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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ジャイアント・スパイダーズ 巨大クモ群団の襲撃

2022-11-17 17:26:59 | アジア映画
これも中国映画です
いや私実は蜘蛛が苦手でして、それはどんなおっきさでもリアル蜘蛛でして
映画の蜘蛛は大丈夫って言うのも作り物って割り切れているから
いや大中小極小とCGの蜘蛛のオンパレードですが
この映画”ジャイアント・スパイダー“ってあるもののモンスターパニック映画ではなかったんですね
 
パタゴニア砂漠にある生物科学研究所では遺伝子工学によって
多分生物兵器かなんかの研究施設かなんかの作りあげた巨大蜘蛛が脱出して
研究所所員を血祭りに上げていき
連絡不通になったために、国家的危機ということでチェン博士と彼を護衛する女性型サイボーグのクーが研究施設への救助に為に
“世界救済支援機構(WRO)”に応援要請に来て、特殊部隊のガオ隊長と8人の隊員が
生存者の救出とデータの回収のため砂漠の施設に向かう
 
途中で蜘蛛の糸に巻かれた研究所員の木乃伊死体を見つけその体内に巣食っていた数千匹のちっちゃい蜘蛛に襲われた
銃で応戦する派手な映像と蜘蛛の大群が茶々茶々茶って襲ってくるもののCGですから蜘蛛のは動きが一律でしたねぇ
そんな中隊員の一人が蜘蛛に刺されて卵を植え付けたれて後5時間で体内で孵化して内臓から食い尽くされるとかチェン博士に診断されて施設に急ぐものの・・・
施設のは周りにはテロリストたちが群居しており
 
まずはこいつらとの銃撃戦です
蜘蛛とのテロリスト殿戦いで数万発くらい銃弾使ってるはずなのにこの特殊部隊員アサルトライフるのリロードシーンも全くなくどこに弾倉や弾丸持ってつのか目を皿のように支店長見てましたが
そこいらかなりルーズでしたねぇ
 
正面突破してなんとか施設にに入ると中は蜘蛛の巣だらけ
中には大中小のは蜘蛛がまさに文字通り蜘蛛の子を散らすように襲ってくる
研究施設のは所長さんが蜘蛛と同化していたりと
蜘蛛と特殊部隊との一方的な銃撃の戦いですが多勢に無勢一人また一人と兵士は死んでいくものの
最初にヒルだったサイボーグ護衛の姉ちゃんもそんな活躍見せずに
この期待感はなんだったんだいう体たらく
 
まぁなんとかデータ本回収して隊長と教授とサイボーグ姉ちゃんがなんとか施設の外に出られて・・・
なんと蜘蛛は施設に置きっ放し
で終わっちゃう映画
普通の蜘蛛の集団に縦断浴びせても一発で一匹って効率悪いし機銃掃射ですから無駄弾もあるじゃないですか
そこいらなんか虚しさを感じさせられた映画ですがパニック映画でなかったのが意外でしたな
 
2021年製作、中国映画(日本未公開作品)
リー・ヤードン監督作品
出演:ユー・ロングァン、スー・ユーチン、チョウ・ハンユァン、リー・シャオアイ
 
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レジェンド・オブ・キングダム 失われた楼蘭王国の秘宝

2022-11-14 17:44:29 | アジア映画
本当にどうしてこんなに中国映画のDVDリリースが多いんでしょうか
一時期ロシアの第二次世界大戦の作品が多く輸入されていましたが、ウクライナ侵攻を機にでしょうか最近全く影を潜めて
中国のファンタジーからカンフー、さらに歴史ものにディザスターパニックから銃撃アクションともう幅広く輸入されて気づいたら韓国映画が駆逐されてる感じ
TVドラも韓流に負けず劣らずで華流作品が目白押しですよねぇ
 
さらにファンタジー作品の数々もこの映画も邦題にほとんど”.レジェンド“って必ずついてるんですが
輸入会社の宣伝部も芸がなさすぎっていうか
有り余るほどこっちも見てるんでどれが見た作品で、どれが見てない作品かって
レンタル屋さんの店内で迷ってしまいますがな
もう少し邦題にも注意を払ってほしいんだけど・・・
各社ライバル関係だし邦題は先に付けたもん勝ちでしょうからねぇ
 
