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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ブラインド・ウォー 盲目の戦士

2023-03-27 05:08:33 | アジア映画
円盤をプレイヤーにかけるまで中国映画だとは知りませんでした。
いや、中国映画にしてはアクの強い作品でして、主人公がまずは盲目になるまでの法廷での銃撃戦が凄まじい
もうオープニングからモニターに釘付けされてしまいます。香港が多分に入ってきてないようでCGでの着弾の血飛沫が激しいのと、ワイヤーとスタントマン使わずに男女優さん共に己の肉体だけでアクションシーンを演じられていたようで
 
ってのはエンドクレジットでのメイキング的な映像から窺えました 

まずは組織のボスが捕まり、その裁判の最中に法廷での銃撃戦を皮切りに
法廷外の警備を任された主人公の警察機動隊の隊長ドン・グーは、単独で法廷内に急行するが、その襲撃を企てたのは組織のボスに恨みを持つレドとシーナだった。激しい銃撃と格闘の末にレドを殺し現場を制圧したドン・グーだったが、その代償に視力を失ってしまう。
 
ドン・グーに夫レドを殺されたことに恨みを持ったままシーナは捕まるが
法廷内は警官の管轄外だったことと組織のボスや判事たち全員の死亡の責任を取らされてドン・グーは警察をクビにさせられてしまう
法廷で組織のボスを殺害したシーナとドン・グーにこれまた恨みを持つボスの息子と
物語は主人公が警察をクビになっても、夫と父親への復讐が複雑に絡みあってゆく展開を繰り広げていく中でシーナは脱獄する・・・
そして知ってか知らずかドン・グーの一人娘が組織に拉致されて人身売買の商品にされてしまい
 
なんと警官に化けたシーナとドン・グーは敵味方で復讐の相手ではあるものの組織のドンの息子を追って共闘していく
そう主人公は目が見えませんからシーナって気づかないものの聴覚が人一倍発達しており
体幹の衰えもなくきちんと盲目でのアクションシーン満載の映画でした
 
ってことで、敵の方にも女丈夫がいたりということでガーリーアクションも楽しめる
さらに重機関銃やら手榴弾まで飛び交って大迫力の銃撃戦と格闘戦のオンパレードで一時もモニターから目を離せないから実に107分の尺が短く感じられる中国アクション映画でした。
一瞬も目が離せないほどのアクションシーンの連続の
ちょっとした端々に警察署長のコメディリリーフが箸休めになっており、これまた映画のハーモニーとしてモニター実によくできてる作品でしたし
殺しや格闘技のエグさもスパイスとして丁度良い塩梅でしたねぇ
とにかく見応えがありで楽しく最後の伏線回収まで含めて見てられた
 
プロットとしては複雑な人間関係での復讐劇としても、さらにヒロインであるシーナの背負った悲しい過去や、父を信じる娘、娘を信じる父の絆とか
ドラマパートの方も丁寧に描かれてた作品でもあったのかな
 
2022年製作、中国映画(日本未公開作品)
フオ・スィチアン監督作品
出演:アンディ・オン、ヤン・シン、ワン・ハンヤン
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復讐は私にまかせて

2023-03-21 20:03:30 | アジア映画
インドネシア映画だどう見てもガーリーアクション的なジャケットって言う言うことで
セットに組み入れて来たものの、なんだかよくわかんなくて、とうとう2度見てしまった2時間もある作品を・・・
二度見してようやっとなんとかわかったものの
結局なんじゃこれ?って言う作品だったって言うことでしたねぇ
 
喧嘩の強いアジョって言う男とシラットの名人のイトゥンという女性がシラットでタイマンした結果に愛が芽生えて結婚づるものの
なんとアジョは子供時代に覗き見していたいわゆるレイプを覗き見したことからのPTSDとその時に男二人にやられた時から勃起不全の人でして
そんなアジョを恋したイトゥンですが
夫の敵討ちとばかりにその時のクズ二人にって挑戦していくも
 
