最近思ったことをまとめておく

2013-07-31 | 撮影のこと
ついでに、、ここ最近写真を添えていなかったので、最近撮った中から、「思ったこと」に絡んだ写真をアップしておく。
■人を撮る場合、基本は縦である。
横で必然性がある場合を除き、基本は縦。横だと、どうしても左端、右端に余計なものが入りやすいし、また、人物の右、左のスペースに意味を持たせる必要がある。それを考慮しきれずに撮った場合、結局縦にトリミング、、と言うことになる。
もちろん、D800くらい画素数があれば、縦構図を想定して、横で撮る、と言うことは考えられる
これは、人以外が被写体でも言えることであり、縦グリップがほしいな、と思う今日この頃、、、。

■広角での流し撮りなら、置きピンした上でマニュアルフォーカスが基本
望遠だとまた状況は異なると思うが、広角だと被写界深度は深いし、絞り込んで撮るので、パンフォーカスに近い状態になる。すると、自分の位置、どこでシャッターを切るのがベストかを決めれば、まずそこでピント合わせをして絞り込めば、少なくともまずピントが外れることは無い。
一般的に正しいかは定かでないが、とりあえず、個人的にはこちらのほうが当たりの確率は高い。


■28mmF1.8は思ったよりゆがむ
上に書いた広角での流し撮り。これに使ったレンズは28mmF1.8。
写真を見ると、若干ではあるが、列車の上側に比べ下側の方が長いことが見て取れる。
、、、逆に言うなら、この程度、と言うことである。
28mmも50mm辺りと比べれば、立派な広角レンズであり、一般的にたる型の歪曲は出やすい傾向にある。で、実際どうなの?というと、こんな感じ、と言うことである。

■意外と黒つぶれしない
明らかに失敗しているときは除き、、、それなりの露出で撮っている場合、撮影後、液晶で確認したときに「あ、真っ黒」と思っても、あとでPCで見てみると、十分残っていることは多々ある。たとえば以下の写真。撮った直後、軽く確認した時は、左下のこげ茶色の部分はほとんど真っ黒、、、つぶれたと思った。、、が実際にはこんなもの。


■目を閉じた猫のかわいさは格別
昼間の猫の目は黒い縦の線になっていて、全体としてかわいらしくても、目が写っているとどうしてもきつい印象になりやすい。しかし、目を閉じるとマイナスの印象をすべて消して、かわいさ2割(?)増しと言った感。うまくはまると本当に絵になる。


■1、2段階段を上ったのかも知れない
自分がうまくなったかどうかなどと言うのは、正直なところよくわからない。ただ、経験の多い先達の言葉として聞くと、「え?やっぱりそうなの?」とも思う。
ここのところ、ニコンカレッジの講座に再び参加している。実は講座に関してはずっと同じ先生である。最初の頃の記憶は定かでないが、細かく、「こうすると、ちょっとよくなるよね?」と言ったコメントが多かったように思う。ここ最近、そういうコメントはゼロではないが、そういうコメントよりも、まずまず高く評価してくれることの方が増えた。どうも、進歩はしているようだ、、と思う。
人によっては、「自分の中で完結すればよく、人の評価などどうでもよい」と言う人もいる。
けれども、、、写真家土屋勝義さんだったか、が、こんなことを言った。
「写真は人に見せることによって完結する」
同じようなことを別の写真かも言っているが、やはりこれがストレートでよい。
直接の関係は無いが、かつてJerry McGwire(邦題:ザ・エージェント)と言う映画の中でこんなせりふがあった。
「You complete me.」
トム・クルーズ演じるJerry McGwireがガールフレンドに愛の告白だかプロポーズだかをするシーンでのせりふ。君がいる、ということで僕と言う人間は完成するのだ、、、的な意味。無理やり当てはめると、、
「The eyes of the others complete your photographs.」
他人の目があなたの写真を完成させる。
は!っとするような言葉をもらうことなどはむしろまれ。他愛も無い言葉でもよい。人に見せ、何か言葉を交わすことを前提にして、写真を撮ることで、撮るときに一定の緊張感が生まれる。そんな経験を続けていくと、気づいたときには、1、2段階段を上っていたりする。
もちろん、そういう写真の撮り方ばかりだと疲れてしまうので、お気楽に撮る時間のバランスも重要なのだが。少なくとも今は、プロではないので、、、。
講座の撮影会で最近撮ったものの中から、、、。