紀元前から7世紀頃まで古代シルクロードの要衝として栄えたと言われてる幻の王国楼蘭、
その楼蘭には三つの秘宝が眠っているということで
中国の考古学者ウーは遺跡の調査を進めるが、その費用は中国ではなく外国資本だもんだから発掘したお宝は全部国外に搬出されるということに義憤を禁じ得ないウー。
外国資本に向かって”中国で出土されたものは中国の文化遺産だ“なんて言っても全く相手にされない
だって彼の指導教授自体諦めてるんだもの
そんな外国資本たちと秘宝を巡って対立していたウー
 
ある日、発見した秘宝の一つである鏡に美しい聖女が映し出される
それは千年以上の時空を超え、楼蘭王国の姫と現在のウーとを繋ぐ魔法の鏡だった、その姫との交流の中でウーは楼蘭王国は未曾有の天災に見舞われてることを知る。
それだけならまだしも楼蘭の国王の弟が三つの秘宝を悪用し、闇の世界から幽霊軍団を呼び出して王国を破滅させようと目論んでいた
 
ウーは現代の知恵と知識で姫を助け、王国の滅亡を止めようとするが、なんと幽霊軍団が現代にも襲来してきて
冒険活劇ファンタジーとしては軽〜く見られるたった70分の作品
個人的には1000年の時空を超えての交流というのは
あの韓国ドラマは見てませんが、それを日本でリメイクした「シグナル」を思い出させましたが
 
こちらは1000年の時空を超えてなんと天使の墓でして出会うという恋物語でもあるんですが
さほどアクションもなくて
老人となったウーは再び楼蘭遺跡に現れて自分が送った詩を見つけるとこで終わるのね
尺が70分って私の愛してやまない”日本統一”などの任侠ドラマの尺とほとんど同じで気軽に見るには丁度いい尺なんだって最近気付いておりまして
個人的に映画は90分ていう私の持論も崩れかけているんですよね
 
2021年製作、中国映画(日本未公開作品)
リウ・シェンティ監督作品
出演:リウ・チャン、サイ・ミール―、ワー・アー
 
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少林寺 燃えよ洪拳

2022-11-11 17:37:35 | アジア映画
これまた中国映画、題名が示す通りカンフー映画であるが
少林拳門派の一つである"洪拳"を誕生させた洪熙官を主人公にしたカンフーアクションのフィクション映画です。
そう昔はカンフー映画は香港映画の専売特許でしたが
今では本土がカンフー映画を作る時代になってしまった
つい最近も吉行由実さんが7、80年代のゴールデンハーベスト作品を懐かしまれて自らピンク映画で「人妻ドラゴン 何度も昇天拳 」なるなんっちゃって映画を作られていますが
最近は本土で作るカンフー映画もそれなりに見られる作品を作ってくれてますよね
何せお金があるからねぇ
 
舞台は1669年。泉州少林寺は“李自成の埋蔵金”を狙う朝廷によって兵に攻められて門下生は師匠とともに壊滅状態となるところに洪熙官が駆けつけたが
高弟の一人に裏切られた水に毒を仕込まれての壊滅だったと一人生き残ったのは世玉だけ
虫の息の師匠に埋蔵金の在りかを指し示す地図を託された洪熙官は追っ手から逃れるため、世玉を連れて少林寺を旅立つのだった
 
朝廷と裏切り者の高弟に追われて旅を続ける洪熙官と世玉は朝廷に両親を目の前で殺された小魚という娘を助けて追っ手から逃れるものの
さらに白蓮教なる不思議な宗教集団にも命はを狙われて・・・
行く先々でこの三つ巴の追っ手と戦いつつもう1人女を救い
こっちから見るとこの洪熙官を演じてる役者さん、カンフーアクション俳優として体は動くもののさほどいい男には見えねども
 
