ガタゴトぷすぷす~外道教育学研究日誌

川口幸宏の鶴猫荘日記第2版改題

今日も室内整備で暮らす

2016年03月31日 | 日記
○7時起床、起床時室温15℃。さわやかな朝。夜中の目覚め1回。
○燃えるゴミ出し。
○1時間半ほど、やや力仕事を含め、机の下の空間を広くし足を延ばして作業ができるようにした。また、西窓際を整理し、大型辞書やDVDを並べておくことができるようにした。しかし、これほどまでに、力を使う仕事が身体的苦痛を伴うとは、考えてもいなかった。まだ、筋肉はついていない、ということだ。月曜日の通所リハビリで、所長さんから、「川口さん、お姫様だっこ、できる?」とからかわれたが、やはりできませんねぇ。ドスン!と投げおとしてしまいます、この体力じゃ。
○夕暮れ前に、新柏東武ストアへ。左脚の痛みとだるさに襲われた。膝辺りがどうも弱いようだ。
○作業机を整えた。リハビリ用具もちゃんと並べた。一見飾りのような手指機能ボール。伊豆・修善寺参道に並ぶお店で購入。コロコロ手指で回すと音が奏でられます。なかなかのアイディア。その他、いろいろ。


○伊勢型紙(白子型紙)芸術 せっかくだからプログに記録しておこう。
<ミニ・エッセイ>
 ぼくは三重県人。いや、三重県に生まれ三重県で18歳まで過ごしただけだから、三重県人と名乗るのはおこがましいだろうな。高校を卒業して以降今日まで、50年以上も三重とは無縁なのだから。だけれども、ぼくには、愛憎すべて含めて、三重に根源があると思っている。そういう意味でも、三重のあれこれに、自分を重ねて見る。
 中学校の時に着物の染に使う「白子型紙(伊勢型紙)」を初めて見た時、その精緻さ、気位の高さに心強く惹かれた。それは、自分とは対極にある「世界」、自分には絶対手の届かない「世界」のように思われた。以降、ぼくの心に刻みつけられたままで、ぼくの現実世界と対面する機会を得ることは無かった。
 2000年度にフランス社会で研修生活を送ることが決まった時、お世話いただくフランスの方々への手土産として、「伊勢型紙」を用意することにした。中学の時の、あの、精緻・気位が我が日本の文化を象徴するものだ、それはフランスという手仕事の強い伝統のある文化社会に溶け込むのではないか、と思ったからだ。
 ・・・・思った通り、たいへんよろこばれた。パリのアパートの大家さん、南フランスの機織りのマダム、そして東洋文化研究所の教授、パリ第5大学の教授・・・。何よりも喜んだのは当の本人、つまり僕。錐彫りで描く、伊勢の海の、山と盛り上がり砕ける波頭絵「風と海との対話」。 作者は中井康信(康峰)氏。
 以降、めげる気持ちが起こるたびに、作品を眺める。なかなか体が思うに任せない今こそ、ぼくに内心の活力の目覚めを促してくれるにふさわしい出番がある。