のこと
 天気を読むのは完全には無理だとは思う。とりあえず、今回の遠征での事実をまとめておく。サンプルは3日分。
・早朝は不明、朝は美瑛市街地は晴れ、旭岳周辺不明、午後4時ごろ、美瑛市街地はおそらく晴れ、旭岳周辺は雲は多いが晴れ間もある、午後5時ごろ旭岳周辺曇り
・早朝は不明、朝は美瑛市街地は晴れ、旭岳周辺雲は多い、14時以降、美瑛市街地はほぼ晴れ、旭岳周辺は雲が多い
・早朝は霧、朝は美瑛市街地は晴れ、旭岳周辺も雲ほぼ無し、12時前後旭岳周辺、雲ほぼ無し、13~14時にかけて頂上付近が雲に覆われるが、その後再び頂上付近の雲はほぼ無くなる

端的に言って早朝の美瑛市街地周辺の霧と旭岳周辺の雲に関連性があるか?

■飛行機、発着の方向
 旭川空港は南南東から北北西と言う方向に滑走路が設定されている。
 通常の運用では、南南東側から着陸、北北西に向かって離陸、、らしい。
 ただし、何らかの理由により、これが逆になることがある。

■飛行機の轟音
 セブンスターの木周辺から旭川空港の滑走路の南端までの直線距離はおおよそ4km。ケンとメリーの木と滑走路南端の直線距離はおおよそ5km。
 飛行機は離陸開始時にジェットエンジンの出力を上げて滑走を始め、タイヤと滑走路が激しく接触することによって轟音を発する。その音は、4~5kmと言う距離を置いても、(車が走る音と勘違いすることなく)はっきりと認識することができる。

美瑛遠征4日目、5日目

2015-09-22 | 撮影地メモ
<<4日目>>
■北西の丘(早朝、1回目)
朝もや、というか霧。
時間がたてば、霧が晴れてくれるかも、と期待し、朝焼けを狙って行ってみた。残念ながらダメ。
周辺を車で回ってみているうち、一部、青空が見えるところもあったが、撮影できるほどではなかった。

ホテルに戻って朝食をとり、その後東の空を見てみると、ほとんど雲がない。「行くしかない」と感じ、旭岳に行くことに決めた。

■忠別湖越しの旭岳
忠別湖とは、美瑛から旭岳に向かう途中にあるダム湖。この湖の南の端付近に忠別大橋という橋があり、そこからの旭岳の眺めがなかなか良い。すぐそばに駐車場もあるので、そこに車を置いてから、端に戻り撮影することもできる(駐車場からは木が邪魔で撮影しづらい)。


■旭岳(2回目)
ロープウェイの駐車場にたどり着くと、「満車」。幸い、少し出入りがあったため、15分程度の待ちですぐには入れた。
11時15分の便で上に向かった。姿見の池とは逆のルートから周回。帰りの便は13時30分だったので、滞在時間はおおよそ2時間。
整備されてはいるものの、やはり山道なので、誤って転倒した時のことを考慮し、撮影してはバッグにしまい、撮影してはバッグにしまい、を繰り返した。面倒ではあったが、これはこれでよかったと思っている。
主な撮影対象は、、、
・旭岳の山容を含めた風景
・紅葉
・運が良ければ動物(リスなど)
紅葉に関しては、山道から外れて近寄って撮影、などということはルール上(そして、安全上)できないため、正直なところ旭岳の公式ブログ?に載っている写真と少し切り取り方が違う程度の写真が中心になる。


今回は2日目と違い、天候にはかなり恵まれた。帰りのロープウェイの中で、近くにいた人が話していたが、これほどスカッと晴れることは本当に珍しいらしい。

旭岳から美瑛市街地に戻り、少し思案して、セブンスターの木の駐車場に向かった。

■セブンスターの木の駐車場で夕景撮影
ここでは日没の風景を撮影したが、雲が少なく、焼けもしなかったので、その点については今一つ。
しかし旭岳を見ると絶景というほどではないが、少しだけオレンジに色づいて見え、まずまずきれいだった。実はロープウェイから降りた直後辺りは頂上付近は一時完全に雲の中に入ってしまった。しかし、ここにきて再び雲はほとんど消え、きれいな山容を見せてくれた。