なんと2人の女に想いを寄せられてしまう
恋とカンフーアクションの二本立のシノップスになっていく中で朝廷軍を倒し
裏切り者の高弟をも倒して最後に白蓮教の教祖との対決遠迎え
洪熙官乃前に現れた白蓮教の教祖はなんと・・・だったっていう思いもかけない人物だった
ってのがオチでしたが
最近7、80分の中国ファンタジー映画に慣れ親しんでる自分にとってはなんと94分の尺が実に長かったような・・・
 
2021年製作、中国映画(日本未公開作品)
ヂャン・ディツァイ監督作品
出演:グ・シャンウェイ、ヂャオ・ウェンヂュオ、ヤン・ユンラン
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クラウディ・マウンテン

2022-11-08 17:00:00 | アジア映画
これも中国映画でした。中国版ディザスタームービー
かなりの迫力ではあるんですが、そこは中国映画ですから随所に中国万歳みたいな、人が死ねばって主要人物ですが・・・そこはプロパガンダになります。
 
まずは本編が始まる前に公映許可の映像が流れて、いつものように制作に関わった映画企業やスポンサーのロゴが映し出されるものの
その中に“中国鉄建(CRCC)”の今まで見なかったいわゆる日本で言うとこの旧国鉄というか中国鉄道事業団ですよね
 
そのロゴが示す通り中国の国内から特に辺境の地にある少数民族の地に高速鉄道を通すお話
10年かけて辺境の山岳地帯に鉄橋をつくり山を削ってトンネルを掘削してきて
ついにこのトンネルが貫通したら後はレールを敷くだけで
って言った時
ってことで映画は始まる
 
どうやら山峡地帯のに地質が画像診断によるとカルスト地形のようで実にやわい地盤みたいで
主人公のこの工事に携わる地質調査の専門家が再度トンネル工事現場の地質調査に現れたとこに掘削トンネルに発破かけると地層に亀裂が入り、あちこちから湧水するんです。
トンネル内に溜まって行く水をどうするか?が急務で地下層に空洞があると判断しそこに発破かけて水を一応引かせるが・・・
オープニングから緊張と迫力あるシーンでの掴みに一気に持っていかれるんですが
 
一応最初にディザスタームービーって書いたんですが緩い地盤に発破かけて山々が崩れてと言った作品
鉄道会社は10年の結晶のトンネルを守るために山々を爆破してトンネルを鉄橋を守ろうとするが・・・
そうなんです今作は地盤崩落でトンネル内に閉じ込められてそこからの脱出劇ではなく、如何にトンネルを守るかそのためには近くに住む少数民族が犠牲になるという二者択一
専任管理官はトンネル死守を躊躇なく選択する女性管理官
 
そうなんですねぇ、工事責任者も工夫もみんな鉄道兵って呼ばれていなしたねぇ
中国での鉄道工事とか事故処理の速さは彼らは兵士だったんですね
規律と行動力は皆兵士だったから規律の中での行動ですから仕事が早いんですね
今作ではそこが目から鱗でした、そう鉄道兵っていうところ
 
まあ山から水が地滑りが地割れが起きて主人公のお父さんが乗ってきたバスが地中に落ちてバスに乗った人を救出しつつ山に閉じ込められた民間人を
息子である地質調査の主人公とその恋人が外から
山のに室に閉じ込められた人を主人公の元鉄道兵のお父さんとの三人で救出するというお話だった
ってことでこの父親自体も定年退職した鉄道兵だった人だから山に精通していて・・・
 
時間経過とトンネルを守り抜こうとする管理官と人命救助の三人との葛藤のお話をスケールデカく
次々に問題化されていく山の変化に山内の室に閉じ込められてる民間人の命はっていう随所にプロパガンダを盛り込んできて
やっぱそこは中国だなぁって思わされますが・・・
 
前半の次から次へと災害が起きるところはCGのお陰で面白かったけども、後半の脱出劇になってからは父と子の昔からの因縁の葛藤劇になって映画としてのテンポ悪くなってしまった
案の定お父さんは命を落とすし、って落ちていくお父さんはスローで敬礼しながら落ちていくというプロパガンダには苦笑するしかなかったけど
管理官はトンネルより人命をとるとの決断を最後に下すという普通のお話に成り下がって行ったのは仕方ないんでしょうが
そこは中国ですから人命より国益をとってしまうっていう方向に向いてもよかったって思ったのは私だけ?
 
