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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

地獄の底までつき合うぜ

2024-11-13 18:25:32 | 邦画
ここでも先月4本片岡千恵蔵御大のギャング映画4本をブログアップさせてもらいました
っていうのは古いTVドラマとか古い映画で製作会社自体がソフト化してない作品をソフト化するベストフィールドという会社から
「片岡千恵蔵 活劇シリーズVol.2」として今日リリースされたのでブログにアップしておこうと思います
なお来月にも「片岡千恵蔵 活劇シリーズVol.3」がリリース予定されておりますが、そちらに収録予定になってる「地獄の底をぶち破れ」と「無法街の野郎ども」の二作品は東映チャンネルのOAでエアチェックしていたものをブログアップさせていただいたので、次に「二発目は地獄行きだぜ」をブログアップしたらこの“片岡千恵蔵 活劇シリーズ”はコンプリートになるんですね
 
っていうことで今作ですが、キャラとしては復讐ものでして実はギャング映画ではありませんし
千恵蔵御大がこのシリーズでお得意とする潜入捜査官のお話でもありませんでしたが
潜入捜査官は江原真二郎さんだったのね
 
まぁ表向きは堅気の会社経営をしてる柳永二郎さんと永田靖さんのところに7年前に沈没した運搬船ににっていた山村聰さんの父親と弟源次の七回忌法要の招待状が届き
三人で仕組んだ沈没事故を装った殺人事件ですから二人が山村聰を詰りに来るとこから始まり
七回忌の法要中に棺桶が届けられ、その中から死んだと思われていた源次が現れて法要はまさかのしっちゃかめっちゃか
なんと源次の弟役で高倉健さんが学ラン姿で登場してきます
 
ってことで実はほぼ「無法街の野郎ども」とスタッフキャストに変化がないという作品
変化といえば先に書いてる様に兄と二人の実業家への復習に動いていく千恵蔵御大と
事実を知るためにこれまた一人奔走する健さんくらいで実際にクライマックスになるまで銃声一発もう響きません
ほんとどこで手に入れたのか最後の最後で隠してた二丁のリボルバーを出してくる千恵蔵御大
そこからは復讐の銃撃戦でして健さんも堅気ってことで銃は持ちません
千恵蔵御大一人で6連発の二丁のリボルバーでリロードなしに無限に撃ちつづけるという映画でしたねぇ
 
まぁある意味刀が拳銃に変わり、髷の代わりソフトをかぶってほぼ時代劇調の台詞回しから抜けきれない千恵蔵さんを見るだけの作品ですが
復讐譚に潜入刑事が絡んだことで7年前の事件の発端は実は偽札っていうおまけつきでしたな
 
堺駿二さんと花澤徳衛さんが光る演技で映画を支えていましたねぇさすがです
千恵蔵御大の擬闘は見るにちょっと耐えなかった様な気がするのは仕方ないか当時の御大は齢60だしポン刀で離れて相手を斬る訳で肉弾戦はしてきてないですものね
相手役が大変だった様ですね
 
1959年製作、日本映画、東映作品
小沢茂弘監督作品
出演:片岡千恵蔵、高倉健、三条美紀、進藤英太郎、山形勲、佐久間良子、江原真二郎、永田靖、喜多川千鶴、中原ひとみ、富田仲次郎、織本順吉、潮健児、関山耕司、稲葉義男、花澤徳衛、堺駿二、松本克平、神田隆、片岡栄二郎、菅沼正、檜有子、志摩栄、山村聡、柳永二郎
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三日月とネコ

2024-11-13 05:05:32 | 邦画
まぁ個人的にネコ派って言うのもあったと言うことと、積極的に日本映画を見ていこうと言う企画で視聴した作品
これもまた漫画が原作の映画化作品だったのね
 
2016年の熊本地震で出会った女二人とネコ二匹と男一人の三人が震災後の生活として同居生活を始めてはや2年
ヒロイン灯の飼い猫のまゆげは歳で死に
 
今では鹿乃子の飼ってる白猫三日月との三人と一匹の共同生活を堪能している
なぜかと言うと書店勤めのアフターアラフォーの独身灯が料理研究家の網田すみえの信奉者で彼女の料理本を手本に料理を作るのが上手でみんな満足していた
 
ある日たった一人の二十代の男性である浦仁が一目惚れした女の子がネコ保護施設に働いていてその関係で
保護仔ネコ二匹をもらい受けてきて人間三人ネコ三匹の共同生活になる
 
そんな居心地の良さを前半ではしっかりと描写してくれて
なんなんだこの三人は・・・
って言うくらいのファンタスティックな描き方を見せてくれててある意味微笑ましいの一言なんですが
 
後半は料理研究家の網田すみえの出版記念サイン会を機に灯に好意を寄せる出版社の男性が現れて
なんと45で初めて灯はこの男性に恋心を感じ始め
浦仁も保護センターの一目惚れしたお姉ちゃん2告白すると言う事で
三人の微笑ましい共同生活が崩れて行こうってまぁ小波のような振動が起きるものの
出てくる人に悪い人は一人もなく
 
今までの生活から人とのコミュが取れない保護センターのお姉ちゃんに浦仁は振られ
灯は好意を感じてる男性と同居生活を始めようと心が動き
そんな中どうやたら灯に好意を寄せていた鹿乃子だけはなぜか寂しそう
そうなんですね告白しようにもって言う感じで秘めていたものの幸せそうな灯に何にも言えずに
浦仁は大阪店に転勤しようとしており
彼らの共同生活は霧消の憂き目を迎えようとしていた・・・
 
まぁ猫に癒される映画であり、人と人との結びつきの妙でそれは空気みたいな感じになっていて最終的には再び三人と三匹の生活に落ち着くだけの映画でしたが
個人的にはほんと波風一つ立たない映画で良くオチずに二時間近く見てられたなぁって言う作品でした。
やっぱ猫のおかげだったのかな油断してると猫のインサートカットがあるからねぇネコ好きには油断できない映画
 
2024年製作、日本映画、映画「三日月とネコ」製作委員会作品
上村奈帆脚本・監督作品
出演:安達祐実、倉科カナ、渡邊圭祐、山中崇、石川瑠華、柾木玲弥、日高七海、川上麻衣子、小林聡子
 
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