ここでセブンスターの木の方向を見ていてふと気づいたのが、旭川空港から離陸する飛行機が見えるということ。
今日も夜間の撮影は実施することにしていたが、場所は機能と同じくケンとメリーの木の駐車場にするつもりだった。
しかし、それは一つ難点が発覚していた。
着陸の飛行機が南から進入する場合、離陸の飛行機は北に向かって離陸する。着陸が北からなら離陸は南へ、となる。
後者の場合、ケンとメリーの木の付近からだと面白い航跡を描くのだが、前者の場合は絵的には今一つ。今日の状況を見ているとどうも前者になりそうだった。ならば、今日は少し趣向を変えて、ここから撮影してみるのはどうかと思い立った。ケンとメリーの木からだと離陸の瞬間は見えないが、ここからだと見える。
19時35分の便まで少し時間があるので、いったん美瑛市街地に戻って食事をとり、離陸に間に合うよう戻ってくることにした。

■セブンスターの木(夜間)
撮影対象となるのは19時35分の便と20時15分の便。
19時35分の便が来るまで試し撮りをして露出のチェック。
撮影しようとしている画角で、離陸からフレームの外に消えるまでの時間を考慮してテストをしていたが、少しミスをしてしまい、19時35分までほとんど時間が無くなってしまった。ただ、テストはしておきたかったし、強制的に中断は可能であること、過去二日の経験からこの便の離陸の時間は19時50分ごろになることを踏まえ、テストは続行した。
結果的にこの便は20時01分ごろに離陸した。
露光時間的にはおおむね問題ない、と判断し、次の便も同様に撮影を実施した。


<<5日目>>
天気予報では、この日は終日くもり。しかし、もしかしたらわずかな撮影のチャンスがあるかも?と考え、4時半に目覚ましをセットして就寝した(日の出は5時過ぎ)。

■北西の丘(早朝、2回目)
起床して窓の外を見ると(幸い窓が旭岳、十勝岳が見える側)赤く染まった雲が見えた。急いで準備し、車を飛ばして北西の丘の展望台に向かった。
カメラのセットアップが終わった時には残念ながらピークの時間帯は過ぎていたが、それでもまだ赤かったので、フレーミングを少しずつ変えながらシャッターボタンを押し続けた。
その後、赤からオレンジに変わってしまった時点でいったん撮影をやめ、太陽が出てくるのを待った。しかし太陽は少し厚めの雲の向こう側だった。丸いシルエットもなかった。

ホテルに帰着後、朝食。
朝食後、荷物をまとめてからチェックアウト。
その後、30分程度時間があったので、駐車場からほど近い範囲で美瑛の市街地の撮影を行った。

■美瑛市街地
美瑛市街地の建物をよく見ていると、多くの建物の上の方に西暦が書かれている。店などに関しては、書かれている西暦の年から営業している、ということらしい。最も古いものでは1897というものがあった。


これにてすべての撮影は終了。
美瑛の町を後にして帰路に就いた。


美瑛遠征3日目

2015-09-21 | 撮影地メモ
<<3日目>>
この時点で、旭岳にはもう一度行きたい、という思いがあった。ただ、頂上付近を含め広く雲が広がっている場合は、2日目に行った場合と大差ないであろうと考え、13時ごろの時点で(遅くともこのくらいに行かないと、着いてからの時間的制約が大きいので)雲の広がり方を確認して判断しようと考えた。

■旭岳(実行せず)
旭岳から雲海が見えることがある。と、旭岳のウェブサイトの情報にあったので、可能であれば撮影したいと思っていた。ただ、Webサイトの早朝らしき写真を見ると、どこか、いまいちな印象あったので、優先度は少し下がった。
時間帯は定かではなかったが、早朝を想定していたので、朝いちばん(6時半)のロープウェイに載れるように出発しようと考えていた。
しかし、あいにくの雲。断念。