管理官はいいとしても主人公の彼女役にもう少し美人女優使えなかったかなぁ
 
2021年製作、中国映画(日本公開作品)
リー・ジュン脚本・監督作品
出演:チュー・イーロン、ホァン・チーチョン、チェン・シュー、ジャオ・ジュン、
チェン・タイシェン
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トレマーズ 砂の王国

2022-11-05 17:10:45 | アジア映画
ケヴィン・ベーコンから始まった地中怪獣と戦う「トレマーズ」シリーズの最新版がリリースされたんだって言う軽〜い気持ちでセットレンタルに組み込んできたんですが
映像が始まったら(そうなんですこの作品製作会社のロゴなしでいきなり本編映像からはじまるんです)なんと中国漢字でのクレジットが出てきちゃいます
”え?中国映画なのか“ってわかっても後の祭り
ってことであの「トレマーズ」シリーズとは全く関係ない中国産の冒険映画でした
 
地中虫“トレマーズ”によって地球は砂漠化して砂の中には幼卵虫、幼虫、蛹虫に成虫といろんな成長段階の虫に人類が襲われる
人類は滅亡の一途だし
地球は全て砂漠化の近未来の時代
生き残った人々はオアシスという虫から襲われない桃源郷があると言うことで
泥棒のマー・ボーは、ギャングに捕らわれて死にそうになるところに砂嵐に襲われて
 
ギャングを雇っているのは企業の社長さんを動かした生物科学研究所のリウ・ドンと言う男
砂嵐の後には体についた幼卵虫を振り払わないと肌から体内に入り中から食い荒らしていくと言うことらしい
逃亡中の特殊車両に乗った親子三人と出会い砂嵐で動けなくなった特殊車両を直してもらいみんなで一応オアシス目指して行こうって中で
 
これら人間たちがそれぞれの欲望とか色々とあって殺し合いをしていくと言うお話にジャケットにある母虫が追いかけてくると言う
まさに人間同士の殺し合いが実はメインとなってて・・・
最終的には登場人物がオアシスに着く前に全滅していくと言うお話
こっちはオアシスはないと見てましたがラストオアシスの救助隊のクルマだけが出てくるものの子供一人除いての滅びの様を描いていくのには好感持てるプロットだったんですが
 
突然、人類が捨て続けた分解できないプラスティックゴミがあの怪物たちを生み出したって博士が言い出して“全ては人間の自業自得じゃ”と言うことで
虫の食物は人間ではなく、人も食うが主食は人間が無闇に廃棄していたプラスティックで未来永劫2500年はプラスティックは土に帰らんよって言うことで
なんと廃棄プラスティック環境問題の映画になると言う
完全に人を食った映画テーマでした
 
2022年製作、中国映画(日本未公開作品)
シア・バンチャン脚本・監督作品
出演:ワン・ツィイー、タン・イーヌオ、リャオ・ファン、イン・ター
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ダンジョン・オブ・ドラゴン

2022-10-27 17:29:03 | アジア映画
相も変わらずの中国冒険映画
時は近代ですね、銃器とか兵隊さんとか出てきましたが
いわゆる宝探しと謎解きの中国版インディ・ジョーンズ的というような作品ですが
こう言った作品としては単発の主人公のお話になってます。
 
「日本統一」のような日本のVシネマ程度と同じ70分強の作品ですのでサクサクって進んでいきますので
オープニングでは宝探しに至るまでの梗概をナレーションで処理してくれていました
親切というか何でしょうというか
そのナレーションによると
およそ千年前占星術師の力を借り、万奴王を封印した一族は、千年も前から代々呪いの地下宮殿を守っていた。その宮殿内には”不老不死“の秘宝が隠されているという。これまでも多くの探検家が”不老不死“の秘宝を求め、この地下宮殿に挑んできたが、誰ひとり地上に戻ってくる者はいなかった・・・と、
 
