久々に双眼鏡を3つ買った
で、一つは返品した(笑)
まずはコイツ
ニコン10X70SPと10X70SPモドキ!
向かって右が本物、赤いラインがありますから
分りますね。
左の汚っちゃないのが、10x70に7x50SPの接眼部とフラットナーを移植したもの
これしか無い時はとてもシャープでフラットな像と喜んでいましたが、
実際にサイドバイで比較した事無かったから、先日あほーで落としました。
結果・・・・
ニコンさん、ごめんなさい m(__)m ←この絵文字使うの久々だ!
ハナシにならないくらいに違います。
見るものすべてのエッジが締まっていて、星を見ると、一つ一つが「立っている」像です。
こりゃ、他社とは比較にならない、非常に硬い像を結びますね。
50度の見掛け視界は、お世辞にもパノラミックではありませんが、
逆に50度の視野内だけは、素晴らしい像が飛び込んできます。
70mmの対物レンズによる集光力と、収束力の高さから、
思いのほか微光星が見えます。
(レンズはHOYA製と聞きます。7x50SPは自社品だとか?)
但し、回転ヘリコイドにしてしまった事や、プリズムハウスの迷光対策はまだまだで、
なんでここまで作っておいて、最後に手を抜くのかって思います。
そんな双眼鏡も、不況とともにまったくと言っていいほど
話題にもならなくなりました。
売却する人も多く、あほーにたびたび出品されています。
絶版と呼ばれる前に、星屋さんは、買っておいた方が・・・
と思いました。
SPとモドキ、共に25年以上の品物です。
つい最近発売になったと思っていたのに、
もうすぐセミクラシカルな世界に殿堂入りです。
複雑な心境ですね・・・
さて、モう一つは
ダハ版のSPと言われた、8x40DCF
ケースに前期と後期があります。
なので、買いました。
双眼鏡本体はとくに違いはないようです。
向かって右が前期、98000円時代です。
ケースのフタ固定は、ボタン式です。
となりの後期型(値上げして108000円だっけ?忘れた)は
マグネットキャッチでフタを止めます。
光学的な性能は、前期後期同じで、56度の視野での崩れは非常に小さく、
当時のダハとしては異例な平坦さをもっていました。
ただ、ツァイス10x40を使い慣れた人からすると、コントラストとか、
薄暮時の光量とか、やはり落ちてしまいます。
とはいえ、ニコンの自信作のみに付けられる「赤い」ラインはコイツにもついていまして、
それだけの自信作だったことでしょう。
フィルムカメラのF3ととてもスタンスが似ていて、
技術を満載した製品ですが詰めが甘く、
今も尚F3を名機と言う人もいれば、中途半端な機種だと一蹴りしてしまう人も沢山います。
今と違って金属をふんだんに使っていますから、非常に直線的なデザインは
今見ると非常に古めかしい(笑)
昔の車を見ているようです。
それでも、やはり基本性能は非常に高く、像質は硬く
覗きやすく疲れない、ピントリングも金属特有の「いじる」操作感があり、
歪曲も非常に少なく、使っていてストレスを感じさせない双眼鏡です。
但し、金属ゆえに冬場は恐ろしく冷たいです・・・
さて、最後は、レアなモデル
ニコン8x50 ミクロン フェザーウェイト
写真小さくてゴメンナサイ
じつは、今回落としたブツは、なんとピントリングが回らない、
と言うか、どう見ても上腕が曲がって見える。
上腕自体は簡単には曲がらないので、軸が曲がったのかもしれません。
接眼部に違和感がありました。
ジャンクで出ていれば、文句も言いませんが、これはさすがに怒りましたよ。
即返品しましたんで、写真はこれだけしか撮っていません。
但し、外観はとてもきれいで、もう少し安ければ、部品取り用に
ストックしておきたかったのですが、残念。
どちらも、横浜でしたし、以前は古物商で、今回はリサイクル屋ですから、
多分外人さんのお下がりかな?と思いました。
日本ではまったく見かけなかったので、輸出仕様だったのかもしれませんね。
多分、このブツが2台並ぶことは、もう無いと考えます。
現存しているのは何台なのでしょうか?
ニコンがミクロン名を使っていて、マグネシウムで軽量化した本機は、
1960年代のニコンの主力製品だった事と思います。
これら、今回ご紹介の3機種は、ニコンの昭和を代表する機種と思っております。
新しい双眼鏡は、新しい世代の方たちが使ってください。
私みたいな人間は、これくらい古い方が、目に合うのです。
趣味ってそんなもんです。
昔のマニアの悪口を言う人も多いようですが、マニアが酷評してこその
市場です。
だから、いろんなものが売れるんですよ。
その時代時代で、評価も変わって当たり前、マニアが向かなくなると
市場も冷めて売れなくなるでしょ?
酷評されるだけマシなんです。
好きと高性能は別、思い入れと高性能も別、
でも、自分にとってはそれも性能の一つなんです。
で、一つは返品した(笑)
まずはコイツ
ニコン10X70SPと10X70SPモドキ!
向かって右が本物、赤いラインがありますから
分りますね。
左の汚っちゃないのが、10x70に7x50SPの接眼部とフラットナーを移植したもの
これしか無い時はとてもシャープでフラットな像と喜んでいましたが、
実際にサイドバイで比較した事無かったから、先日あほーで落としました。
結果・・・・
ニコンさん、ごめんなさい m(__)m ←この絵文字使うの久々だ!
