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醍醐寺のしだれ桜

2019年04月05日 | +京都

宗田さんでお昼を食べたあとは、地下鉄東西線に乗って郊外の醍醐駅へ。そこから臨時バスに乗って醍醐寺を訪れました。ここはしだれ桜の名所で、豊臣秀吉が最晩年の1598年に「醍醐の花見」を催した場所として知られています。

醍醐寺は、醍醐山に広がる大きな寺院。山裾の下醍醐と、山頂の上醍醐は、歩くと1時間くらいかかる険しい登山道によって隔てられています。今回は下醍醐にある三宝院、霊宝館、伽藍の3つのエリアを訪れました。

山種美術館が所蔵する奥村土牛の「醍醐」に魅了され、いつか醍醐寺の桜を見たいと思っていました。まずは絵の舞台となった、一番手前の三宝院に入りました。

門を入ってすぐのところに、しだれ桜の若木がありました。でも土牛のモデルとしては若すぎるかな?

そのすぐ先にみごとな古木が並ぶ場所がありました。土牛が「醍醐」を描いたのは1972年。それから40年以上経ちますから、ひょっとしたらこの大木が「醍醐」のモデルかもしれません。

三宝院では、国宝の表書院の建物を歩き、廊下からみごとな庭園を鑑賞しました。

こちらは霊宝館エリア。醍醐寺が所蔵する仏像、絵画、工芸品など、10万点以上の寺宝の中から、国宝、重文を含む一部が展示されています。

これはまた違う種類の桜。芝生の緑に白い花がよく映えます。

平成館の横にあるしだれ桜の大木。枝を横に横にと伸ばし、圧巻でした。

こちらにもたくさんのしだれ桜が植えられています。

これは桜に似ていますが、海棠(カイドウ)かしら? ピンクが愛らしい。

さらに奥の伽藍エリアへと進みました。国宝に指定されている五重塔。桜といっしょにパチリ。

さらに奥に進むと、観音堂の近くに庭園が広がっています。満開の桜が、霞か雲かの美しさでした。

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