軍のリー・ユーフェイ少将はその“不老不死の秘宝”を求めて
冒険家のジャン・シャオジー、チェン・イエン、ヤン・リンの3人は、将軍に脅され千年前の秘密を解き明かすために呪われた地下宮殿に向かうことになる。
リー少将は目的のためなら手段を選ばず、罪のない人々の命を奪うことすら厭わない冷酷で残忍な人物のために三人は身の危険を顧みず地下宮殿の奥へと進んで行くが、ダンジョン内には侵入者の命を狙う数々のトラップが仕掛けられてて
って言ういつもの展開
 
そのトラップの趣向で見せる映画ですから弓が飛んできたり、人喰いアリの大群がせめてきたりと少将率いる兵隊さんがトラップの犠牲要員となってるし
このトラップに中国映画界のVFXで見せてくれる
幾重にも施された危険なトラップは誰が仕掛けたものなのかなんて考えちゃいけないただただ彼らが秘宝に近づいていく過程を楽しめれば良い作品
 
この先に封印されているという財宝を見つけ将軍に命を狙われた三人はトレジャーに閉じ込められてしまい
彼らの命は・・・
そして将軍はいかに命を落とすのかを楽しむ作品ですよね
 
2021年製作、中国映画(日本未公開作品)
リュウ・シュウ監督作品
出演:ペン・ユシ、フー・チーウェイ、ヤン・リン役 … チェン・ヤジン、ディアン・ウェイ 
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レジェンド・オブ・ドラゴンテイマー/降龍十八掌

2022-10-22 17:05:47 | アジア映画
あいも変わらずの中国の武侠映画
これって武侠小説金庸の『射鵰英雄伝』の映画化作品だったんですね
 
武林の頂点に君臨する達人たち東邪・西毒・南帝・北丐・中神通の五名の使い手が秘伝書「九陰真経」をめぐって腕を競った華山論剣から20年後のお話
『射鵰英雄伝』は長編であるのと中国人の名前も覚えにくいので読んだことはありませんが
映画配給会社のサイトでは20年後のお話ということからか『射鵰英雄伝』のクライマックスの映画化って謳っておりますが
 
主人公郭靖(かく・せい)が南帝の娘黄蓉(こう・よう)に出会い命を救われることから仲良くなって
って西毒のは息子と黄蓉との婚姻をめぐって
さらにその婚姻は南帝の亡妻が暗唱していた「九陰真経」の奥義奪取の目的であることを看破して
 
南帝は郭靖の師匠たちの仇であるにもかかわらず黄蓉と恋に落ちて
西毒の魔手から「九陰真経」を守ろうとするお話
武道の超人と出会い、郭靖は「九陰真経の大技」を会得しており
「九陰真経」を取得した西毒との対決に臨む勝負をクライマックスのケレンにしているんですが
 
なんと郭靖は脅されて強要された時に「九陰真経」の文言を敢えて違っておしえていたために西毒が敗れるって言うオチだったのね
 
良くわからんけどエンドクレジットで役者さんのクレジットの何人かには名前の後にカッコづけで(中国香港)とか(中国台湾)とか書かれていましたねぇ
文化である映画ではきちんと一国二制度とか守っての交流してるようですが
政治的にはそうはいかないようですねぇ
 
2021年製作、中国映画(日本未公開作品)
ジュ・リンフォン、ディヤオ・ユー監督作品
出演:ガン・イエティン、リン・イェンジョウ、アレックス・トー、ラム・ジーチョン
 
 
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リベンジ・クイーン 封神:妲己

2022-10-08 16:49:55 | アジア映画
相変わらずの中国時代劇VFXファンタジー作品
今月も多くリリースされるようですが、そのうちの一つがこの作品
副題に「封神:妲己」ってありますが、これがそのまま中国の原題でもありまして
いわゆる九尾の狐が妲己の体を借りて、殷(商)の紂王の治世にその美貌と智略を持って紂王をその色香にて自家薬籠中に取り込んだのを
天空から送られてきた妖怪封じ師である姜子牙(後の太公望)によってその野望を挫かれた妲己(九尾の狐)のお話である『商周演義』の映画化でしたか
 
