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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

代貸

2024-12-09 17:22:54 | 邦画
これもYouTubeでの配信で視聴した梅宮辰夫さんが主演してる任侠映画
もちろん未パッケージ作品
こんな作品にも出ていたんですねぇっていうか彼はマルチタレントでして映画的にはっていうかホームグラウンドの東映作品ではいわゆるシスタームービーの軟派路線作品のトップスターっていうかほとんど彼埜一人舞台でしたが
こういった任侠路線からギャング果は刑事までっていうか何にでも演じられる稀有な俳優さんだし
デビューは「遊星王子」というお子様プログラムでしたよね
 
そんな器用な彼でも任侠映画では「花札渡世」、「決着(おとしまえ)」「渡世人」と着流し任侠作品でも主役を張っての「代貸」なんですね
この作品ではさらに若山富三郎先生と共演されており鶴田浩二御大も出演されて
っていうか鶴田御大とは任侠他作品での共演経験もおありでしたが
ラストこの三人さんが横並びでの殴り込み道行シーは任侠映画ファンには感涙のシーンでしかない
さらに凝ってるのは梅宮さんの得物は槍、鶴田御大は拳銃、若山先生は投げナイフ
という特殊さでして、散々天津敏さんに撃たれた挙句に関山耕司のポン刀奪っての天津さんを正面からの袈裟斬りでしたねぇ
ってことで鶴田御大が一番おいしい役でしたが脚本の棚田吾郎さんのセリフが処処に光っていましたが
梅宮さんは陸軍の衛生兵を満期除隊してきた身がこの映画のオープニング、
殴り込みの後のセリフが”徴兵から帰ったばかりで今度は懲役ですが“.
っていうのにエンドマークがかぶる
 
これってメインだったのかな若山鶴田出演してるから
でも女優陣が城野ゆき、白木マリに相変わらずのバンプでの三原葉子さん
城野さんは梅宮を恋し、白木マリはずーっと鶴田を待つ女そして三原葉子さんはいい方の親分のおかみさんながら敵の親分と肉体で繋がってる役所
まぁ適材適所ではあるもののお三人には悪いけど女優陣が薄かった気がしたのはわたしだけ?
 
田舎のひなびた温泉宿を舞台に陸軍病院の療養施設建築を巡っての争いがメインシノップスですが城野さんと梅宮さんとは一応ロミジュリ関係って言うコントラストを付けてるものの三原さんが女優陣の魅力を一人でのもってった感じでしたねぇ
脇では山城新伍ちゃんがいつも通りでしたが珍しく今井健二さんが裏返らずに表の役だったのが印象的でした
 
1968年製作、日本映画、東映作品
佐伯清監督作品
出演:梅宮辰夫、若山富三郎、大木実、城野ゆき、白木マリ、三原葉子、山城新伍、清水元、今井健二、植田灯孝、山之内修、八名信夫、関山耕司、潮健児、佐藤晟也、小林稔侍、天津敏、沢彰謙、室田日出男、河合絃司、御木本伸介、須賀良、大木史朗、相馬剛三、久保一、辰巳柳太郎、鶴田浩二
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侠客三国志 佐渡ヶ島の決斗

2024-12-08 17:15:09 | 邦画
これも昨日の二部作品「殺(や)られてたまるか」に引き続いてってもって時間が4、5時間空いての東映チャンネルゴールデンタイムでのなんとリアル視聴でして
っていうかその隙間にレンタルの洋画一本見ているものの
DVDとか映画作品の連チャンは苦痛ではないのも事実
 
この作品は「監獄博徒」(1964)と「三池監獄・凶悪犯」(1973)との間の66年に作られた東映東京制作の作品で他二本は東映京都でどちらも小沢茂弘監督作品であるしDVD化もされてるものの
何故かこの作品未パッケージだしほとんど東映チャンネルではOAもされない
今回は鶴田浩二生誕100年記念企画でOAされたある意味貴重な作品
 
村尾昭脚本、佐伯清監督でありヒロインには久保菜穂子さんなのね
ほぼ「監獄博徒」のリメイクみたいな作品でした
っていうか東映の任侠作品自体どの作品とってみてもほぼどれかのリメイクって言っていいほどパターン化されているものですからねぇ
代わり映えしない作品群がよく金脈になったものでそれも時代の雰囲気と合致してたんでしょうね
土曜のオールナイトで劇場が満員だったいうことでしたから
 