ってことでその二人に姦られて妊娠してしまう
怒ったアジョは復習に行くものの逆に返り討ちに遭いさらに受刑されて
その間に子供を産んだイトゥンは子供をアジョの婆さんに託して姿を消す
なんと彼女も受刑していたんですね
 
刑期を終えたイトゥンは復習を果たしアジョの元に帰ってくるが
そんなイトゥンに警官が迎えに・・・
 
インドネシア映画ですがシラットの戦いって言ういっても「ザ・レイド」のようなアクションに徹していないもんだから
映画全体に締まりがないのと2時間も尺を使ってるわりに先程のシラットのアクションもそうなんですが
全てにおいて、そう後半の殺しの女神様の殺しにしても全てに置いてメリハリのない作品だった
 
ラストシーンが定番すぎて・・・
 
2021年製作、インドネシア・シンガポール・ドイツ合作映画(日本公開作品)
エドウィン脚本・監督作品
出演:マルティーノ・リオ、ラディア・シェリル、ラトゥ・フェリーシャ、レザ・ラハディアン
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極道統一

2023-03-15 17:23:58 | アジア映画
映画の情報をほとんど入れないし、梗概読まないしで
この映画のDVDがリリースされるって知ったときには、邦題から私は韓国映画だって思っていました
店頭でジャケット見たとき、ど真ん中にサモ・ハン・キンポーの顔見て、“あぁ中国映画だったんだ”って初めて気づいたっていうわけでして
まぁ今は香港映画って作られていませんから、こう言った香港ノワール作品への原点回帰的な作品が創りづらい現状で
よくまぁここまで作ったなぁって感心させられる作品ではあるものの
 
ある意味「男たちの挽歌」の現代版を作りたかったんでしょうね
気持ちはわかるし、最終的なラスボスを映画の舞台の時代設定からして香港返還直前の香港にしてるからなんとイギリス人、それも権力の象徴でも有る警察幹部に置いてるとこも80年代に、大量生産されていたノワール作品へのオマージュに溢れた作品でしたが
この作品前半だけのお話に終始していたら男泣き映画となったんでしょうが
ラスボスをイギリス人警察官に置いたところで普通のノワール作品として終わってしまった作品・・・残念
 
これまた麻薬の潜入捜査官野お話でした
その潜入捜査官ロクは暗黒街でチェン兄貴を中心にシュンバラ、ティム、ファイラオンの5人で麻薬を密売して暗黒街でのし上がって行ったものの
チェンの信頼を得るためにロクはチェンの身替りに捜査官でありながら3年服役して出所してくると
あれだけ仲の良かった兄弟たちがチェンの後釜狙って反目しあってる状況
特に商売と世渡り上手でチェンの組織を支えていたテイムが兄弟関係を無視して欲望丸出しになってたいく様は
こう言った社会での友情って言うかきぃう代の結びつきって脆いモンだって見せつけてくれるものの
 
あまりに欲望剥き出しに仲間をあしげにしていくために自滅してしまうティム
チェン組織の麻薬と金に目をつけた警察のイギリス人の政治局長はこれまた捜査各課の主導権争い
って組織はでかくなると反社も警察も同じで覇権争いするからつけいられるんだよね
この後イギリス人は権力を嵩にしてチェンを潰し麻薬ルートを私して利益を貪ろうという事で
ついにロクが仲間っていうか兄弟たちの仇を・・・
 
アクション満載で2時間あっという間ではあるんですが
この邦題絶対に配給会社は人気仁侠ドラマの「日本統一」にあやかったんだろうなぁ
それにしてもサモ・ハン・キンポーちょっとだけ顔出しだしセリフもなかったよなぁ
 
この作品はヒューマントラストシネマ渋谷での恒例企画興行<未体験ゾーンの映画たち2023>で上映された作品
 
2022年製作、香港・中国合作映画(日本公開作品)
サム・ウォン脚本・監督作品
出演:リッチー・レン、サイモン・ヤム、パトリック・タム、ロン・ン、アレックス・フォン、サモ・ハン・キンポー
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1950 水門橋決戦

