今月もこのブログでは韓国映画祭りができるくらい韓国映画のリリースが多いんですね
そんな韓国映画の第一弾はアクション作品をってことでこの作品を選びましたが、韓国映画のエンタメ性の裾野の広さを思い知らされた作品
とても「The Witch/魔女」シリーズを作りはったパク・フンジョン監督の才能の深さを思い知らされる作品だった
邦題はなぜか「貴公子」と主役に焦点遠当てているもののハングルでの韓国の原題は知りはしませんがそれを英題にすると「the Child」結構最後まで見ていかないとこの意味はわからない
ってかフイリピンで韓国人が向こうので女性に生ませてそのまま逃げてってフィリピンで貧困に喘ぎながら生きているいわゆるあいのこを“コピノ“って言うのね
コリアとフィリピーナを掛け合わせた文字通りの造語か
コリアとフィリピーナを掛け合わせた文字通りの造語か
まぁある意味差別化用語と言っても良いんだろうね
まぁ韓国人もベトナム戦争に参戦して向こうに”愛の子“ならぬ“間の子”をいっぱい残してきてることは知ってはいますが
食いつめて国外逃亡したのとは違い、韓国一の財団で金に明かしてコピノを残してきたこれも一つの社会現象を皮肉って作った作品だったようで
最初はなんだかいわゆる底辺のやくざ連中の抗争のように見えていたものが
フイリピンから舞台が韓国に移った途端コメディアクションに早変わり
主人公の貴公子含めて誰が善玉で悪玉かの区別もつかないまま貴公子とムリクリ韓国に父親に合わせる(誤字ではない)って連れてきられてきたたコピノとのバルクール的なアクションを見せつけて
まぁお話の全体像をお姉ちゃんの殺し屋さんに語らせてからはなんと1:2、30の「the Witch」のオープニングアクションも顔負けな銃撃腕力にナイフという過激アクションを堪能させてくれる
まぁ貴公子がどこの誰に頼まれてのことだか全く不明なんですが
英題のchild って血縁の必要性だったんですね
父親の延命に息子の心臓が
それには韓国人ではなく血を分けたコピノが・・・
全く韓国のお金持ちは自分のことしか考えない
前半から中盤まではわけもわからずただ映画の持つ勢いで見せつけられますがネタばらしされた後は実にここまでの意味もわかんなかった展開も一瞬だ理解できて
さらに面白さ百倍の作品
全く韓国映画は実に侮れない
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
パク・フンジョン脚本・監督作品
出演:キム・ソンホ、カン・テジュ、キム・ガンウ、コ・アラ
出演:キム・ソンホ、カン・テジュ、キム・ガンウ、コ・アラ
もう普通に財閥の末息子だと思って観てましたからねえ。
貴公子は良い奴なのか悪い奴なのか、どっちつかずな印象でしたが、ラストでその位置が確定するのが見事。
話的には重たいものですけども、貴公子の存在によって割とカラっとした明るさが出ているのも良かったです。
やはり韓国映画は一筋縄ではいきませんね
ほんまこんな形でネタバラシでみんなかっさらっていくとはねぇ
原題の意味もしっかり表に出してきてるのに対して邦題が出来が悪すぎて・・・