スタジオ撮影の基本的知識まとめ

2019-06-22 | 撮影のこと
■全身の場合
- レンズは35~50mm(フルサイズ機の場合)くらい
- 2mくらい離れ、ひざまずいて、フォーカスポイントはおなかの辺り、F値は5.6~8くらい。このくらいで撮影していると、ほぼほぼボケないので、切り抜きで使う場合でも問題ない。

■上半身~アップの場合
- ピントが来ているところ以外はぼかしてもよいなら、中望遠(85~135mmあたり)
- 切り抜きで使う=ボケ厳禁の場合、標準かやや広角くらい(35~50mmあたり)。さらに短いと、ひずみの問題が出てくるので、避けた方がよい
- 被写体との距離は1m弱(中望遠ならもう少し離れる)
- ボケ厳禁の場合、F8くらいから始め、事前によくチェックしておくこと。

■ライティング
- ストロボを使う場合、直当ては厳禁。横か斜め後ろの壁のバウンス(反射)を使う。モノブロックも同様だが、使い方がよくわからなければ、やめた方がベター
- バンクライトやアンブレラが使える場合、おおむね胸から顔くらいの高さから、全身に当たるように。正面からではなく、右か左かに寄せる。人によっては、「こちらから撮られる方がいい」というのがあるので、そちらから当てるのがベター。
- 顔の明暗に注意。実際に使う人に見てもらうのがベターだが、あまりにも明るいところと暗いところの差が極端に感じる場合は、暗い方にレフを入れて、少し明るくする。逆に暗い方をもっと落としたい場合は暗い方に黒レフ(黒い壁など)にする。
- 一般的に強い影が出やすい光は彫りの深さを強調しやすく男性向き、白レフなどを使って強い影が出にくく調整された光は女性向き。

■その他
- 現場での確認時に少し暗いように感じても、RAWで撮っていれば、補正は可能(撮って出しにこだわる必要は全くない)
- 撮影対象が一人の場合は必ずしも必要ないが、同じパターンの撮影を多人数に対して行う場合、三脚があると便利。

■用語
バンクライト:白い大きな布を前につけたライト
アンブレラ:ライトが逆向きについていてその先ある傘状のもので反射させるもの
モノブロック:スタジオで用意している、ストロボの超強力版