2023-03-13 16:52:41 | アジア映画
前作「1950 鋼の第7中隊 」の正統続編
今作はツイ・ハークが一人で監督を務めた作品
そういうわけではないのでしょうが、実に149分の尺の100分以上が戦闘シーンに費やされてる作品でしたが
中国側から描く朝鮮戦争での米中直接戦争を描いてる関係と
現在の米中の関係を考慮して善イコール中国で、
悪イコールアメリカっていう構図は前作から変わらず引き継がれ
主要人物が戦死するたびに映画はお決まりのプロパガンダを前面に押し出してくるという
いわゆる国策映画でもあるのだ
ってことでCGやVFXを存分に使って見どころ満載の戦闘シーン自体は活劇として面白く撮られているのですがプロパガンダを挟んでくるとこには辟易とするのも事実
 
長津湖の戦いの続編ですから本編の人民軍第7中隊に米軍の退路を断つための
水門橋破壊の命令が降るところから本作は始まる。伍千里中隊長以下第7中隊は厳しい雪の天候とアメリカ軍の爆撃の中ようやっと水門橋にたどり着くものの
ここにくるまでに戦力を消耗しており少数の中国軍に対し圧倒的な兵力と火力のアメリカ軍に果敢に臨み、一旦は水門橋を破壊するが
アメリカ軍の物量作戦によって水門橋は再び奪還され応急処置が施され、さらに援軍も到着する
 
第7中隊ら中国人民軍は、囮作戦と身を捨てた攻撃で二度目の破壊戦略を企ててついに伍千里中隊長の決死の作戦で、再び水門橋は破壊されるものの
この戦闘で伍千里中隊長は戦死してしまう、そのためかは分からぬが第7中隊も全滅の憂き目に合う
そして戦果報告に集まった人民軍たちは指揮官に戦果報告する中
第7中隊生き残りはたった一人
彼は誇らしく第7中隊伍万里と名乗るのであった
たった1名の第7中隊に指揮官は・・・
 
確か前作のオープニングでは伍千里が兄の百里の戦死遺骨を家に休暇を利用して持ち帰るとこから
本隊に復帰する時に弟の万里がついてきて無理矢理第7中隊の一員になってお話が始まりましたが
前後編のラストは三男万里が次兄であり中隊長の千里の遺骨を持って故郷に戻り映画は終わる。
 
まぁ度々この文章の中にも前作の中にもプロパガンダが過剰に含まれているのは仕方ないんですが
前後編合わせて300分以上の映画を作ってしまう中国の国力には本当には驚嘆しかない
 
2022年製作、中国映画(日本公開作品)
ツイ・ハーク監督作品
出演:ウー・ジン、ジャクソン・イー、チュー・ヤーウェン、リー・チェン、エルビス・ハン
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少林寺 無敵の鉄線拳

2023-03-10 17:08:36 | アジア映画
ルイス・ファン主演で少林寺って言ったら半年後くらい前に見た「少林寺 怒りの金剛拳 」っていうのがありましたのでその俗へかって思ってレンタルしてきましたら
配給会社も違ってただ“少林寺”が偶然ついただけで全くの別物作品でした
いつも中国語映画の時に書いているんですが
 
中国本国ではシリーズ作品とか順番もなんもなくいろんな日本の配給会社がそれぞれ自分のとこだけでリリースするから見る方は戸惑うこと必至ですよね
で本作品も”少林寺“に関しては
主人公の幼少期幼なじみの白兄妹が街のお金持ちのドラ息子に虐められているののを見て
クンフーを少林寺っで学んではお前たちえお守るんだっていうことで、オープニングで稽古して直ぐに大人になって故郷に帰ってくるっていうだけでしたねぇ
原題が「鉄線功夫拳」ッテありましたから少林拳っていうよりか邦題の副題が本題っていうことだったのね
 
