伊丹スカイパーク

2013-09-26 | 撮影地メモ
久しぶりに行ってきた。目的は飛行機の流し撮り。ニコンカレッジで先生から、教わった点がひとつあったので、それを試したかった。あとはとりあえず、「数撃って」練習する、、。
以下、撮影中に思ったこと。

■絞りは目いっぱい絞り込む
これが先生から教わったこと。目的はもちろん、被写界深度を目いっぱい深く取るため。
機体の真横から撮っているとそれほどシビアではないのだが、少しでも斜めになると、ピントがあっている範囲がある程度広い方が、見栄えがする。
副次的な効果として、シャッタースピードにはあまり悩む必要が無くなる。当日は、一部晴れ間がのぞくかどうか、というくらいの曇り。ISO 100かつ、天候がそういう条件だと、おおむね適正な露出を得られるシャッタースピードは1/30前後。ピーカンなら、もう少しシャッタースピードを速くする必要があるため、4か8くらいのNDフィルターがあった方がよいかもしれない。

■三脚は意外に使いづらい
念のため、三脚を持参した。
で、水平出しのため、三脚を使ってみたのだが、どうにも使いづらい。
離陸時の飛行機は基本、離陸するまでは水平に移動しているが、これに流している間の光軸を合わせ続ける必要があるため、セッティングをかなり慎重にやる必要がある。これに成功すれば、「当たり」を量産できるように思うが、失敗すると全敗もありうる。
現場ではこのセッティングでテンパってしまい、早々にあきらめた。

■傾く癖がある
三脚を使わない、とすると、これはある程度どうしようもない。
私の場合、ボディーをグリップしている右手側が大きく下がる。レンズを左手で支えていて、ボディーを右手でグリップしているが、シャッターボタンを押す瞬間にどうしても力が入って下がってしまうようだ。
ひじを体にくっつけるような姿勢をとることで何とかならないかやってみたが、なかなかうまくいかない。これはある程度の試行錯誤+よさそうな姿勢を見つけたら、数をこなす、、、と言うこと以外での打開策は無さそうに思える。

■良さげなシャッターチャンスとか
とりあえず現時点で、絵的に一番好ましく思っているのは、離陸する機体で、機体がまさしく地面から離れる瞬間。これをきれいに流し撮りできると、大きな達成感を得られる。
やや機体の前側から、真横から、やや後ろ側から、のどれかと言うと、しいて言うなら前側から、が1番かもしれない。
着陸する機体に関しては、流し撮りの練習にはちょうどよいが、絵的にワンパターンになりやすく面白みに欠ける。

■伊丹スカイパークでの撮影ポイント
伊丹空港にはおおむね南北方向に走る2本の滑走路がある。
スカイパーク側から言うと近い方が長く、主に大型機の離着陸に使われる。遠い方は短い滑走路であり、小型機のみが使用する。基本的にスカイパークから遠い方の滑走路の飛行機は、少し遠すぎるので、暇なとき以外は狙わない。
離陸する瞬間を狙い撃ちする場合は、撮影ポイントは以下のような感じになる。ちなみに、、北に向かって離陸する場合と南に向かって離陸する場合とがあるので、それぞれについて。
◎北向きに離陸している場合
-一番大型のB777は無視する。離陸のための距離が長く、スカイパーク内からではよい構図での撮影が困難なため。
-B777以外はスカイパークの一番北側付近~南へ100メートルくらい。
機体が小さくなれば、その分離陸のための距離は短くなるので、南へ移動する必要がある。

◎南向きに離陸している場合
-中央駐車場付近。
-目安としては、B737-800は中央駐車場よりもやや北側辺り。

■夜間の撮影
今回は昼間に行ったが、夜間も面白そうに思う。
考えてみれば、流し撮りはもともとカメラを積極的に動かす撮影方法であり、動かすことによって、結果的に動かす方向以外のブレを抑え込む効果を得ている。ISO感度、シャッタースピードの調整は必要であるものの、昼と夜とで撮影方法にそれほど変わりは無い(ように思う)。
むしろ、夜間は機体の各所に点滅しているランプがよい演出をしてくれるように思う。

■今回撮影した中から1枚
JALのエンブラエル170。上に書いたとおり、右手側が下がった状態で撮影されていたので、傾きを補正している(補正しすぎかも?)