炭鉱が金山に変わっただけと時代背景が日清戦争っていうだけで
坑内での対立や看守との三つ巴の対立構造などいつものいわゆるプロットではあるんですが
坑内から出られるのは日清戦争に勝利の恩赦だと思って見てたら
落盤事故で囚人救出の恩赦だったのね
そいでないと河津清三郎さんとケレンの立ち回りができないものね
っていうか任侠映画のパターンは恩赦を受けてからの二十分だけなのね
そこまでは坑内での囚人同士の語りでしかなくて
鶴田浩二の殴り込みの正当性もなんもあったもんではないケレンだったし
珍しく鶴田浩二さん長尺の白鞘での立ち回りでは一刀のもとに河津さん以外は切り捨て御免の殺陣でしたね
 
1966年製作、日本映画、東映作品
佐伯清監督作品
出演:鶴田浩二、久保菜穂子、大木実、菅原謙二、田村奈己、山本麟一、江幡高志、河津清三郎、利根はる恵、伊藤慶子、神田隆、高木二朗、富田仲次郎、 相馬剛三、曽根晴美、久保一、三重街恒二、北川恵一、沢彰謙、御木本伸介、杉義一、土山登士幸、日尾孝司、蓑和田良太、滝島孝二、須賀良、大木史朗、辰巳柳太郎
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殺(や)られてたまるか

2024-12-07 18:39:17 | 邦画
かつて衛星劇場では幻の蔵出し映画館でもOAされた未パッケージの梅宮辰夫主演映画っても、彼は主演に決まっていたある俳優さんの事故死によって急遽キャスティングされた作品でかつなんと三田佳子さんのデビュー作でもあり
梅宮・三田でのコンビ出演作は第二東映では翌61年まで製作されていたそうな・・・
でもこの時期プライベートでは梅宮さんは久保菜穂子さんに首ったけだったそうで
三田さんとはお陰でなんもなかったようです
そんな作品を東映チャンネルで本日の昼間OAしてましたので早速リアルタイム視聴しました。
また64年には日活で二谷英明さん主演で「殺られてたまるか」っていう作品も製作公開されているんですね
見終わってネットで調べてて知ったことですが
 
広域暴力団間宮組の組長さんが殺されて18年、次男ケンジ君はボクシングの学生チャンピオンを経て、今では土建会社の設計士
その彼の前に父親殺しの犯人が網走出所して詫びに来ても相手にしないほどの見事な堅気振りだし
会社の慰安旅行で部長さんがOL(当時OLとは言わずに女子社員)の三田佳子を酔わせ凌辱しようとしてるのをかつての右フック一発で会社をクビになってしまい
惚れられた三田さんも一緒に会社辞めてしまったものだから
 
今ではクラブを経営してる兄貴を頼って就職を頼みにいくものの兄貴につれなくされてやけのヤンぱちクラブでひと騒動
それを見ていた兄貴を使ってる大ボスが彼に素質を見出して組関係に誘うものの
ヤクザとは知らずに傾きかけるが
兄貴が弟だけは堅気のままで暮らさせてやりたいと願い出るのを知って・・・

また久保菜穂子さんは大ボスから遣わされたスパイだったものの兄貴と恋仲になりボスに殺されて
兄貴は組織から抜け出して警察に全てをぶちまける算段をして
久保菜穂子の実家を訪ねてお金を家族に渡すのですが
警察に駆け込まれては困る組織は
兄貴の説得役に辰ちゃんを差し向けて兄貴の殺害を目論むものの
 
父親殺しの男がその中にいて密かに義理果たしして命を落とす
ここがケレンのクライマックスのシーンになるんですが
兄貴も撃たれて自分も被弾した辰ちゃんは“殺(や)られてたまるか”って台詞を吐きながら
兄に託された犯罪証拠をもって逃げるシーンにかぶるエンドマーク

72分の尺の中でさほど見せ場もなくテンポも悪く展開される作品でしてある意味残念な作品と言ってもいいのかな
一応東映チャンネルでは梅宮辰夫没後5周年記念企画の一本としてOAされてるんですね
 
1960年製作、日本映画、第二東映作品
若林栄二郎監督作品
出演:梅宮辰夫、三田佳子、久保菜穂子、千秋実、加藤嘉、風見章子、曽根晴美、斎藤紫香、片山滉、岩城力、杉義一、松村達雄、小金井秀春、曽根秀介、沢彰謙、山本麟一、清水一郎、花沢徳衛、佐々木孝丸
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姿なき顔役

