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千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

千里山ロケーション

2006-10-09 00:47:02 | 千里山ウォーカー
去る1992年放映の関西テレビ系ドラマ「裸の木」(脚本:木々翔太郎)は、現代の高齢化社会を先取りしたテーマで、しかも千里山の住宅地をロケーションして撮影されたことで、多くの住民の記憶に様々なシーンが残されているようです。
大原麗子主演でさとう宗之や小林圭樹共演という演技者揃いの見応えのあるドラマでしたが、その住居の設定が噴水近くの趣のあるK邸で、休憩などで「カフェ・ド・ゴーシュ」に大原麗子が控えていると、勝手口からたくさんのファンが覗き込むということがあったとママさんにお聞きしました。又、K邸への路地向かいにある「稲富酒店」には老人役の小林圭樹が買い物に立ち寄り、その応対に出た店のご主人も少しセリフを貰って演技されたということもありました。
写真は千三保育園の横の急な坂道ですが、大原麗子が夫役のさとう宗之の出勤を、毎朝手を振りながら見送るシーンが何度も見られました。この坂の特徴は何と言っても格子状の植樹壁面で、コンクリート剥き出しのように無機質な印象ではありません。その緑豊かな表情が朝の背景として選ばれた大きな理由だと思います。
さて、それから10年以上が過ぎ去り、高齢化社会は千里山にも容赦なく押し寄せています。その舞台となった千里山に住む僕達は、このドラマの警鐘をこれからどう活かしていけばよいのでしょうか。