ハナシにならないくらいに違います。
見るものすべてのエッジが締まっていて、星を見ると、一つ一つが「立っている」像です。
こりゃ、他社とは比較にならない、非常に硬い像を結びますね。
50度の見掛け視界は、お世辞にもパノラミックではありませんが、
逆に50度の視野内だけは、素晴らしい像が飛び込んできます。
70mmの対物レンズによる集光力と、収束力の高さから、
思いのほか微光星が見えます。
(レンズはHOYA製と聞きます。7x50SPは自社品だとか?)
但し、回転ヘリコイドにしてしまった事や、プリズムハウスの迷光対策はまだまだで、
なんでここまで作っておいて、最後に手を抜くのかって思います。
そんな双眼鏡も、不況とともにまったくと言っていいほど
話題にもならなくなりました。
売却する人も多く、あほーにたびたび出品されています。
絶版と呼ばれる前に、星屋さんは、買っておいた方が・・・
と思いました。
SPとモドキ、共に25年以上の品物です。
つい最近発売になったと思っていたのに、
もうすぐセミクラシカルな世界に殿堂入りです。
複雑な心境ですね・・・
さて、モう一つは
ダハ版のSPと言われた、8x40DCF
ケースに前期と後期があります。
なので、買いました。
双眼鏡本体はとくに違いはないようです。
向かって右が前期、98000円時代です。
ケースのフタ固定は、ボタン式です。
となりの後期型(値上げして108000円だっけ?忘れた)は
マグネットキャッチでフタを止めます。
光学的な性能は、前期後期同じで、56度の視野での崩れは非常に小さく、
当時のダハとしては異例な平坦さをもっていました。
ただ、ツァイス10x40を使い慣れた人からすると、コントラストとか、
薄暮時の光量とか、やはり落ちてしまいます。
とはいえ、ニコンの自信作のみに付けられる「赤い」ラインはコイツにもついていまして、
それだけの自信作だったことでしょう。
フィルムカメラのF3ととてもスタンスが似ていて、
技術を満載した製品ですが詰めが甘く、
今も尚F3を名機と言う人もいれば、中途半端な機種だと一蹴りしてしまう人も沢山います。
今と違って金属をふんだんに使っていますから、非常に直線的なデザインは
今見ると非常に古めかしい(笑)
昔の車を見ているようです。
それでも、やはり基本性能は非常に高く、像質は硬く
覗きやすく疲れない、ピントリングも金属特有の「いじる」操作感があり、
歪曲も非常に少なく、使っていてストレスを感じさせない双眼鏡です。
但し、金属ゆえに冬場は恐ろしく冷たいです・・・
さて、最後は、レアなモデル
ニコン8x50 ミクロン フェザーウェイト
写真小さくてゴメンナサイ
じつは、今回落としたブツは、なんとピントリングが回らない、
と言うか、どう見ても上腕が曲がって見える。
上腕自体は簡単には曲がらないので、軸が曲がったのかもしれません。
接眼部に違和感がありました。
ジャンクで出ていれば、文句も言いませんが、これはさすがに怒りましたよ。
即返品しましたんで、写真はこれだけしか撮っていません。
但し、外観はとてもきれいで、もう少し安ければ、部品取り用に
ストックしておきたかったのですが、残念。
どちらも、横浜でしたし、以前は古物商で、今回はリサイクル屋ですから、
多分外人さんのお下がりかな?と思いました。
日本ではまったく見かけなかったので、輸出仕様だったのかもしれませんね。
多分、このブツが2台並ぶことは、もう無いと考えます。
現存しているのは何台なのでしょうか?
ニコンがミクロン名を使っていて、マグネシウムで軽量化した本機は、
1960年代のニコンの主力製品だった事と思います。
これら、今回ご紹介の3機種は、ニコンの昭和を代表する機種と思っております。
新しい双眼鏡は、新しい世代の方たちが使ってください。
私みたいな人間は、これくらい古い方が、目に合うのです。
趣味ってそんなもんです。
昔のマニアの悪口を言う人も多いようですが、マニアが酷評してこその
市場です。
だから、いろんなものが売れるんですよ。
その時代時代で、評価も変わって当たり前、マニアが向かなくなると
市場も冷めて売れなくなるでしょ?
酷評されるだけマシなんです。
好きと高性能は別、思い入れと高性能も別、
でも、自分にとってはそれも性能の一つなんです。
話は変わりますが、ツアイスのダイヤリートがとうとう長い歴史に終止符を打つようですね。
で、これが最後の限定販売モデルだそうです。
http://www.kyoei-osaka.jp/SHOP/zeiss-dialyt8x56-finaledition.html
今もご活躍されているようですね、尊敬致します。
コメント遅れまして申し訳ございません。
ミクロンは、ニコンの中ではとてもクラシカルで通好みだと思うのです。
今回は残念でしたけれども、いくつかはまだ現存しているようで安心した次第です。
ツアイスもいよいよ旧体制からの脱却ですかね。
企業ですから、私がどうこう言ってもなんにもなりませんが、長い歴史を捨てるのは簡単ですが、築きあげるのは並大抵では無理です。
日本と同じで、ドイツも迷走中ですかね。