妲己は日本でもその悪女ぶりが伝わっており稀代の悪女には冠詞として妲己の名前がつくようですね、いっちゃん著名なのは“妲己のお百”ですかな
世間を騒がす悪女の代名詞でもある妲己ですが
じつは普通の女の子だった、その死体に九尾の妖狐が乗り移りその美貌と長けた智謀で商の紂王を色香にてたぶらかして皇后の地位を得んと、水仙と大蚯蚓というか蛇というかの妹たちと宮廷を牛耳ろうとするのを・・・
 
オープニングは九尾の妖狐が妖怪たちを束ねる白猿の妖怪袁洪が率いる妖怪軍団によって一族を滅ぼされ、二人の妹と共に囚われているとこに妖怪退治の道士姜子牙が現れ、袁洪と激しい戦いを繰り広げている間に九尾たちが隙を見て逃げるっていう枕のVFXアクションから映像的に映画世界に引き入れられる
そう九尾の妖狐を演じてるジリアン・チョンの美しさが実にこの映画を支えているんですね
 
まさに九尾の妖狐にふさわしい容貌の女優さんでしたが
中国映画特有の飛ぶアクションとVFXでの九尾の尻尾でのCG映像だけでガーリーアクションの体裁ではない作品でしたが
見ててやっぱり自国の神怪作品の映像化には強いねぇ中国映画界
目で楽しむ作品を作る技術はさすがでしたねぇ
 
あと姜子牙を演じてる役者さんが、姜子牙はのちの太公望ってことで飄々とした演技を貫かれつつも肝心の妖怪と自身をつけ狙う兄弟子との対決シーンでのメリハリの付け方の演技が実に良かったかなぁ
73分と短い尺に色々と詰め込み、実に濃い内容の作品となっておりやしたねぇ
 
2021年製作、中国映画(日本未公開作品)
リウ・ディヤン監督作品
出演:ジリアン・チョン、サミー・サム、リウ・ディ
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こんにちは、私のお母さん

2022-09-29 23:37:23 | アジア映画
なんでレンタル専用の画像がないんだろう
もうこのポスター画像だと・・・
昭和60年代に流行した歌謡曲『こんにちは、赤ちゃん』みたいでしょう
って邦題は「こんにちは、私のお母さん」原題は「你好,李煥英」で英題が「HI, MOM」って言うみんな同じタイトル中国原題は母親の名前になってるんですね
ってことで日中国交正常化50周年を祝ってではないですが
期せずして日中の親子関係を描いた作品の連続投稿に・・・
 
時は2001年生まれた初めて口にした言葉が、普通の赤ちゃんの“パパ”“ママ”じゃなくて“ご飯おかわり”だったのって言う18歳のデブJK主人公の思い出噺から始まり
その成長過程ですね、常に学校に呼ばれたり成績が悪かったりで苦労をかけてきたジア・シャオリン
実に小デブで老けた高校生です
見終わって調べたら、母親の実話を元にしてジア・リンって言う監督が自分で脚本書いて、さらに18歳のJKを自ら演じていたんですね
この撮影時ジア・リン監督齢39歳
39のババアが20もサバ呼んでずうずうずしくもJKですぞ
なんと老けた小太り婆さんだって気持ち萎えかけて見てたんですが・・・
 
見終わる頃には慣れていたけど高校生にはやっぱキツかった
母と自転車に乗ってて交通事故に遭い、意識不明の母を前にして数々の親不孝を嘆いて
こんなに母が不幸せなのは自分が生まれてこなければ良かったんだって言う結論を導き出したシャオリンはそう思った途端1980年にタイムスリップしていて
その時代では母はまだ独身で
母と仲良くなって父との結婚を阻止するために母の恋愛に狂奔する20年後の娘の姿をコミカルに描いた作品だった
父親と結婚させないと未来の自分の存在がなくなるわけですからねぇ
 
画風というか画角というか画質ば本当に古い映画のような画風になってて
そうデジタルで撮っているからフィルムのザラついた質感とかテクニカラー的な色彩感でもないんだけど
どこか古い映画を見てる絵質というかそんなものが伝わってくるし
 
今やGDPが世界二位の経済大国中国ではないまだ国民賃金が安くTVも一家に一台もなくまさに60年代の日本とかわりない中国人の日常の中で
お母さんの恋の後押しに奮闘する。そうなんとか自分の父親と会えさせなければ自分は生まれてこないんだって言う恋のキューピッドをやるわけですが
 
この監督芸人さんらしく随所に小ネタを挟みつつ笑わせながら自分が生まれない方向に持っていくという作品ですが
そこはちゃんと収まるとこに収まってしまうわけで子を思わぬ親がいるわけでなく
親を思う子がいるわけでもないわけで
さらにいくらタイムleapしたって歴史が変わる訳でもなく親子のあり方をしっかりと再認識
そうここまで改めてこういう風に見てるこっちを攻められるとあかんやろうって言う映画だった
 
小ネタで笑わさせられてるうちにしんみりさせらる作品だった
39歳の高校生だけは勘弁して欲しかったけど
見てるうちにまわりに溶け込んで世話好きなおばはんがまたやっとるでぇ見たいな感覚になっていっちゃうとこも監督の意図野一つだったのかもしれない
 
2021年製作、中国 映画(日本公開作品)
ジア・リン脚本・出演・監督作品
出演:チャン・シャオフェイ、シェン・トン、チェン・フー、リウ・ジア
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コード/CODE 悪魔の契約

2022-09-28 17:13:41 | アジア映画
個人的には任侠ドラマのライツキューブって言う感覚なんですが
何せ任侠ドラマのリリース本数が絶対的に少ない今
日本とかアジアで埋もれた名作とかインディーズ作品を輸入配給して
DVDのリリース数はそれなりに稼いでいる会社
そんな会社から面白い2016年制作の台湾映画が届きました
 
っていうか最初映画ありきで、この映画のプロットが受けたんでしょうか
映画の続きって言っても映画の主人公は死んでいますから
主人公を変えて群像劇的にTVドラマとして製作して
映画では明かされきれなかった“願望アプリ”の実態が解き明かされていくようですが
ライツキューブではこの映画と同日TVドラマの方もリリースされているんですが
何せ一本二話で月1で全十話を五ヶ月かけてリリースしていくようなので
 
映画見て面白かったのでTVドラマの方も見てみたいとは思うのですが
こう言ったドラマを月1で単発で見ていくのができない性格ですので
全10話リリース完結した時にレンタル店に導入されてたら一気見しようと思っています。
 
いやお話には完全に引きつけられていく作りになってて
銀行での証券業務にあたってるさほど有能とは見えないが一生懸命に生きていて
同僚OLと婚約しているマイケル
今日もみんなの前で課長からノルマ不達成の叱責をうけるマイケル
銀行員って事でインサイダー取引の情報に乗っかり結婚式の資金を注ぎ込んで大損してしまう
 
そんな時金を借りようと電話した金持ちの先輩から願い事が必ず叶うって言うアプリを紹介されて
半信半疑で美女とキスって言う願望を書くとなんとお色気ムンムンのが美女が現れて衆人監視の中でキスしてくれる
願い事が叶ったらその代償としてアプリの要求に応えなくてはならなくて
空のブリーフケースを運ばされる
 
お金を要求して会社での伝票の日付改変とか、書類流出とかいろいろすり抜けてお金が溜まっていくもんだから
着るものやその他生活が派手になり
ついに銀行内で現金輸送車まで襲うような命令を受けるものの
まぁ銀行内でのお仕事ばっかでおかしいと思わないといけないのですが・・・
 
そんな派手になった自分に疑いの目を向けた課長までアプリで破滅させて
自分は課長になってしまう
恋人は昔の彼の方がって言うんですが課長になった途端クルマはなんとベンツに・・・
 
まぁ最終的には自滅していくお話ですが
このアプリの構成までは映画で語られるんですが
誰がなんの目的でっていうのがドラマで語られるという寸法のようで
こう言った隠れたおもろい作品をめっけてくるライツキューブの嗅覚って言うのはいいですねぇ
 
2016年製作、台湾映画(日本未公開作品)
ジアン・ダーウェイ監督作品
出演:ウー・カンレン、エイジー・シェ、チャン・ハン、ジア・シャオグオ、ホー・グゥァン
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