これはさすがベッソン脚本での監督作品
事実からインスパイヤーされてつくったみたい
実に面白かったっていうかいつものベッソン作品のようなアクションは全部ワンコが引き受けてくれてるので見入ってしまう114分の作品でした
一応舞台がアメリカって事でフランス映画ながらダイアローグから何やから全て英語の作品
ある夜一斉検問に引っかかった一台のトラック。運転席には銃槍負傷し、ピンクのドレスを着用したパッキンの男。荷台には十数匹の犬が・・・
夜中の二時に起こされた犯罪学精神科医、急ぎ警察に行き
夜中の二時に起こされた犯罪学精神科医、急ぎ警察に行き
まずは件の男との接見開始
犯罪心理学者のお姉ちゃんとセクシャルマイノリティで車椅子の男との接見から紡がれていく映画
別に悪びれる様子もなく精神学者は自分と同じ匂いがすると素直に語り出す男
父親が闘犬用に犬を大量に育てていたものの父親の逆鱗に触れたために犬小屋で犬たちと生活させられ父の暴力が全てだった少年時代。父の暴力のトラウマを抱えながらも、犬たちに救われ成長していく中で恋をし、父親には折檻のために散弾で指を飛ばされかつその跳弾が骨髄に当たり今でも弾はそこに残っており立つだけはできるが歩けなくなった、犬小屋育ちで人と接せずに犬との暮らしから犬がそれ以来家族
まぁ福祉課によってその後は施設にたらい回しにされる中である施設の補助員がシェイクスピアフリークで年上の彼女に初めて恋心を抱いた青春時代だったが、人には裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく中で犬たちの愛に何度も救われられてきた男は、絶望的な人生を受け入れ、生きていくため、犬たちと共に犯罪に手を染めてゆく
この犬を使ってのいわゆる泥棒犯罪があまりにも見事なんだけど今の世の中防犯カメラの進歩で保険調査員に見つけられ逆に強請られるがこれまたワンコで一難回避
ただ人から頼まれてみかじめをとるギャングをワンコで逆に脅したために彼らにねぐらを襲われることになり
ギャング一味とワンコたちとの戦いがクライマックス
一応全滅させてしまい
その逃げてる途中で逮捕されたっていう彼の半生を語る映画
一応性的マイノリティの主人公オカマクラブに犬の餌代稼ぎに週一でエディット・ピアフを歌ったり
と色々と楽しめる作品になっており退屈のしない114分でしたかね
人より芸達者なワン君を見てるだけでも癒される作品x
2023年製作、フランス映画
リュック・ベッソン脚本・監督作品
出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジョージョー・T・ギッブス、クリストファー・デナム、リンカーン・パウエル
ベッソン監督の手腕を遺憾なく発揮させた作品と言っていいかもしれませんね。
主人公は車椅子の男ではありますが、彼を支える犬達も又同じく主役でして、あのチームワークの見事さが面白さへと間違いなく反映されておりました。
あれだけの芸達者ぷりを披露してくれるとは、相当訓練された犬達なのでしょう。
主人公にも感情移入出来る分、ラストの十字架シーンには言葉では言い表せない感情が湧き起りました。
ベッソン監督が新しいプロットをこういった作品を作られたってことでしょうか。
ある意味主人公って悲劇のみ人物でしかなかったんですね
そんな中犬たちとの信頼が一番だったようですね
犬もしっかり応えていたようで
外国映画は本当に動物が演技しますよね