2024-12-06 19:06:01 | 邦画
CSの衛星劇場での<幻の蔵出し映画館>でOAされた1958年公開の日活シスタームービーです
何せ尺が60分しかありませんからね
主役のお方と女優さんは全く存じあげませんが脇を固めていらっしゃる方々がすごい作品だった
一応島田一男さんの原作ありきの犯罪映画だったのね

警察が”土曜日の男“と異名をつけるほど、毎土曜日の夜に会社の金庫を狙い目的を達成していく強盗犯
今回は逃げる途中に閉まるシャッターに挟まり動けなくなった強盗犯の一人を身内が射殺して逃走
この殺された男を洗うとなんとある年少の出身者で、過去の被害を受けた会社にもその年少の卒業生が勤めていることが捜査で判明するものの
彼らには全員が実に強固なアリバイで固められているということで行き詰まる捜査陣

年少の卒業生たちの面倒を見ている人物がいるという記録があり
その花屋を訪ねて東京在住の年少卒業生の名簿を借りてシラミ潰しに聞き込みに走る刑事
そんな刑事が今は真面目に倉庫で働いてる服部哲治演じる南原信彦にアリバイ調査埜聞き込みをするのが佐野浅夫演じる庄司刑事

そこから視点が警察から信彦くんに代わり、彼は昔の年少仲間から倉庫の鍵を持ち出すよう唆され
いうことを聞かずにいると、なんと高田敏江演じる姉が誘拐され、それによって鍵を盗まざるを得なくなる

一方姉は弟にもう一度犯罪を犯させたくないために犯人グループに自分のこと勤めている宝石店なら自分が鍵から全て管理を任されているからとボスの情婦に告げて
犯行グループを違う方向に誘導する
ここいらは結構スリルある展開の作品でしたが

土曜日一味のボスは一応姿を見せるものの顔は見せない
まぁ犯人当て結構得意でしたが私には当てらなかった
犯行グループのナンバー2に大滝秀治さん、お若い時の彼を見るのは初めてでした結構こんな時代かから悪役で日活映画に出演されていたんですね

まぁ原作があるのでいろんな意味で見てられる作品ではありましたし意外なでものもなかったボスの正体でしたね
なんで読めなかったんだろう?

1958年製作、日本映画、日活作品
島田一男原作、若杉光夫監督作品
出演:服部哲治、内藤武敏、佐野浅夫、高田敏江、梅野泰靖、大滝秀治、鈴木瑞穂、草薙幸二郎、福田秀実、斎藤雄一、中野孝治、庄司永建、日野道夫、宮阪将嘉、佐々木すみ江、三崎千恵子、吉行和子、小杉静子、安田正利、鶴丸睦彦、垂水悟郎
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ディア・ファミリー

2024-12-04 05:05:05 | 邦画
日本映画のお家芸の泣かせる映画ですが、実話を元に作られてる作品
まぁ一応ハンカチ必須っていうので集客を狙って作られてる作品ではあるのですが
実話ベースの作品ですから主人公とその家族に感情移入すると泣けるんでしょうが
こちとら実話ベースっていうことでドキュメンタリー的にみてしまってて
泣かされませんでしたが
 
最後の最後にそんな人のために泣かせ役として有村架純さんが・・・さらに感動を盛り上げる儲け役でしたねぇ
完全あれで泣かされない人はいないなぁとは思いましたが
そこはフィクションとして製作側のあざとい意図が見え見えでした。
 
先天的な心臓疾患で小学生低学年で余命10年と宣告された次女を持つ名古屋の町工場のご夫婦
人工心臓があれば命ながら得るってことで、ものづくりなら町工場の専売特許とばかりに
娘を助けるためにお父さん医学の知識はないものの、ものづくりならお手の物と大学病院の心臓科の医者達の協力の元に人工心臓の製作に取り掛かる
そう何者かに取り憑かれたかのように娘助けたいために
そんなお父さんを大泉洋がコメディタッチを捨て去っての好演です
この大泉洋の演技には完全に引き込まれること必至
 
当該の心臓病の次女を含めて娘三人の家族
みんないい人たち、ちゃんと成長に合わせて子役から演技達者でしたが成長した長女には川栄李奈さんだったのね
っていうかいくら借金とは言え製造機械の製造費に8億かけたものの人工心臓の成功には至らずに医学部研究所に出禁となり
研究者たちも左遷で地方の医学病院に飛ばされてしまう
 