Capture NXの未来

2013-07-27 | 後処理のこと
最近知った話。Capture NXの製作会社であるNik SoftwareがGoogleに買収されたらしい。買収されたのは2009年9月17日。約10ヶ月前だ。
Googleが写真加工/共有アプリのNikを買収、Instagramの競合企業 (Nikkei BP)
まあ、この記事の中にはCapture NXの話は出てこないのだが。

聞くところによると、バージョンアップはもうされないらしい。NikonとNik Software(この社名、やっぱり気になるが、会社の成り立ちに関して、特に関係はないみたい)の間にも当然契約はあるだろうから、それに従って、一定のサポートは一定期間の間は行われるかもしれないが、普通に考えても(メジャーな)バージョンアップしない、と言うのは現実的だろう。

Nikonはどうするのだろう?
私個人の話であれば、ヘビーユーザーと言うわけではないし、現状の機能に強い不満を抱いているわけでもない。私が使っているカメラのRAWデータにさえ対応してくれたら、特に困るわけではない。
まあ、見守るしかないのだが。

言いたかったこと

2013-07-16 | 日記
私はたぶん、人前でしゃべるには向かない性質の人間である。そうなる条件は正確にはよくわからないが、人前に立つと「緊張する」とか「テンパる」とかそういうスイッチが入ってしまい、自分ではどうしようもない。人前に立つ状態から開放されることのみで、そのスイッチは切れるようだ。
先日、会社の朝礼のようなもので1分間スピーチ、と言うものをやることになった。、、、が、結局は上に書いたとおりの状態となり、、、、、しゃべれたのは準備していた内容の4割くらいだろうか。伝わったかどうかはよくわからない。

それはそれとして、、、、そのスピーチで言いたかったこと。とりあえずここに書き残しておく。
私は会社の写真部に籍を置いている。会社には複数のロケーションがあり、私はそのひとつにいて、そのロケーションにいる部員は現時点で3名。写真にまつわること、何かあったら声をかけてほしい(無論、同僚向けのお話)。
個人的にはニコンカレッジに通っている。
http://www.nikon-image.com/nikoncollege/about/
こんなやつ。
先日、そのニコンカレッジの講座の撮影会で、私自身が他の参加者の方に撮られていた。私が上のほうに向かって腕を伸ばし(無論カメラを持っている)、何かを必死に撮影しようとしている。この写真を撮りたいと思うかどうかはともかく、「この人何やってんやろ?」とは思う姿だった。
この写真を見て、別の写真のことを思い出した。昨年12月、写真部で合宿を行ったときに同じような写真を撮られていたのだ。撮った人にお願いして、写真をコピーしてもらったのだが、見直してみると、、、見ようによっては面白写真。が、「確かにこれは撮りたくなる」という写真だった。かっこよく言うと、獲物を狙っているハンターのように私がカメラを構えている写真だった。

普段、人を正面から撮ることはまず無い。人を入れるとしても、基本的に後姿。、、と言う私が、撮られる立場になった。
人が集中して、夢中になって何かをやっている姿と言うのは、滑稽に写ることもあるが、やはり何か人をひきつけるものがある。普段撮る側である私が、撮られる側になって、改めて気づかされたこと。
それと同時に、人を撮るのは面白いなとも思った。
(サラリーマン的な話では、人をひきつける姿を普段から見せておく、というのもアピールの手法のひとつだろう、、と思う。)

知らない人に声をかけて、わずかな時間でもモデルになってもらう、と言うのは正直なところ、ものすごくハードルが高い。肖像権の問題もあって、公開するのもはばかられる。
一方で仲間内の写真であれば、公開は仮にするとしても仲間内限定なので、肖像権云々はそれほどシビアに考える必要は無い。ハードルは大きく下がり、人を撮影する経験も積める。
実は、(知らない人の、特にカップルの)後姿と言うのは、撮っていて面白いなと感じていて、いくつかよい感じの写真も撮れている。さらには、仲間内の写真、と言うことで少し視野を広げてみようと思っている。
<履歴>
7/17 冒頭部を修正