3日目以降は、細かな予定は決めていなかったので、ホテルの部屋で行き先をいくつかピックアップしてから、順に回ることに。

■クリスマスツリーの木
この木もマイルドセブンの丘同様、私有地の中にあり、道路からは20メートル?程度離れていて撮影の自由度は低い。
しいて言うなら、道路に対してこの木は西側にあるので、夕日と絡めて撮影することは可能。


■新栄の丘
初日、夕暮れ時に来たが、日中に来るのは初めて。
駐車場有。ただし、道路の西側であり、旭岳、十勝岳とは反対側。旭岳、十勝岳側はすぐ私有地となっているため、旭岳、十勝岳側を安全に撮影しようとする=駐車場から撮影しようとすると、道路越しとなる。
ほぼ360度の見晴らしがあるので、夜、星の撮影をするのには良いかも知れない。

■三愛の丘
駐車場有。新栄の丘と同様、道路の西側。
駐車場から見ると道路の反対側は森のようになっているが、突き抜けることは可能。


故前田真三の写真館として知られる拓真館。美瑛町として積極的に売り出し?ているようで、道路脇の方向指示も時折見られるほど。三愛の丘周辺でも何か所かあり、距離は4kmとあった。拓真館は天候が悪かった時の押さえ、と考えていたが、「こんなに近いのならとりあえず行ってみよう」と思い行ってみることにした。

■拓真館
もとは小学校の建物らしい。個人の写真館としてはけっこう大きいという印象。常駐のスタッフが少なくとも二人いるのだが、入場料は無料。
展示されている写真は故前田真三のものとその長男で現役の写真家前田晃のもの。数えていないが、全部で100点近くあったように思う。見ごたえがある。

■留辺蘂(るべしべ)の丘
場所はかなりわかりづらいところにある。
駐車場はない。というか、道路を通って行けるこの周辺で一番高い場所。周辺はすべて農地。
360度見渡せるわけではないが、見晴らしはかなり良い。
、、ただ、ハエが多い。カメラのセットアップをしていると、車に数十匹のハエが止まっているのを見たときはゾッとした。
冬場ならハエはいないかもだが、一方でこの場所に来るには急な坂を登る必要があるので、路面の凍結などが心配。

■セブンスターの木(昼間)
率直に言って、この木もなぜCMに使われることになったのかはよくわからない。すぐそばに並木道もあって、この木だけがポツンとあるというわけでもないのだ。幸か不幸か?その並木道とは微妙に離れてはいるので、「ポツンとあるという演出」をすることはできる。


■ケンとメリーの木(夜間、2回目)
内容的には、前日とあまり変わらないので割愛。

美瑛遠征1日目、2日目

2015-09-20 | 撮影地メモ
美瑛に4泊5日で遠征した。まずはその1日毎の記録をまとめる。
<<1日目>>。
旭川着16:15。
ホテルの駐車場を経由して、新栄の丘に移動。ナビの操作でよくわからない部分があって時間を食い、夕焼けには間に合わず。
雲が多く、星撮りはムリと判断し、ホテルにチェックインし、夜の行動は行わず。

<<2日目>>
早朝の行動は、土地勘の無い状況ではあまり意味がないだろうということで、元々行わない予定であり、実際にも行わず。
朝食後、青い池へ向かう。

■青い池、十勝岳展望台へと向かう道
 原生林の中に無理やり通したような道。直線がしばらく続くと少し曲がり、また直線が続いて少し曲がり、というのを繰り返す。実はそのそれぞれの直線の正面に、十勝岳連峰のピークが順々に現れるという構造になっていて面白い。意図的にやっているようで、「今正面に見えるのはXX岳」という標識もある。
■青い池
 Macの壁紙や、宣伝用のポスターに使われている写真は冬、雪のある時期に撮影されたもの。雪が無く、かつ、太陽光が入り込んでいる明るいときであったせいか、「確かに青いね」という程度の感想。夏場のスポットとしてはいまいちかも。

