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hugo &九品仏浄真寺の紅葉

2020年11月29日 | グルメ

まだ~むさんに教えていただいて以来ずっと行きたいと願っていた、都立大学駅近くのフレンチビストロ hugo (ユーゴ) でようやくランチをいただくことができました。これまで、家を出る前に電話をしたら予約でいっぱい、ということが2回続いた後の念願の訪問です。

間口の狭い急な階段を上った2階にあるこちらのお店。実は入口だけは以前から知っていたのですが、あまりにさりげくて、2階にこんな居心地のよいすてきな空間があるとは思いがけませんでした。教えてくださったまだ~むさんに感謝です。

ランチは、4品のお料理で構成されるプリフィクスのセットとなっていました。

安納芋のスープ。お抹茶のお茶碗のような深さのある器で、スープ(ポタージュ)も軽く泡立ててあり、まるでお抹茶みたい。上にはオリーブ油やスパイスなどが散らしてあり、少し甘さのある安納芋を引き立てます。ほっこり体が温まりました。

前菜は3品の中から選びます。こちらは自家製ベーコンとほうれん草のキッシュです。力強いルッコラが添えてあります。ベーコンとほうれん草は定番の組合せですが、今の季節にぴったり。おいしくいただきました。

私は「サバ、ビーツ、トマト、リコッタ」をいただきました。鯖のマリネ、ビーツ、湯むきトマト、リコッタチーズを組み合わせ、上にビーツの柴漬けと緑の野菜が添えられています。鯖を生でいただくのは珍しいですが、新鮮で、個性的な味わいが楽しめました。

向こうに見えるのは、ごわっとした袋に入ったカンパーニュのブール。この無造作な感じがすてきです。

メインのお料理は2種類から選びます。こちらは「富士の鶏 胸肉のロースト アメリケーヌソース」です。ブラックキャベツで覆われて見えませんが、中に低温調理された鶏胸肉が隠れています。ちらりと見えるのはカリフローレ(スティックカリフラワー)です。

私は「ヒラメのソテー、いくら、かぶ、根セロリ」をいただきました。こちらもヒラメのソテーはソースに隠れています。左に見える白いのはセロリの泡。右に見える白いのは蕪のグリル。イクラがソースのアクセントになって、淡白なヒラメを引き立てます。

デザートは3種類から選びます。こちらは和栗のモンブラン。下にはフロマージュブランのアイスが隠れています。白く散らしてあるのはたぶんメレンゲです。

私は「洋梨の赤ワイン煮とヴァローナチョコ」をいただきました。一見地味ですが、ヴァローナチョコの濃厚な風味と、洋梨のさわやかな酸味が最高のコンビネーションでした。上にはスパイスなどがいろいろあしらわれていて、複雑なアクセントを添えていました。

向こうに見えるのはコーヒー。私はカモミールにトゥルシーというインドのハーブを加えたハーブティ。おいしくいただきました。

ナチュラルテイストの店内が居心地よく落ち着きます。すでにお客様が何組か帰られた後ですが、この日のランチも満席でした。

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この後は自由が丘~九品仏と散策とショッピングを楽しみました。

九品仏浄真寺。紅葉はそろそろ終わりの時期ですが、参拝者で賑わっていました。本堂の向かいに、上品(じょうぼん)、中品(ちゅうぼん)、下品(げぼん)という3つの阿弥陀堂があり、それぞれ3体の阿弥陀如来像が安置されていることから、「九品仏」とよばれています。

赤い紅葉がきれいでした。

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