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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ぬるぬる燗燗

2023-12-22 20:08:14 | ピンク映画
日本映画専門チャンネルの恒例深夜枠の企画番組“おとなの桃色シネマ白書”の今月分が未だアップしておりませんでしたね
まずはこの「ぬるぬる燗燗」ピンク映画ではあるものの実は一般映画って言っても過言ではない作品
1996年の作品ですが、実はこの元ネタは関西テレビの深夜番組「DRAMADOS」でOAされた藤田敏八監督が同じく映画製作や監督などを務めた大和屋竺とが演技者としで共演した作品のピンク映画版リメイク作品ですが
監督はTV番組と同じ西山洋一さんが勤められております
 
エンディングで大和屋竺さんへの弔辞があるようにこの時点で夭折されていますので
映画版では大和屋さんに代わりピンク映画監督の渡辺護さんが
原作TV番組は三十分ですが、ピンクはその倍の60分ですからその余白時間にはピンク映画のいわゆるエロチック映像を組み入れたものと・・・
基本シノプシスは女の肌で温めた究極のぬる燗作りに命を賭けた居酒屋主人の愛と意地のお話だった原作にピンク映画ではそこに女としての自主性の生き方をさらにテーマとして付け加えて描いたものだったと私は見ましたが
この加えられたテーマがこの作品をピンク映画でありながらもその実一般映画と言っても過言ではないテーマ性に昇華されている作品
 
監督でありながら日活先輩の鈴木清順作品で役者デビューされたビンパチさんが実にいい演技をされていて
この当時のビンパチさんは私と同じ町に赤座美代子さんと住まわれてて
何回かお二人で食事したりパチンコしたりしてるお姿を良く拝見していましたねぇ
 
究極のぬる燗酒が女体の熱によって作られ、さらにぬる燗だけでなくワカメ酒の作られ方までも
ワカメ酒を知ったのは勝新さんの「兵隊やくざ」の大宮貴一郎だったような気がするけど、これは不確かな記憶
 
いろんな意味で今の世の中であれば女性蔑視って言われかねない作品でもあるわけで
いわゆる映画にしても、TV番組にしてもコンプライアンスにがんじがらめに縛られないとこんな荒唐無稽な作品も作れてしまうのね
ある意味良い時代でもあったえわけですかね
 
切り口の違う記事はコチラ
 
1996年製作、日本ピンク映画、新東宝作品
西山洋一監督作品、
出演:藤田敏八、三浦勇矢、渡辺護、葉月蛍、城野みさ、松本コンチータ、水橋研二、皆川衆、松川信

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