中原圭介さんの本は以前から良く読んでいますが、最近はアベノミクスへの懸念から精力的な著作活動が続いています。
僕はオリジナル曲『デフレンジャー BJ』というプロテスト・ソングでも明らかなように、日銀の金融緩和や新しい政府の財政出動によるデフレ脱却を支持する立場ですが‥‥それはともかくとして、中原さんの経済予測の中で将来の自動車に関しての考えには興味を持っています。
アメリカに始まる世界のシェール革命の結果として、天然ガス自動車が大勢を占めるという意見が多い(例えば長谷川慶太郎さん)中で、中原さんはシェールガスの副産物として水素が生成しやすいことから、より環境コンシャスなメリットのある燃料電池車が主流となると書かれています。最近テレビ特集などでも見ましたが、特に日本メーカーでは燃料電池車の開発は著しく進化しており、かなり現実的な量産コストのレベルまで見え始めているようです。
先日の記事で日本海のメタンハイドレートの実現化が近づいていることに触れましたが、自前のエネルギーを使った水素燃料電池の新文明を日本がリードすることが期待されます。
※ ただ素人ながら想うのは、燃料電池車は水素と酸素を反応させてエネルギーを発生させますが、副産物として生じた水を捨てるとすれば道路が水浸しになるのでは‥‥。日本の道路全部を透水性の良い舗装に張替えるのでしょうか。もつとも今週のような猛暑のヒートアイランド現象は緩和されるかも知れません。