そこで諦め自失状態なとこに娘もなんと成人式を迎えられたりするんですが
あんな町工場でよく8億の借金しても倒産しないものなのね
ってことは置いといて
成人した娘に自分は置いといても自分と同じさだめの他の人を救えればいいじゃないかってバルーンカテーテルの国産化に成功してしまうんですね
娘の死のシーンとかはないものの色々泣かせるシノプシスでバルーンカテーテルの開発成功物語ではあるのですが
 
命をどれだけ救ったかっていう方にプロットは向いてて
みてる私はこれでいくら儲けたって・・・
なんて生臭い考えで見てたからでしょうか、全く泣く暇のない作品ではありましたが
こういう泣かせる映画を作るのは日本映画は実に上手いよね
 
2024年製作、日本映画、映画「ディア・ファミリー」製作委員会作品(幹事会社東宝・WOWOW)、東宝配給
月川翔監督作品
出演:大泉洋、菅野美穂、福本莉子、新井美羽、上杉柊平、徳永えり、満島真之介、戸田菜穂、川栄李奈、有村架純、松村北斗、光石研
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レンタル×ファミリー

2024-12-02 19:20:36 | 邦画
前に見て記事にした「獣手」とJIGGY FILMSという会社から11月1日に同時リリースされた作品で
この会社の作品はGEOさんのレンタルには回らないので一緒に買ってきた作品
実際にこの作品のでモデルとなってる”レンタル家族屋“という商売があるようで、必要な人のところに必要な人材を派遣しており
最初は一人でやっていたものが需要に応じきれ無くなって人材を増やしていったっていうことで
そんな商売の実態を本にした石井裕一氏の著書『人間レンタル屋』の映画化作品
 
お話としては全体を三章に分けて第一章は5歳の娘を持つシングルマザーが子供の“私のパパは?”っていう質問に
DVだ別れたとも言えずに海外にしごとに行ってる父親が娘の誕生日に帰ってきたって言う設定でレンタル父親を依頼するお話
 
第二章はそのレンタル家族会社のお仕事内容の多岐にわたるお仕事内容の紹介ビデオみたいな内容を様々見せてくれるもの
 
第三章がこの映画のメインテーマであり、かつ第一章のアンサーでもあって
レンタル父親を何年も続けてきてついにシングルマザーの娘もJKに成長
過労がたたって母親が過労死して骨上げまでレンタル家族屋さんは父親役を演じてくれたものの
現実を娘に告白して、その娘が最初は受け入れられないものの
次第に現実に向き合い一人で生きていく中で勤め先のペンションのオーナーさんが暖かい人物で
その応援に押されてレンタル父親に会いに行き
たとえレンタルであっても子に向き合った父親を子への愛情を持って接していたっていう
人としての生き方たとレンタルであっても接してる時には愛があったってことを知り
娘は一人で夢に向かっていくていくと言ったお話に・・・
 
まぁ多分にレンタル家族屋さんの企業理念というものの正当性を訴えたある意味手前ミソ的な作品でもあったようですが
DV父親以外悪人が一人も出てこない作品
 
川上なな実(川上奈々美)さんのノンヌード作品は私自身初見だと思うんですがねェ
 
2023年製作、日本映画、映画「レンタル×ファミリー」製作委員会作品
石井裕一原作、阪本武仁脚本・監督作品
出演:塩谷瞬、川上なな実、白石優愛、川面千晶、鈴木ふみ奈、亀島一徳、しおん、丸崎琴、石井裕一、野見隆明、でんでん
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温泉シャーク

2024-12-01 19:38:29 | 邦画
こういう低予算で資金ヲクラウドハンディングで、お金を集め素人が脚本を書きそのまま演出をし、さらにクラウドの連中をエキストラとして映画に出演させて
ほぼ素人と言ってもいいような役者を使って極力出演料までも節約して作った努力は認めるとしても、あまりにもこっちが思い描いてた映画との乖離が実に激しかったので気づけば二回くらいネオチすらしてる始末
でも、なぜか嫌いにはなれない映画でもある
作った素人ので血と汗が映画から伝わってくるから・・・・

そして国産のサメ映画ですしクライマックスにはなんと何千何百の温泉シャークの襲来を一人で海中だ腕力だけでぶちのめすマッチョの威力
何せ彼は3分間だけは海中で息もせずに動き回れるのがウリのでウリtルトラマン
否マッチョマン
ついにはキング温泉シャークに飲み込まれるものの
エンドクレジット直前に海から一人帰ってくる・・・
彼は一体何者?