で故郷に帰る途中で主人公の梁坤は二人の剣士を助けると酔拳の達人の蘇長老と知り合い
武道の統一を私的に利用して悪行を重ねるものをやっつけることを依頼させられるが日兄妹が心配dr断る
故郷へ帰り幼馴じみ白筱と再会しその美しさに志惹かれる梁坤であったが、町のお金持ち胡青雲のドラ息子大海も白筱におかぼれしており何かと仕掛けてくるのを撃退していく中で胡大海と梁坤の戦いだけでなくなんと武道統一を私しょうとしていたのが胡大海のは父親だったってことがわかるものの
なんと大海に白兄妹が殺されてしまい
 
胡に腕の違いを見せられた梁坤は自ら鉄の腕輪を身に着けた“鉄線拳”を完成させ胡に復讐を誓うのであった・・・
ルイス・ファンのアクション俳優としての技は相当なものですがただそれだけで主役としてっていうか役者としてのは華がちょっと足りないのが玉に瑕
 
2022年製作、中国映画(日本未公開作品)
クワン・ヒン・ガン脚本・監督作品
出演:ルイス・ファン、サイ・ミール―、カンティー・ラウ、チョイ・シウキョン、エドワード・チュー
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女神の継承

2023-03-09 17:02:19 | アジア映画
尺が131分もあるのに加えて内容が実に濃いっていうか前半は“ん、これはタイ版エクソシストやな”って見てたらなんとクライマックスでは滅茶苦茶なカオスな悪魔祭りに豹変しての大殺戮オンパレードに
見終わって完全に疲れ果てさせられた作品だったし
どうしてこうなるんだって言う言う疑問を与えないこっちの頭を完全にゴチャクチャにさせてくれてしまうこの映画のエネルギーは一体・・・


そうオープニングはタイの大自然を活写しつつこの仏教国の仏教の始まりはアニミズムから誕生したって言うことを見せといて
そう日本は神道としてアニミズムから発祥したものが他国っても中国から仏教が入り目に見えないアニミズムより仏を崇める仏教に神道は吸収されて神仏習合になって行ったものが
タイではアニミズムから仏教が始まっていたように描かれていたとこは引きつけられてそのまま巫女の世界観もすんなり受け入れてしまえるんという
映画の語り口がうまいですよね
巫女っていう存在がある意味この映画では重要なファクターになってるから

で、お話的にはいわゆるホラー映画の定番的な良くある悪魔付きなものと思わせといて
そうそんな悪魔に取り憑かれるのが若いお姉ちゃんていうのも定番中の定番で
取り憑かれたお姉ちゃんがとびっきりの美女っていうのもわかっていらっしゃる
 
そうなんですね悪魔にとりつかれたから勤務先でファックしちゃうまで
全裸の男女がバックファックシーンで激ピストンって
ここのシーンがR -18のレイティングに指定されてるんですね
映倫さんの規定ではシミュレートでも全裸で男女が腰接してるとR -18指定になるっていうのを最近わかってきてますから
このワンシーンだけでR指定ですねぇ
このお姉ちゃん他のシーンでもオッパイペローンですが
仏教国のタイでもこう言ったシーンがOKっていうのも時代ですかねぇ
 
ってことで映画の内容がこのあとエクソシストからスプラッター系の作品に何故か変貌していくんですね
もうなんでもアリな映画に後半は変貌して行きます
こう言った変化に娯楽映画としてエログロを徹底させて描き切った点に関して拍手を送りタイ
どうせやるなら、いくとこまで行くっていう潔さが画像のグロさに比して気持ちいいんだよね
いわゆる怖がらせて終わっちゃうようなのはどこにでもあるホラー作品
この映画の面白さはそう言った普通さを超えた点にあるんでしょうねぇ
さらに悪魔払いするであろうとこっちが見ていた巫女を悪魔払いの前日に殺し
さらにその師匠スジのお方も悪魔払いの儀式の途中でコレまた殺してしまうといった形で
ラスト全てを我々にぶん投げてくるというこの終わらせ方
あとはこっちでっていうことですか
こういうエンディングは大好きですね