青い池を出発、同じ道をさらに奥へ進み、十勝岳の展望台、望岳台へ。
■望岳台
 十勝岳のピークは曇っていて見えず。振り返るとはるか遠くに富良野?美瑛、旭川?辺りの平野が見える。正直遠すぎてよくわからないが。パノラマとしては素晴らしいとは思うものの、被写体としては面白くない。
 登山者がけっこう多い。拠点となっているみたい。
 ここにいてもあまり意味がないと感じて、美瑛市街地に戻る。

■マイルドセブンの丘
丘の一番高いところに20~30本くらいの木が並木道を作っている場所。かつてマイルドセブン(たばこのブランド)のCMに使われたことから、この名がある。この後登場する、ケンとメリーの木、セブンスターの木も同様。
まあ、絵になるといえば絵になるが、正直、なぜこの木々がCMに登場する羽目になったのかはいまいちよくわからない。
木々は畑(当然私有地)の中にあって近づくことはできない。駐車場は特に用意されていないので、畑の脇を走る道路に止めるか、少し離れたところにバス停があり、その付近に少し空き地があるので、そこに止めるくらい。
撮影の自由度は高いとは言えない。


■ケンとメリーの木(昼間)
道路脇に立つ一本の大きなポプラの木。すぐそばにこじゃれた小さなレストランがあり、うまく使えば絵になる感じ。すぐそばに観光バスも止められる駐車場があり、撮影環境はまずまず。
しかし昼間は、太陽を絡めて撮影したくらいで、今一つパッとしない感じだった。


■北西の丘
いくつか回った中では唯一展望台がある。また美瑛に居を構える写真家二人、菊地晴夫、阿部俊一の写真館(?プレハブ的な建物なので、常設かどうかはわからない)があり、2016年のカレンダーを販売していた。

ここで時刻は14時半ごろ。一応の予定の行動として、旭岳に向かうことにした。

■旭岳(1回目)
到着は3時半過ぎ。駐車場は比較的空いていた。実は駐車場は2か所。ロープウェイ乗り場へ向かう道路でまっすぐ突き当りまで行ってしまうとそこは500円取られる有料駐車場。実は少し手前右に、公営の無料駐車場がある。
ロープウェイの往復を前提とすると、駐車料金プラスロープウェイ往復料金で合計3400円。
駐車場付近の標高はおおよそ1100メートルらしい。日が陰った状態で少し肌寒い感じ。
昨年の気象状況を調べた時、夜、冷え込むときには9月中旬でも5度くらいまで下がるようだったので、それに備えて、防寒の服は一応準備していた。旭岳のことは考慮できていなかったが、それがここでは役に立つこととなった。
ロープウェイで上に上がった時点で午後4時。最終のロープウェイは5時半。散策の周回コースは、スタッフの説明によると1時間から1時間半とのこと。ただ、姿見の池まで行って帰るだけなら、往復で40分前後とのこと。撮影の時間を考えると、周回はできないと考え、姿見の池まで行った。
私が実際に歩くと片道は10~15分程度で、少し余裕があった。
が、晴れ間はあるものの山頂付近はずっと雲がかかったままであった。時間を追うごとに雲に覆われている部分が広がっていったので、これ以上は無理、と判断し、下山することにした。

美瑛市街地への帰り道、山道、下り、夜間、雨(土砂降りに近い)という、車の運転には最悪の環境に見舞われた。ただ、雨は帰り道だけだったようで、美瑛市街地に戻ると空に雲はなかった、、、。

■ケンとメリーの木(夜間)
夜間、星の撮影をするにはどこがよいか?行ったことのある2か所の内、駐車場のあるケンとメリーの木を選択した。
ここで、あることに気づいた。
駐車場側からケンとメリーの木に向かって撮影すると、その背後(と言っても数km離れているが)がちょうど旭川空港で、飛行機の離着陸の航跡をとらえることができる。
完璧とはいかなかったが、面白い撮影をすることができた。
注意点として、ケンとメリーの木のすぐそばを通る道路をそのまままっすぐ走ると国道237号線に出る関係からか、夜間は真っ暗になってしまうような場所にもかかわらず、時折車が通る(感覚的には30分に2、3台という程度だが)。長時間露光中に煌々と明かりをつけた車が走ってくることは起こり得る。