中盤まではそれなりにストーリーはあるんだけど、そのストーリーには今まで作られてきたいろんな映画のパロディの継ぎ足し継ぎ足しで紡がれていて笑うにもわらえん素人っぽさがいいのですよね。
そこは素人ですからねぇ映像的にもストーリー的にももっとはっちゃけて欲しかった。

国産のサメ映画、終盤のしつこい展開は嫌いじゃない。
中盤まではそれなりにストーリーはあるけど、ストーリーがある点が素人っぽいのですよね。
はっちゃけが不足してるのは役者さんも素人に毛が生えたような人だからかな
こう言ったパロディ作品は河崎実に尽きるんだろうけど
彼ほどの理屈がないん方がいいきもあるので
コレはこれでいいとは思えるのだけに

映画として緊張させるのかはっちゃけるのかのメリハリが欲しかったわけで
そんなメリハリのなさがわたしをオチさせてしまった要因なんだと思うよねってオチてて偉そうなこと言ってるけども・・・

特撮もサメがハリボテだったりと1億集めてこれではねぇ
邦題に期待してみては見たけども
まぁ素人でももっとマシな作品を作れる人もいるかもしれない
完全にアイディア負けした作品

2024年製作、日本映画、株式会社PLAN A作品
井上森人原案・脚本・監督作品
出演:金子清文、藤村拓矢、中西裕胡、内藤正記、椎名すみや、安原寛之、奥野翼、長谷川愛美、野二紀人、川崎美海、藤井太一、瑚崎まい、日比茉鈴、武田一馬、宇佐美えり、蒼井小鳥、末永雄大、にーな、板倉光隆、はぎわら水雨子、詩野、宮脇優、阪口采香、こばやしあきこ、安保匠、大迫茂生、巻上公一、青柳尊哉、赤星昇一郎、高樹 澪
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みなに幸あれ

2024-12-01 05:05:05 | 邦画
とうとう2024年もどん詰まりの 12月に突入してしまいましたねぇ
今月のレンタル新譜リリースは4日ということで、まだまだ11月のリリース作品でのブログアップです
が、レンタルリリース情報を見るとさすが年末ですね、今月は新譜枯渇の心配がないくらいの作品量がリリースされるようですね、ワクワク・・・

ってことでまだまだ11月のリリース作品から
日本映画を積極的に見ていこうっていう企画と
今年から忌み嫌っていたJホラーの持ってる面白さを認識したことも加味されての視聴ですが
 
なんか最初っから見てるうちにどんどんワケワカメになっていく映画でしたねぇ
ヒロインが成人してようやっと祖母の家に足を向けられることができて
父母も後から来るからって先着してみると
幼少この家で暮していた時に感じた二階の奥の部屋にやはり違も言われぬ彼女なりの違和感が蘇ると共に
祖母の言動にも不可思議なことが目立ち
 
そんな感じで映画は始まり、Jホラー初心者のわたしには何かおどろおどろしいものが待ってるのかなって思って見てても
ヒロインの違和感が強調されていくだけで、っていうか知らぬは彼女ばかりなりっていう本当に差別用語の○ンボ桟敷に一人取り残されて足掻き続ける彼女をカメラが客観的に撮ってるだけで
見てるこっちもヒロインとおんなじ桟敷に乗せられたままで映画は進行していき
 
果たしてこれってホラーなのって見ていたら、叔母をいきなりナタで脳天割リしての血みどろになるっていう映像的なホラー要素は見せてくれるものの
ワケワカメな人物が件の二階の角部屋に監禁させられてたり
なんといつ懐妊したのかババァの腹が急にデカくなりついには子供を産んだり
ヒロインの弟が目から血を流したりって言う笑うべきなのか恐怖でもない映像に慄くべきなのか実に困ったちゃんな作品でしたが
 
要は人の不幸の上で人は幸せなんだって言うことを言いたかったって言うのが叔母の言葉から伺えて
そう言う意味ではもがき苦しんでいたヒロインがラスト“幸せよ”って言う不気味な笑みを見せる顔が一番のホラー顔だった
ヒロインの古川琴音さんが出色の演技を見せてくれてた作品でしたが
果たしてこれをホラーのジャンル映画として括っていいものなんだろうか?
が疑問として残る
とにかく私にとっては不思議な作品に出くわしてしまった。
 
2023年製作、日本映画、「みなに幸あれ」製作委員会作品
清水崇総合プロデュース、下津優太原案・編集・監督作品
出演:古川琴音、松大航也、犬山良子、西田優史、吉村志保、橋本和雄、野瀬恵子、有福正志
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特ダネ三十時間 深夜の挑戦