切り口の違う記事はコチラ
 
2021年製作、タイ・韓国合作映画(日本公開作品)
ナ・ホンジン原案・製作作品、
バンジョン・ピサンタナクーン脚本・製作・監督作品
出演:サワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、シラニ・ヤンキッティカン、ブンソン・ナークプー
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オーディン 斬鉄剣

2023-02-24 17:06:36 | アジア映画
最近多い中国の時代劇ファンタジー作品
結構仕掛けっていうかCGとかワイヤーアクションが多い実写版ですから尺が短いのは仕方ない事でしょうねぇ
この作品シネマート新宿の<のむコレ2022>で上映された一本だったんですね
 
原題は「鎮魔司」って事で朝廷に仕える魔物退治の兵士って事で
どうやらそのパイロットとというか第一作目でシリーズ化的な終わり方をしていましたが
中国映画は配給会社が違って輸入されるから、果たしてこのシリーズをしっかり拾っていけるかは不明なのがちょっと不安要素ですね
 
ショウ・シンは、百獣を操る蛮族の趙侵攻により父が殺されたことから。
カコウイとカムジョウの3人で鎮魔司の部隊に配属され蛮族討伐の任務に就くことになるものの、なんと獣を妖魔術として扱える蛮族に隊長もろともに返り討ちに遭うのだが
シンは蛮族の王が持ってる剣に見覚えが・・・
そうその剣はシンの父親の斬鉄剣だったのだった
剣の腕が強いシンはその剣を奪おうと蛮族に潜りこむことで、自らの過去を知ることになる
そうかつて剣豪とうたわれたシンの父親は、天下を太平に導くため蛮族との和睦を結んだが、朝廷は蛮族を支配するため、シンの一族を処刑し再び戦争を始めたのだった。
 
一族の生き残りシンは父の斬鉄剣を手に仲間と共に強大な敵を相手に戦うことを決意して
なんとかCGの獣たちとの戦いに関してシン自体が妖術を持っていてなんと白髪の武人に変身できるんですね
この戦いに勝って朝廷からさらに新しい任務が与えられるとこで映画は終わるから
完全に続編ありきですよねぇ
こう言った作品では右に出るものもいない中国映画の発達はじつに素晴らしいし
コレは個人的にも楽しめる作品だった
 
2022年製作、中国映画(日本公開作品)
フオ・スイチアン脚本・監督作品
出演:ワン・ルオジア、ジアイー・グオ、ハー・ランドウ、グオ・ムハン
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ハーティー 森の神

2023-02-20 17:41:10 | アジア映画
兎にも角にもインド映画は実に長い、ほとんど今まで見てきた作品全てが二時間超えの作品ばっか
映画大国ですからこれくらいのは長さでないとお客さんが満足しないんだと思う
そこいくと同じくらい映画大国であっても中国は80分前後の作品が多くて助かる
って言うかこの作品もなんと161分の長尺、2時間41分とほぼ3時間弱
まぁ最近はインド映画でも主役のヒーロー、ヒロインが突然プロット無視して歌い出したり踊りだしたりって言う作品ではないものも作ってるようで
この作品もそう言ったボリウッド的なサービスもなくて161分はちょっと長いんだけど
もちょい短くできないもんですかねぇ
 
物語はインドのどこかの森林地帯を舞台にして、そこで象と共に暮らすスミトラナンダンと言う象と共に暮らす主人公の森林が
なんとリゾート開発されるってとこから始まる。
ある日、彼の元にリゾート開発の連中が無断で測量にやってきて木を伐採し始めたために象といっしょに追い返したものの
この森林地帯は祖父の代から彼が受け継いできたものだったが
やってきた土地開発会社のものになっていたのだった
 
主人公は慌てて都会の登記所に向かうが登記書類は改竄されてリゾート会社の名義になっていて、彼が訴えを起こしてもその決定は覆らなかっただけでなく
リゾート会社は環境大臣の意向も受けていたりで主人公を裁判の末に精神病としてる3ヶ月隔離施設に入れてた
その間に開発地を象が入らないように壁で囲ってしまったそこには重要な象の水場があったのだ
 
それに加担したのはもう1人の主人公で都会に暮らして見世物にしてる象使いのシャンタンで、村人たちも塀の建設には象が村を抜けるために住めなくなると反対派運動を起こすものの
その抵抗運動は警察署長によって弾圧されてしまう
ってことでインド映画ってことなのか善人は徹底した国家権力によって弾圧され国家権力の手先の悪は徹底した悪党としてわかりやすい構図になっているんですね
権力が環境を破壊する悪の手助けをしてる
権力を嵩に徹底して人民を虐殺して憚らない
ある意味一時代前の映画プロットで構成されてる作品だった
 
象使いも自分の象が殺されたのと村の娘で権力に逆らう武装集団の娘に象使いが一目惚れして反権力に目覚めたりと
じつにわかりやすい作品でしたねぇ
 
まぁ最終的には権力が民衆の力になり負けるって言う単純明快なシノプシスではあるものの
そこは娯楽映画ですから環境破壊をテーマに据えてはいるのですが悪に徹底ぶりな民衆殺害っていうか大量虐殺が実に凄まじいのに対して
主人公側の殺しが少し足りないのが何ともな作品でしたかねぇ
象は全てCGだった思われるんですがインドもIT国家ですから、そのクオリティの高さは感嘆に値する
 
2021年製作、インド映画(日本公開作品)
プラブ・ソロモン監督作品
出演:ラーナー・ダッグバーティ、シュリヤー・ピルガオーンカル、ゾーヤー・フセイン、プルキット・サムラート、ラジヴ・ヤクル、アナント・マハラヴァン、ラグー・バブ
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パイレーツ・ウォーズ デッドエンドの航海

2023-02-19 17:16:46 | アジア映画
中国映画の海賊映画だって思って円盤回したら
えっ!?SF?って言うようなオープニングでした
もう地球に似たようなパラレルワールドで展開される海賊ファンタジー作品でした
大砲に銃に剣と海賊が活躍するお話

って言うのもこの惑星実はほとんどが海に覆われた惑星で、主人公のルオリーは赤ちゃんの頃、箱に入って海を漂っていたところ海上警察に拾われ今日若者に育って、警察業務に携わっており今日も海賊を取り締まるため、海賊王北海閻羅と海上警察との船団が体型を作って戦闘を始めるオープニングがすごいアクションでして
船と船とのはぶつかり合いのCGがお手のものの中国映画
大砲の弾が着弾し人が船から弾き飛ばされる素晴らしさ
中国映画ここにありって言うような作品でした

その主人公が子供の時に唯一身につけていた羅針盤に”新大陸”と刻まれており、この戦闘で新大陸が記された地図を見つけたルオリーはその新大陸に向かうことを決心するが、
その途上には怪物がひしめく死の海を通らなければならない
そこで、”海語”を話し、魚を操ることのできる海姫と呼ばれる海賊の王妃の手を借りることにしたルオリーたちは新大陸を目指し船団を組むことに
その新大陸には無限の財宝が眠るとされ、北海閻羅ら極悪海賊たちもまた新大陸を狙っていたため
艱難辛苦の末に無人の島を見つけたらそこは新大陸ではなく一緒に連れてきた博士のは研究所だった
そこに財宝を狙って北海閻羅が現れて・・・

中国はもう映画でもある意味ハリウッドを超えた作品を作り出すだけの力を得たようで
それは国内だけででも14億のパイがあることからきてるようですね
この力量でインド映画とも人口の面でも拮抗して発展してる相互作用ではあるようですが
コレで韓国みたいに国策で映画を世界戦略にしてくると完全に世界制覇できる力を備えてきてるようですね
まだまだ国内用の作品を作ってるだけですがその方向性を国際的な方向に向けたら怖い存在になるんだろうな

