百貨店、ネット通販強化・20―40代の顧客誘導

2006年04月08日 16時34分53秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?i=2006040709057ba

大手百貨店が携帯電話やインターネットを通じた商品販売を強化する。店頭の商品とは別ルートで調達した地域の特産食料品などをそろえ、ネットや携帯を通じた商品購入に慣れている20―40歳代の顧客を開拓する。百貨店を利用していない消費者に自社ブランドに対する認知度を高めて店頭に誘導する狙いもある。

 高島屋は日立製作所と組んで、24日から日立が運営する携帯電話向け情報配信サービス「キメクル」を通じた食料品の販売を始める。同サービスはニュースや娯楽情報を無料で待ち受け画面に流しているが、高島屋は初の物販メニューを提供する。沖縄県産黒糖詰め合わせ(3675円)、国産大豆の豆乳(30本で3150円)などを販売する。

 三越は9月をめどに、富裕層を対象にした食料品のネット通販サービスを始める。果物やコメ、茶などブランドが確立している高級特産品を選び、最も味のいい旬の時期に販売する。30億円程度(2006年2月期)のネット販売額を10年2月期に200億円に引き上げる計画で、若年層を新サービスで取り込む。


[2006年4月8日/日本経済新聞 朝刊]


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