円盤をプレイヤーにかけるまで中国映画だとは知りませんでした。
いや、中国映画にしてはアクの強い作品でして、主人公がまずは盲目になるまでの法廷での銃撃戦が凄まじい
もうオープニングからモニターに釘付けされてしまいます。香港が多分に入ってきてないようでCGでの着弾の血飛沫が激しいのと、ワイヤーとスタントマン使わずに男女優さん共に己の肉体だけでアクションシーンを演じられていたようで
ってのはエンドクレジットでのメイキング的な映像から窺えました
まずは組織のボスが捕まり、その裁判の最中に法廷での銃撃戦を皮切りに
法廷外の警備を任された主人公の警察機動隊の隊長ドン・グーは、単独で法廷内に急行するが、その襲撃を企てたのは組織のボスに恨みを持つレドとシーナだった。激しい銃撃と格闘の末にレドを殺し現場を制圧したドン・グーだったが、その代償に視力を失ってしまう。
ドン・グーに夫レドを殺されたことに恨みを持ったままシーナは捕まるが
法廷内は警官の管轄外だったことと組織のボスや判事たち全員の死亡の責任を取らされてドン・グーは警察をクビにさせられてしまう
法廷で組織のボスを殺害したシーナとドン・グーにこれまた恨みを持つボスの息子と
物語は主人公が警察をクビになっても、夫と父親への復讐が複雑に絡みあってゆく展開を繰り広げていく中でシーナは脱獄する・・・
そして知ってか知らずかドン・グーの一人娘が組織に拉致されて人身売買の商品にされてしまい
そして知ってか知らずかドン・グーの一人娘が組織に拉致されて人身売買の商品にされてしまい
なんと警官に化けたシーナとドン・グーは敵味方で復讐の相手ではあるものの組織のドンの息子を追って共闘していく
そう主人公は目が見えませんからシーナって気づかないものの聴覚が人一倍発達しており
体幹の衰えもなくきちんと盲目でのアクションシーン満載の映画でした
ってことで、敵の方にも女丈夫がいたりということでガーリーアクションも楽しめる
さらに重機関銃やら手榴弾まで飛び交って大迫力の銃撃戦と格闘戦のオンパレードで一時もモニターから目を離せないから実に107分の尺が短く感じられる中国アクション映画でした。
一瞬も目が離せないほどのアクションシーンの連続の
ちょっとした端々に警察署長のコメディリリーフが箸休めになっており、これまた映画のハーモニーとしてモニター実によくできてる作品でしたし
殺しや格闘技のエグさもスパイスとして丁度良い塩梅でしたねぇ
とにかく見応えがありで楽しく最後の伏線回収まで含めて見てられた
プロットとしては複雑な人間関係での復讐劇としても、さらにヒロインであるシーナの背負った悲しい過去や、父を信じる娘、娘を信じる父の絆とか
ドラマパートの方も丁寧に描かれてた作品でもあったのかな
2022年製作、中国映画(日本未公開作品)
フオ・スィチアン監督作品
出演:アンディ・オン、ヤン・シン、ワン・ハンヤン