みっちーの趣味な日々

美プラ、フィギュア、ガンプラ、マクロス、痛車、アイマス機、艦船といった模型の製作ブログです

1/700 アドミラル・ヒッパー 完成

2018年04月29日 | 艦船模型
全然更新できていなかった間にアドミラル・ヒッパーが完成しました。





もはやこの個人ブログよりツイッターが主流になってしまっていますが
記事として残しておくならやはりブログだと思うので完成記事だけはしっかり書いておきます。








ピットロード(トランぺッター)の1/700アドミラル・ヒッパー1941に
いくつかのディテールアップを行っています。
また、ライトグレーとダークグレーの迷彩や砲塔の赤など
マスキングでの塗り分けが必要な箇所が全体にあるので、
加工と塗装の順番を慎重に考慮しながら製作しました。

1941年序盤の状態をイメージしていますがホントに“イメージ”です。
雰囲気をお楽しみいただければと思います。


艦首から順に解説していきます。



・旗竿を0.2mm真鍮線とメタルリギング0.3号で自作
・アンカーチェーンは元のモールドを削ってからスチールグレー超極細チェーンに交換
・ハーケンクロイツは、木甲板塗装→マスキングして白丸を塗装→黒いマークのデカールを貼付

ちなみにハーケンクロイツの位置は実艦写真で確認できるよりも後ろ寄りになってしまっています。
これで説明書の指示通りではあるのですが本当はもう少し前みたいです。
塗ってから写真を見つけましたw

・主砲はラッタルをエッチングに交換
・主砲のリベットが大きく飛び出していたので軽く削って良い塩梅に
・機銃はファインモールドのエッチングに交換(ナノドレで出して欲しい・・・!)
・掃海具はキットに付属しないのでアドミラル・グラーフ・シュペーより流用






・ヤードやダビットなどはピットロードの専用エッチング
・救命浮標はファイブスターのリンク無しタイプ
・FuMO22レーダー(塔型マストの上にある網みたいなやつ)はフライホークのエッチング
・十字マストは横方向の棒を壊れない程度に軽く削って細く

余談ですが・・・
ドイツの艦について調べているうちに知った事があります。
艦橋はいかにも一般的な艦橋らしくドンと上方向に立っているものではなくて、
その前方の司令室か何かがある部分らしいです。
じゃあ艦橋っぽくそびえ立つものは何かというと「塔型マスト」と呼ばれるものらしいです。

さらに余談ですが「ハイスクール・フリート」でも、
シュペー救出作戦時にミーちゃんが「ここを上がれば艦橋じゃ!」と言って進んだ先は
「塔型マスト」ではなくてその前方の空間でした。
最終回の武蔵戦でテアちゃんとミーちゃんが居た場所も同様です。

私からは艦橋にしか見えないものが厳密には艦橋ではないというのがなかなか面白いです。






・煙突開口部の格子は0.2ミリ真鍮線で自作
・1/350のキットを参考に煙突内から伸びている謎の棒をプラ棒で自作
・カタパルトはピットロードの専用エッチングセットに含まれていましたが効果が全く見えない上に折り目が目立つのでプラパーツを使用
・艦載艇の塗り分けは説明書を参考にしています
・空中線はメタルリギング0.1号
・飛行機は興味が無いのと作品内に緑色を入れたくなかったので作ってません。作れと言われても小さすぎて作れないw




・ホーサーリールはライオンロアのエッチング+スプリングで製作
・ハーケンクロイツは艦首と同様の手順ですが細かい突起と重なるためデカールでフォローしきれない部分はエナメル塗料の筆塗りで




・旗竿は0.2ミリ真鍮線で自作、横桁はスルーしてます
・スクリューガードは0.2ミリ真鍮線とメタルリギング0.3号で自作。本来は棒の先端からさらに艦首尾方向にロープが伸びるらしいですが舷側での取り回しが不明で迂闊に再現もできないと思い取り付けていません
・フェアリーダー(?)は開口
・艦尾像はシュペーのエッチングから流用。そもそもこの塗装の時期に像が存在したのか怪しいですがドイツ感が増してカッコイイのでつけてます






迷彩は基本的に説明書を参考にしつつ不明点は実艦写真や想像で補完してます。
ヘルグラウ50(ライトグレー)は石垣色、
デュンケルグラウ2(ダークグレー)は333番エクストラダークシーグレーで塗っています。

スミ入れやウェザリングには従来使用していたタミヤのエナメル塗料ではなく
AKインタラクティブの艦船用ウェザリングセットを使っています。



艦船向けに調色されているのでそのまま使えるのが良いですね。


同じドイツの艦ということではいふり版シュペーと共演。





似ている部分もあり違う部分もありで見比べると楽しいです。


最後に、アズールレーン出張購買部で買ってきた
ヒッパー様のアクリルスタンドと一緒に記念撮影。



「アズールレーン」で行われたドイツのイベントをきっかけに
アドミラル・ヒッパーへ興味を持ち、4か月ほどかけて完成に至りました。

この艦に限ったことではないですが元の艦について何も知らない状態からスタートして
製作しながら知識を増やしています。
実作業だけでなくあれこれと調べたり時には悩むことも含めて充実した時間を過ごせ、
アドミラル・ヒッパーの艦にも美少女にも思い入れが深まりました。


■カラーレシピ
※フラットベーススタンダード、なめらか・スムースで適宜ツヤを調整
・ヘルグラウ50(ライトグレー):石垣色
・デュンケルグラウ2(ダークグレー):#333エクストラダークシーグレー
・木甲板:タン→ウッドデッキ用ダークウォッシュでウォッシング
・グレーの木甲板:グレートーン1+グレートーン4少量
・カッター内部:#119 RLM79サンドイエロー
・艦底、機銃、ホーサーリール:ジャーマングレー(クレオス)
・主砲赤:#114 RLM23レッド
・ハーケンクロイツ下の白:グレートーン4
・救命浮標赤:エナメルフラットレッド+エナメルフラットホワイト少量
・窓:エナメルフラットブラック+エナメルジャーマングレイ
・艦尾像:4アーティストマーカー ゴールド

■スミ入れ、ウェザリング
グレーデッキ用ウォッシュ

■主な使用ディテールアップパーツ
・ピットロード 重巡洋艦アドミラルヒッパー用エッチングパーツ
・ピットロード 日本海軍工作艦明石用(垂直ラッタル)
・テトラモデルワークス 海自・手すり セーフティーネット(構造物の3本手すり)
・テトラモデルワークス 現用 米・手すり セーフティーネット(甲板の3本手すり)
・ファイブスター 救命浮標 リンク無し
・ファイブスター 日本海軍艦艇用ラッタル
・フライホーク WWII 独海軍レーダーセット1(FuMO22レーダー)
・ライオンロア 独海軍ケーブルリール
・ファインモールド W.W.II独海軍・20mm MG C/30単装機銃(銃架タイプ)※甲板各所の単装機銃
・ファインモールド W.W.II独海軍・20mm Flak 30/38単装機銃(銃座タイプ)※主砲上の単装機銃
・ファインモールド W.W.II独海軍・37mm SK C/30対空砲(2連装)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする