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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

独立機関銃隊未だ射撃中

2024-10-15 20:39:50 | 邦画
今日10月15日は十三夜の月ですね
そんな風流はおいといて、実はゴジラとコングの映画のフライングリリース日ってことで、DVDの他にも買い物があったので二週間振りでもしょうか、都心に買い物にでたはいいのですが目的としていたものが入手できずに
その傷心を癒すためになんと新品でBlu-rayを4本、中古でDVDを4本購入しての予想外の散財をしてしまいました。

ってことで帰宅して植物たちへの水巻きをしてまずは今日のブログの二部のためにこの作品から視聴
東宝・新東宝の戦争映画DVDコレクションとしてディアゴスティーニからリリースされてたこの作品
未だこの当時はディアゴスティーニも厚紙で出版してDVDも市販作品同様のパッケージ入りだったのね

今ではってかこれははじめて告白するんですが今私はディアゴスティーニから「暴れん坊将軍」を33巻まで定期購入しておりますが
今では薄い小冊子に袋入りで裸でDVDですからねぇ
昔録画用に購入していた 5枚入りの生DVDケースで保管してる有様です

閑話休題、
さてタイトルに”独立“とあり佐藤允さんや三橋達也&夏木陽介が出演してるもののアルチザン岡本喜八さんのあの「独立愚連隊」シリーズとは一線を画す反戦映画でして
機関銃が火を吹けば吹くほどの反戦映画だったのね
時は(敢えて昭和とかきますが)昭和20年8月のソ満国境を警備するトーチカ軍のお話
劇中でも広島と長崎にとんでもない爆弾が云々って言ってます8月11、 12日を舞台にした作品だったようで
一応ソ連が日本に向けて敢えて参戦を仕掛けてきたのが8月9日ソ満国境と北方四島に侵攻してきたわけで、これはヨーロッパ戦線が落ち着き兵力がそっちから回せることでソ連は北海道が欲しかったための侵攻だったんですね

そんなソ連が侵攻してきたソ満国境のトーチカ兵士にまで日本のおかれてる戦況が分かるわけもなく
侵攻してくるロシアの目の前の戦車と戦うしかないわけで
実はこれってみんな無駄死にな訳ですよ日本はポツダム宣言受け入れており米軍は沖縄でも戦争やめてるし、本土への空爆もやめており
ここぞとばかり戦火を開いているのは当時のソ連軍でその勢いを止めるために日本にいち早く占領という形で軍を置いたのがマッカーサーだった

まぁ歴史を知ってればこの映画のソ満国境での戦いは無駄死にでしかなかったんですよね
そう言う意味でトーチカを死守して死んでった彼らの姿を見せることで反戦映画となっているんですね
見てていたいたしくなる作品でした。

そんな最前線のトーチカが舞台ってこともあって女優さんが一人も画面にでこないと言うこれまた珍しい作品でもありました

1963年製作、日本映画、宝塚映画作品、東宝配給
谷口千吉監督作品
出演:三橋達也、佐藤允、夏木陽介、太刀川宏、堺左千夫、寺田誠、福田博寿、藤井重俊
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奴の拳銃は地獄だぜ

2024-10-11 17:59:28 | 邦画
邦画の旧作やTVドラマそれも昭和の未パッケージ作品を独自にパッケージ化してくれて
ここのブログでも先月は野川由美子さんの日活仁侠映画「賭場の牝猫 」シリーズなんかもリリースしてくれてて個人的には大助かりのベストフィールドという会社から

今月リリースされたのが東映でいわゆるGHQからのお達し以来チャンバラだめよっていうことっで、時代劇の大御所俳優たちもポン刀を拳銃に変えての潜入捜査官もののギャング映画を作っていた名残って言っていいんでしょうね
東映に二大大御所の一人片岡千恵蔵さんだけは
時代劇制作が解禁されても現代劇にそれなりに出演されており
 
この作品もそんな名残の片岡千恵蔵さんのギャング映画の一本ですので
もちろんモノクロであるわけももなく
またA級作品ということでなんとシネマスコープサイズ
1958年製作ということで、なんと東映の会社ロゴはもう岩礁に波頭ですが
“総天然色“って当時は言っておりシネスコ画面も映画会社名のついたスコープ映画だったのね
 
さらにプッシュしたい俳優さんということで沢山の時代劇俳優さんたちが千恵蔵さんの脇で時代劇口調と背広でありつつもなんと所作が時代劇のまんまで千恵蔵さんとからむ中でさっそうと現代劇調のまんま登場してるのが
このお方文字通りクレジットでは二枚目ですからねぇ、同期の山麟さんも端役で顔も映らない役でして
私など声だけであ、山麟さんがここに出演されたんだって
 
オープニングから山形勲と進藤英太郎が登場してきて二人だけで芝居してるんですが、もう洋服着て刀挿してないだけでどっから見ても台詞回しから所作っていうか行動や歩きかたまで
これって監督も松田定次さんですからねぇ、こんな演出してるとしか思えんくらいのまさかのようふく時代劇
さらに千恵蔵御大も加わってしまうと私の脳と思考が映画に追いついていかんのよね
 
シノプシスは潜入捜査官のお話でこれもまた最初っからネタバレ作品ではあるんですが、健さん自体警察官なのに死んだ同僚の妹を潜入させたり
星美智子さんを中心に堅気の人がアレだったりと
それなりに隠しネタとかあるような作品となっているんですが
実はこのシノプシスはとある千恵蔵さんの映画の焼き直し作品でもあったりして
そんなことがまかり通っている時代でもあったようで
それでもお客さんさんが入ったって言う映画黄金時代末期の作品でもあったのね
昭和33年をピークに観客数が減っていきしまいには斜陽産業とまで言われるようになる時代を迎える前にはこんな映画が量産されていたんですね
俳優陣もう豪華だし・・・
 
1958年製作、日本映画、東映作品
松田定次監督作品
出演:片岡千恵蔵、高倉健、山形勲、進藤英太郎、江原真二郎、片岡栄二郎、柳永二郎、柳谷寛、植村謙二郎、清村耕二、成瀬昌彦、三浦光子、星美智子、中原ひとみ、宇佐美淳也、高木二朗、滝謙太郎、神田隆、沢彰謙、山本麟一、牧野狂介、森健太郎、西家正晃、山本みどり、山村聡 
 
 
 
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賭場の牝猫 素肌の壷振り

2024-10-09 19:07:00 | 邦画
前作「賭場の牝猫」の公開が1965年7月、で、二作目のこの作品の公開が65年の10月っていうことっで
それなりにヒットしてのシリーズ化ってことになったようで
再びというか前作では伊東っていうキャラクターは死んだので今作では新しい浅野という役所で二谷英明さんが登場してきて
前作よりも強めに野川由美子さんとの濡れ場要素も配してのちょっとお色気強めの第二弾となっておりましたかね
 
まぁ前作の続編ということで身をトルコ風呂に潜めた雪子は網走帰りの浅野と偶然出会い
彼の風貌に伊東を重ねてたちまち恋に落ちていくものの
なんと今作では雪子に行き別れた姉がいてなんと天風組の養子となっており
そ乃天風組乃親分が何者かに殺されて
撃たれた拳銃がベレッタ
その天風組親分の犯人をこれまた菅井一郎と藤竜也の刑事コンビが脇で追っているという構図
 
そして浅野に惚れた雪子はなんと姉の組員である浅野のために天風組の賭場を”こうわかい“って書くと自然“弘和会”って変換されるのはこれまたなんですが
こちらの”こうわかい“は”光和会“でして
この親分に須賀不二男さん、そこに壺振りとして雪子が入り、浅野と示し合わせて賭場の取り戻しを画策するのがメインストーリー
 
野川さんの壺振りのお色気シーンにも度が入り結構なお色気シーンとなっており
いかさまに関しても前作では避けてきてた着物脱いだ野川さんのいかさま賽改めのシーンもあったりでお色気シーンが強くなってきてましたねぇ
まぁ浅野ニック実は姉が惚れていたことを知り
万事ことが運んでめでたしめでたしで
雪子はついに旅に出るのであった
 
ここまで人気あるようならカラーA級作品にしても良かろうものの
次作第三弾でも未だモノクロのようですね
一体何が足りなくてシスタームービーなのかなぁ
 
1965年製作、日本映画、日活作品
野口晴康監督作品
出演:野川由美子、二谷英明、藤竜也、堀恭子、河上信夫、杉江弘、日野道夫、山田禅二、雪丘恵介、桂小かん、長弘、小泉郁之助、緒方葉子、森みどり、林泰江、、伊豆見雄、玉井謙介、露木護、浜口竜哉、山口吉弘、ー北竜二、須賀不二男、菅井一郎
 
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違国日記

2024-10-08 05:05:12 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品。
いや映画の情報ほとんど入れない人ですからねぇ、ヒロインの高校のクラスメイトで優等生のJKでたった一人だけ合格するという海外メディカルプログラムで留学を希望するものの女子っていうことだけで落とされて
屋上で一人その悔しさを噛み締めてるときにお顔がアップになって初めて気づきました
なんとあの「毒娘」で“ちーちゃん“を演じていた伊礼姫奈さんではないですか
彼女の作品結構見てきておりここんとこ個人的には若手女優の中では推しの一人でもあるんですよね
そういう意味でもこの作品見逃さずにいて良かったなぁと・・・
 
この作品もヤマシタトモコ原作の長編漫画(全11巻)で、さらにTVアニメ化の果ての実写化作品だったのね
漫画11巻分を一本の作品にしてるという事で邦画でもなんと140分も尺のある作品であったのと、元々レディコミック的な作品でしたから、新垣結衣さんで男性客の集客の目論見が見え見えでもあったと思えるんですが
意外と年齢的にはちょっとって言う役を無難にこなしての新垣結衣座長としても合格点が挙げられる作品でもありましたかね
 
中学卒業式直前に交通事故で目の前で両親を亡くしたヒロインの朝
わけもわからんまま葬式の会場で親戚連中が朝の引き取りの拒否的な発言をしてるのを漏れ聞いた朝の母親の妹
つまり叔母である新垣結衣演じる小説家槙生が、実は姉とは性格が合わずに疎遠というか姉の事を“あの人”としか呼べないのに周りの連中にイラついて自分が朝を引き取るって啖呵切ってしまい
歳の離れた女二人の奇妙な同居生活を淡々と描いた作品でして
 
個人的にはもう見初めてこれを二時間二十分も見るのかって途中何回かオチるだろうなとか思いながらも結局オチもせずに最後まで見入ってしまってました
っていうのもタイトルにあるように”違国“とは個人の意思や自主をお互いに認めて人は個々それぞれ違う者でそれを尊重しなくて生きて行こうっていうお話でして
そういう意味では槙生が姉を極端に嫌うのとちょっと矛盾が生じてるんじゃないかいって見てた部分もあったりもするんですが
朝を通して姉に対する気持ちもラストでは違ってきてたのかなぁ
そんな映画でしたかね
 
原作者も監督も女性って事である意味人の個性を尊重するっていうテーマの作品であってレディコミながらもわたしが見てもそれなりに心に刺さる作品ではありましたねぇ
 
2024年製作、日本映画、「違国日記」製作委員会作品、東京テアトル幹事会社&配給
瀬田なつき脚本・編集・監督作品
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、中村優子、小宮山莉渚、伊礼姫奈、エマ・グレイス、望月春希、銀粉蝶、染谷将太、瀬戸康史
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人斬り市場

2024-10-07 17:05:06 | 邦画
衛星劇場の蔵出し名画館あたりで拾った1963年製作配給の大映作品
三人の食いつめ浪人が長崎奉行の集めた銀1万両を強奪するお話
なんと主役には藤巻潤であるものの
彼を中心にして脇を固めるのは城健三郎そう座頭市シリーズで大当たりを取って当時大映の屋台骨を支えていた勝新太郎の実兄で61年に倒産した新東宝では若山富三郎として白塗りの美剣士として時代劇で活躍していた御仁
さらにもう一人の浪人にはこれまた新東宝であらゆるジャンルの作品に主演して新東宝映画を宇津井健と共に支えて来ていた天知茂さん
そしてこの映画唯一のヒロインにはこれまたバンプ女優というか肉体派女優として活躍していた万里昌代さんという

まぁ新東宝組だった人たちで作られた時代劇だったのね
新東宝の俳優さんたちの第二の映画人生を象徴するかのような作品でもあり
座頭市シリーズの一本と併映でのシスタームービーという事でだった作品
若山富三郎先生自体白塗りを配されての後出演ではあるのですが
クソリアリズムを監督さんが要求されたのが裏目に出たのか、殺陣に精彩があまり無く
藤巻潤はやたら刀を振り回して見せるだけだし
天知茂さんはほとんど刀を抜かないし
一番強そうな代健三郎さんにしてもオープニングでの藤巻潤の箸だハエを捕まえる時に先に手裏剣でハエを仕留めた割には彼ら役人に捕まったりと
なんか豪快さが感じられないために
個人的に監督さんはクソリアリズムでえがきたかったのじゃないかって思ってしまうわけでして

一応90分の尺のある作品ですが、なんか面白く見てられない作品
殺陣をクライマックスにしっかりと見せるわけでも無く馬車を暴走させたりと見せ場はそれなりに作っているんですが
三人の浪人を使っての映画だったらもっと豪快に殺陣で見せる映画にして欲しかったかな

1963年製作、日本映画、大映作品
西山雅輝監督作品
出演:藤巻潤、万里昌代、天知茂、城健三郎(若山富三郎)、島田竜三、遠藤辰雄、杉山昌三九、尾上栄五郎、水原浩一、寺島雄作、伊達三郎
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賭場の牝猫

2024-10-06 18:20:42 | 邦画
ベストフィールドという会社から昔のTVアニメや特撮モノで未パッケージ作品をリリースしてる側でTVドラマや東映日活などの映画も未発売のものをリリースしており
それで話には聞いていたんですが野川由美子さんが女壺振りに扮した「賭場の牝猫」シリーズがあるというのは
その全三本を一挙まとめて9月末にリリースしてくれていたのを購入しておいたものの視聴です


映画何製作されたのが1965年です
大映で江波杏子さんで「女賭博師」シリーズが開始されたのが1966年
さらに東映で藤純子さんの「緋牡丹博徒」が公開されたのが1968年という事で
任侠映画で女優さんに女賭博師や渡世人を演じさせて女剣戟的な際物映画が作られて人気作になりシリーズ化されて行ったのの先駆け作品は実は

1958年に石井輝男監督が久保菜穂子さんで「女王蜂」シリーズを制作して他のが実は走りだったんですね
一応任侠路線の一角で久保さんの他にシリーズとしては三原葉子さんもヤクザの組長とか演じていてたんですよね
日本の大衆演劇の一つに女剣劇というのがあって立ち回りで着物の裾が乱れて太ももチラりで大衆受けしていたものを映画の世界にも取り入れたって事なんでしょうけども
やっぱり大蔵貢さんがキワモノでは先見の明があったようですね

という事でこの作品イカサマ賽の名人が名作のイカサマ賽を取られて刺殺死体で発見されてはや一年
一人娘である野川由美子さんは父が懇意にしていた高品格親分の賭場で修行させてもらいようやっと丁半思いの目が出せるまでの腕前になり
一方定年を半年後に迎える老刑事菅井一郎は若手刑事藤竜也とともに犯人探しに奔走してくれているのだが
野川さんは自分で父の仇をうちたいと自ら壺振りになり犯人探しと父の賽を探し始める

賭場の女胴師として片肌脱いで片膝立ててって言うお色気路線を生むこの映画
野川さんの美貌と相まってそれなりにお色気路線もキワモノですけども映画の主眼目でして
なんと盆茣蓙の下から片膝立てるのを煽る視点での撮影もあったりして
まぁ相手役に二谷英明さんという地味目なお方を持ってきてたのだけがちょっと残念でしたが
キワモノ映画としての役割は十分に果たしてる作品だったと言えるものの
いわゆる
野川さん自身はか弱い女っていうことで立ち回りなどの荒事がなかったのが残念と言えるのかな
二谷さんもさほどアクション見せても来れてなかったし
ただ父親の犯人がこっちの予想してた人物よりも意外だった点は認める

1965年製作、日本映画、日活作品
野口晴康監督作品
出演:野川由美子、二谷英明、郷鍈治、藤竜也、南寿美子、河上信夫、天坊準、弘松三郎、雪丘恵介玉村駿太郎、河野弘、玉井謙介、鈴村益代、菅井一郎、深江章喜、嵯峨善兵、高品格
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地獄の用心棒

2024-10-05 17:05:10 | 邦画
今日は久々の朝から雨
ここきて雨は珍しくはなのだが最近の雨は断続的でして、いわゆる降ったり止んだりで止んでる時間の方が長い
そんなわけで継続的に朝から降り続く雨は珍しいのと雨には滅法子の私ですので
昼から早朝衛星劇場で録画しておいたこの日活作品を視聴していました
1955年製作公開モノクロスタンダード作品
なんと古川卓巳初監督作品だそうです
 
っていうか三國連太郎さんと河津清三郎さんとのW主演ですが
クレジットでの差がつかないように三國さんにはカッコ書きで“賛助出演”とはつけての御出演
なんと河津さんは厚生省の麻取で横浜警察の要請で顔が知られていないことでの潜入捜査の依頼を受けての厚生省麻取ですから共同捜査ですが
一方警察の方は地方公務員という立場の違い
国家公務員と地方公務員の合同捜査なのね
オープニングクレジットでは後援厚生省と横浜市警(神奈川県警ではない)の文字が・・・
 
まぁそんなこんなで事前打ち合わせで二本柳寛さんと河津さんが並ぶと悪役二人がなんで今回司法側って言う違和感が・・・
違和感とはちょっと違うとは思うのだがこういった刑事もの作品にしては古川監督初監督ってこともあったのかもしれませんが
映画自体のテンポが全く無くててシノプシスにリズム感が全くないもんだから
映画に緊張感もなくただのんべんだらりとプロット通りに映画が展開されていくだけで
 
三國さんがポン中の切れた迫真の演技を見せても河津さんはただ立って見てるだけとか見てるこっちになんも伝わってこないと言う作品でした
こう言う内容で緊張感の一つくらいこっちにあってもいいのに全く映画としても平板だったし
河津さんご自身は演技の端端でいわゆる映画的に見得を切るお方ですが
そんな演技も封印されておりまして河津さんも良いとこなしで、三國さんのポン中の演技だけに全部持ってかれてたような作品でした
 
まぁ戦後10年の作品ですから三國・河津の役柄が敵味方であるものの、二人の間には戦友というお互いに命を預けあった者同士の絆というか友情見たいなものを感じ取ることは容易でしたが
そういったこともある意味無視するかのような平板な演出にはちょっとがっかり
古川卓巳さんもその後映画を数本撮ってくうちに監督として成長していっての「太陽の季節」だったんでしょうね
 
1955年製作、日本映画、日活作品
古川卓巳共同脚本・監督作品
出演:河津清三郎、三國連太郎(賛助出演)、菅井一郎、千秋実、石黒達也、二本柳寛、金子信雄、殿山泰司、汐見洋、深見泰三、山本和子、長谷川菊子、高友子、倉本春枝、黒木曜子(コロムビア)、山田禅二、田中筆子、加原武門、土方弘
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劇場版 ほんとうにあった怖い話~変な間取り~

2024-10-04 17:26:13 | 邦画
個人的にこんな最新作をB級クラスとして1日2本レンタル作品の新作を10月のレンタル開始二日目にしてブッキングしていいのだろうか
ってのはあるのですが
今月新作がある程度見込めるものだから後先一応は心配でもこの作品はB級の二部作品でしかないと判断したんですよ
Jホラーのド素人のは私奴が
 
一応この「劇場版 ほんとうにあった怖い話」はシリーズ作品として5作くらいリリースされてるんですが
今作はあの映画版「変な家」に先に見た「マッドロード マックス・フューリー 
」と同様に敢えてこっち側が話題に乗っかろうと寄せてきてたのもあって
何せ私未だJホラード素人ですから「劇場版 ほんとうにあった怖い話」がシリーズ作品だなんて知らないから日本映画の新作の棚にあったから単純にセットレンタルの一本に組み込んできたら
これが前に見た白石監督の「白石晃士の決して送ってこないで下さいVol1.Vol2.」と同様に設定は素人さんというか一般から送られてきた映像っていう設定で作られた
愚にもつかないフェイクドキュメントを三本まとめて一本のホラー作品にしてるだけ
まだ白石監督ご自身は敢えてフェイクドキュメントを逆手にとって作られてるんだけど
この作品を見てる人たちってフェイクとして楽しんでるんだろうかどうなのかも私にはわからないけど
こう言った作品がそれなりに作られてるってことは・・・
 
もう見てるこっちがこっぱずかしいほどのある意味稚拙な作品三本見せられて
特に三作目はもうこいつら人間じゃないだろって思わされる奴らで完全に劇中でもこれはフェイクドキュメントって言わせてるほどのドイヒな作品でした
 
いちいち各作品について語るのも嫌になるような作品でして
私のポリシーとしては見たらブログアップするって言ういうのがモットーですのでA級作品の時間帯にもあげられないってことで午後の部にしたんですが・・・・・
吉と出るから凶と出るかかは神のみぞ知る。
 
2024製作、日本映画、コピーライツファクトリー作品
寺西 涼脚本・撮影・編集・音楽・監督作品
出演:阪本(マユリカ)、みなみかわ、ゆきぽよ、ゆみちぃ、安野澄、栗田真和、坂口千晴、渡辺裕也、堀家一希、大山真絵子、冴木柚葉、福田航、東杏璃
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刑事部屋

2024-10-03 17:47:53 | 邦画
昨日ここのブログの第二部の記事が東映・日活作品に偏ってるって言ったからではありませんが
ってそれも事実だからそれはそれでおいといて
なんと本日は1956年製作の大映製作配給のモノクロスタンダードの刑事ドラマ
丁度東映が「警視庁物語」シリーズを日活が「機動捜査班」シリーズという
ちょっとドキュメンタリータッチの刑事ドラマをシスタームービーとして上映してきたのを受けて大映さんもスーパーヒーローではない人間刑事としての映画を作って見たかったのかな
 
そんな感じで刑事も人間であるっていう事件が起きたら近所の交番巡査が刑事の家を訪問し至急本部にって訪れるとか、そうだよねこの時代宅電引くのにも公債買ったりでかなり高額ですから刑事の家に宅電もない時代なのよね
仕事でなん日も帰ってこない夫の着替えを妻が持ってくるとか
家族を動物園に連れていくもののその途中で呼び出し受けたりと
強盗に拳銃を奪われた刑事の母親が上司に穏便に済むように懇願に来たりと
刑事も家族を持って日常を暮らしてる普通の人間であるというような描写を随所に挟みつつ
 
やくざが殺された事件と強盗に入られて拳銃を奪われた刑事の事件とが別事件だったものが
捜査の過程でなんと一つに結びついて解決していく様を90分の尺にまとめた作品
なんと一番面白いのは暗黒街に潜入捜査に入りっぱなしで
街に溶け込んで刑事としてではなく街の住人の一人として堅気さんを刑事を側面から助ける
決して刑事にも身分を明かさない三井弘次の存在が面白かった作品
 
まぁTV時代劇では絶対的に悪の総元締めとして演じられていた北原義朗さんが主演の作品とは
なんともピリッとこないもののまぁ見るには耐えてる作品であったのは大阪府警全面協力の元で作られてた作品だったからかな
 
1956年製作、日本映画、大映作品
森一生監督作品
出演:北原義郎、林成年、夏目俊二、浜口喜博、 嵯峨三智子、市川和子、小町瑠美子 / 江島みどり、浜世津子、伊沢一郎、三井弘次、細川俊夫、大泉滉、万代峰子、浦辺粂子、十朱久雄、中村是好、南部彰三、寺島雄作、原聖四郎、山形勲
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第三次世界大戦 四十一時間の恐怖

2024-10-02 18:54:32 | 邦画
こうやって古い映画を見ていくにしても
個人的な趣味がわかるようですね
どうしても東映と日活映画が多い、ほんと次になぜか滅亡した新東宝
まぁ新東宝は最近国際放映が財産をパッケージ化してるせいもあるのかなぁ
東宝松竹そして大映はどうしてこんなには少ないんだろう、会社のカラーにもよるんだろうな
 
ってことで今回は1960年製作の、なんと第二東映製作のこの作品
 
 
文字通り第三次世界大戦に突入した時の日本人
それも市井の人々たち、そうなんですこの映画は一応戦後15年後に世界大戦が米露ではなく
なぜか南北戦争がなかったのごとくに朝鮮半島から火の手が上がって
そこから米露の核戦争を描いて見せるという作品
 
それによって一応世界大戦が起きた時の日本人たちのパニックを描いた作品でして
直接戦闘などの描写は全くありませんが東京が核によって壊滅する特撮映像はあって
まさかのキノコ雲の映像見たいな描写はあるのですが本当に市井の人々だけを活写して見せるところが憎らしい演出ってかな
マァ自衛隊なんていう言葉自体も出てきてませんからね
政治色は一切ない映画
 
一応そういう意味で反戦映画ではあるようですが
そこを強く主張してるわけでもなく、ただただ核戦争の恐怖を描いた作品で
夜の青春シリーズと並行してこのような硬派な作品にも主演してる梅宮辰夫さんもある意味稀有な俳優さんですよね
 
1960年製作、日本映画、第二東映作品
日高繁明監督作品
出演:梅宮辰夫、三田佳子、藤島範文、加藤嘉、故里やよい、石島房太郎、風見章子、亀石征一郎、二階堂有希子、織本順吉、上野すみ恵、増田順司、竜伸之介、片山滉、滝謙太郎、神田隆、星美智子
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