2024-11-30 17:35:10 | 邦画
本日の二部作品は昨日に引き続いてのベストフィールドからリリースの東映シスタームービーの“特ダネ三十時間”シリーズの二作目「深夜の挑戦」というこれまた60分の作品
新聞印刷の輪転機の回るカットにタイトルインしてそのままオープニングクレジット
スタッフは完全に前作と誰一人変わらずってことと
予告編にはに作品にないカットも含まれていたので二本撮りっていうかいやそれ以上の複数撮りなのかもしれませんね
このシリーズから深作欣二さんが生まれたっても過言ではないというシリーズですね

 
夜間の列車に偶然乗り合わせていて踏み切り事故を起こした列車の窓から飛び降りて
事故現場での聞き込みに回る日本新聞の社会部記者清水浩平が一報記事を書いたものの
踏切事故で死んだアベックの男性がアベックではないと被害者弁護士から、その片割れの生き残った女性の夫からも訂正記事を求められた青木記者
一応訂正記事を書くものの
 
自分が渡したその時の名刺を使われたことから
なんと大企業と産工省との役人との汚職事件をつかみ
熱海の宿で前作のライバル記者の河野秋武とのスクープ合戦になるって言うお話
前作では船橋和郎のオリジナル脚本だったのが今作では菊村到著の『敏腕記者』を原作として船橋和郎が脚色してる作品
 
熱海の旅館の番頭役の柳谷寛や中居役の谷本小夜子の二人の好演に尽きる作品でしたね
にしてもこの昭和の時代ではカップルのことを”アベック“って云っててそれがいわゆる当時の現代語だったわけで
今では死語でして知ってる世代と言ったら団塊世代くらいでしょうか
実はフランス語でして英語でいうところの“with me“って言う言葉と同義なんですね
 
このシリーズの”Vol.2“のリリースはいつになるのかな
 
1959年製作、日本映画、東映作品
村山新治監督作品
出演:南廣、三島雅夫、神田隆、故里やよい、成瀬昌彦、大木史朗、杉義一、有光洋二、東野英治郎、多々良純、日高澄子、光岡早苗、柳永二郎、浦野みどり、増田順二、柳谷寛、谷本小夜子、加藤嘉、須藤健、河野秋武
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特ダネ三十時間 第三の女

2024-11-29 18:20:58 | 邦画
東映や日活の旧作品を積極的にリリースしてるベストフィールドという会社から
東映さんのシスタームービーであり1959年から61年にかけてシリーズ作品として10本製作された「特ダネ三十時間」シリーズの第一作と第二作をまとめた“特ダネ三十時間シリーズVol.1”がリリースされていたので購入してきて早速の視聴
 
多分スタッフキャストの重複度から見て二本か三本かの複数撮りで作られてたようですね
っていうことで多分ですが第一助監督として初作品なのか深作欣二さんのお名前がクレジットされていましたねぇ
ってことでシリーズ第一作の「第三の女」という作品から
 
南廣さんが主演でいわゆる特殊ダネを狙う社会部の新聞記者を好演
警視庁の鑑識課まで入り込みなんと被疑者特定のために犯罪者の顔写真まで手に入れてくるような遣手記者
まぁフィクションですかねぇこういうこともできてしまうんでしょうけども、さらにクライマックスでは芝居を打ってまで真犯人確定の証拠までつかんでの真犯人との格闘まで・・・
刑事までもう済んだ事件として冤罪者を救おうとしない三年前の事件を掘り起こしていくといういわゆる事件記者ものですが、シスタームービーにしても「警視庁物語」同様にいま見返すとそれなりの役者さんが出演されてるんですよね
 
60分程度の尺で作られた作品ですので見るには丁度いい尺でしたし
この南廣演じる新聞記者清水浩平が勤める日本新聞社の外観はなんと有楽町にあった北町奉行所跡の旧朝日新聞社ビルをロケってたのね
ラスト日比谷通りに出ていこうとする時に旧日劇も映り込んでましたね
 
1959年製作、日本映画、東映作品
村山新治監督作品
出演:南廣、佐久間良子、故里やよい、三島雅夫、神田隆、成瀬昌彦、大木史朗、関山耕司、冨田浩太郎、有光洋二、杉義一、大東良、小林寛、佐原広二、花澤徳衛、山本麟一、潮健児、芳村真理、檜有子、乾貞子、須藤健、河野秋武
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