横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

そんな長くもないお医者さんの話。

2022-11-16 | 日常茶話

半年前左目の白内障の手術をしました。

視力が安定するまでは3ヶ月。

おかげさまで普段の生活にはメガネはいらないくらいに視力が回復。

ありがたいことですよ。

実は数年まえに右目が充血し

慌てて先代の大先生からお世話になっている眼科を尋ねたところ

「充血より白内障が進んでることが心配だ」と言われ、初めて手術をしました。

その時

「今は問題ないけどいずれ左も可能性がないわけじゃないからまた検査においで」

と言われていたのですが…

母の介助がはじまり、仕事が新しく決まったり、

自分も別件で手術をすることになったりで

すっかりご無沙汰してしまったままはや数年。

会社の健康診断で視力が出ない事態が2年続いたのです。

普段の生活ではさほど不便を感じた居なかったのに、
検査であからさまに数値が悪いって、どうよ?!

あの時の先生の言葉が蘇ってきました。

状況も落ち着いてきたので、あらためて検査してもらおうと、

くだんの先生を訊ねようとしたところ

……‥…

ドロドロドロ〜♪(←ドラムロール)

先生も医院も跡形もなく無くなっていた!!!

どうやら急に亡くなられたそうで、

後継もおらずで医院は解散。

とはいうものの子供の頃から眼科は『〇〇眼科』と刷り込まれていたため

他の先生の見当がつかない。

ご近所にいくつか候補があったものの

ご高齢者専用だったり、先生がベテランすぎたりで一抹の不安が…。

つまり、今回のように途中でいなくなったりされると困るなあ、と。

この年齢になって眼科ジプシーになってしまうとは

考えてもみなかったのですよ私。(←年齢だけで言えば十分すぎる高齢者カテゴリ)

遅ればせながら、
自分は歳をとるけれど、先生は先生のままそこに居続ける、という思い込みに
気づかされたというわけ。

しかし、このままでは困る。

そこそこ経験者で、幅広い年齢層の症例に対応できる素敵な先生はおらんかー!!

ネット検索しながら騒いでいたら、娘が

「私がいってる先生のとこはいろんな年代の人が来てるし、日曜日もやってるし。淡々としてて良い感じだよ。」

というわけで、娘が紹介してくれた眼科を受診。結局アナログの口コミが決定打。

診断結果は白内障。

手術は小一時間ほどで無事に終わり今日に至りました。

最近の総合病院も厚生省もしきりに『かかりつけ医』を推しています。

確かに信頼できる『かかりつけ医』がいるのは大事なこと。

患者さん一人ひとりの病歴や家族構成などをよく知ってくれていて

長い付き合いから、合う薬や合わない薬の判断が早く

いざという時頼りになる…

しかし、

子供の頃からあるいは長年、家族ぐるみでお世話になっている先生=かかりつけ医

というこの公式は、そろそろブラッシュアップしたほうがいいかもしれません。

特にこの歳になってくると、町の顔ぶれも変わってきます。

地元のお医者様が代々そこで開業し続けているとも限らない。

子どもがいて就学年齢であれば学校を通じて口コミがあったり

実際に紹介してもらったりできますが、

例えば初めての土地で、地域と接点が薄い人が具合が悪くなったら…

ネット検索(デジタル環境必要)か

地元に帰るか、

救急車を呼んでしまうか

大きな病院へ駆け込むか、

あるいはあきらめてしまうか…

さらに普段丈夫であまり風邪もひかないという人ほど、
どの病院に行けばいいのかわからないのではないかなあ。

それにしても、こういう顛末の自分はものすごく恵まれた環境にいるのだと

あらためて感謝した次第です。

あら、十分長かったですね。ヒャヒャヒャ(笑
手術当日は良いお天気だったのでその時の写真貼っておきます。