2021年製作、中国映画(日本未公開作品)
ホー・ジャナン監督作品
出演:ヴィン・チェン、リウ・メイトン、シュエ・イールン、レン・シュエハイ

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1950 鋼の第7中隊

2023-02-11 17:39:51 | アジア映画
朝鮮戦争で中国軍っても人民解放軍ですが、八路は台湾に追われて、アメリカに占領されてる日本と八路軍が活路を見出した台湾を米軍の兵站部にして
朝鮮戦争における北朝鮮軍は金日成とソ連軍との関係からなんと38度線を超えて韓国軍はなんと仁川まで追い詰められたものの
ソ連が手を引いたことから中国に頼らざるを得なくなった1950年6月から
仁川に連合軍として上陸した当時日本に駐留していたダグラス・マッカーサーが米軍を参戦させて圧倒的軍事力と兵器によって38度線まで北朝鮮軍を押し戻して
それだけでなく感謝祭までに戦争を終わらせると言う勢いで38度線を超えて進軍してきたため
 
共産主義の脅威と感じた中国が圧倒的な人海の戦力で北朝鮮に遊軍として参戦してきた
ちょうどこの映画はそんな時の米軍と中国人民解放軍との初戦闘を描いた長津湖の戦い”を描いたなんと三時間弱のの長尺戦争映画
 
そういやちょっと前にも中国の視点で朝鮮戦争の1953年7月の”金城の戦い“である金剛川に掛けた木造の橋を巡る中米のの攻防戦を描いたこれも2時間半の尺の「バトル・オブ・ザ・リバー 金剛川決戦 」と言う中国お得意のプロパガンダ映画を見ていますが
期せずしてこの作品も「バトル・オブ・ザ・リバー 金剛川決戦 」同様な3人の監督がそれぞれのパートを監督し一本のの映画にまとめた作品でしたが
この作品モロなんとツイ・ハーク、チェン・カイコー、ダンテ・ラムの3人が映画で描かれる三つの戦いをそれぞれ演出してるいっぽんの作品二まとめあげた作品となっておりますが
そしてさらにこの「1950」には続編迄作られて二本とも日本ではなく劇場版公開までされてるという作品でした
 
この三本になんとウー・ジンとイー・ヤンチェンシーが出演してるんですが「バトル・オブ・ザ・リバー」とは全く違う役でしたが・・・
まぁこんにちのアメリカと中国のある意味冷戦状態の関係を見てれば中国がこう言った作品をプロパガンダとして作りたかったっても意味はよくわかるけど
ツイ・ハークもう一時はアメリカで映画をつくっていたのに、今では完全に中国政府の代理人見たいな立ち位置での映画を作ってるひとになってしまってつけども
映画作家として脳では落ちてないのはなんともですが・・・
 
中国の人海術によって米神以外の西洋人をも多数集めてちゃんと英語中国ごとダイアローグもしっかりと分けて使ってるし
ハリウッドでもこんだけの人海作戦で戦争映画映画は作れないでしょうねぇ
毛完全にアメリカを呑んでかかって一歩も引けを取らない中国野恐ろしさをもう知らしめてくれてる映画だと言ってもういいだろう
よせてr陣地HDD守って凍死してるんですが凍りついた中国軍兵士たちの姿遠見せつけられると中国野恐ろしさを思い知らされる
 
プロパガンダは仕方ないとしてもいいこんだけのの作品を作る中国自体があらゆる意味でやっぱ末恐ろしさを見せつけられた哉
さて来月には続編「1950 水門橋決戦」のDVDがリリースされる
また見てしまうんだろうな
 
2021年製作、中国映画(日本公開作品)
チェン・カイコー、ツイ・ハーク、ダンテ・ラム監督作品
出演:ウー・ジン、イー・ヤンチェンシー、チャン・ハンユー、ドアン・イーホン、チュー・ヤーウェン、フー・ジュン
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