日本映画専門チャンネルでの恒例企画番組“おとなの桃色シネマ白書”
実はこの企画番組で過去のOAされた小林政広脚本作品を集め今月21日から”脚本家・小林政広の全仕事“と題して集中OAが予定されており
今月の“おとなの桃色シネマ白書”は小林政広作品の二本
そのうちの一本はなんと彼のピンク映画初であり最後の監督作品がこれ
っていう事で飲み屋で知り合ったばっかりの男との女がその酔った勢いで男のアパートに入り込み
なんと一週間二人して仕事はサボってこもりっきりでお互いの肉体を貪り尽くす様を描いたこの作品
一応ちゃんと1日目二日目とスーパー月入る
そして場所は男の家賃9万のアパートの一室のみ、そして登場人物はこの男女二人のみ
男には川瀬陽太さん、女には葉月蛍さんの二人しか出演してこない
もう床に入ったきり飲まず食わずでお互いの体をむさぼりつづけるだけの映画
ちょっと見てて小林政広氏はピンク版「ラスト・タンゴ・イン・パリ」を撮りたかったのかとは思いましたが
男女共に日常の生活への思いを忘れずにいるものの、肉体の欲求に抗えずにお互いを傷つけ合うわけでもなく
ただただひたすら快楽にふける姿を映してるだけで
やることがある意味限られてるのでどうしても画角が変化に乏しいのと
単調な行為の繰り返しにエロスというものがある意味遠のいていくのは仕方のない事なのか
見てるこっちはこの延々と続く繰り返しの連続をどう作品として納めるのかっていう方に興味が
もうちょっとなんらかの趣向が欲しかったかな
こういう終わらせかたはあまりにも安直すぎなかったかなぁ
ラストに一工夫欲しかったとはおもうもののこう言った収め方以外やっぱないんだろうな
劇中になんらかの伏線入れと行かないとねぇって言いつつ見てるこっちもこの収め方は順当とも言えるんだけど・・・
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2000年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝配給
小林政広脚本・監督作品
出演:葉月蛍、川瀬陽太
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