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千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

鳩にパンくず

2009-11-22 00:01:34 | 千里山ウォーカー

 千里山第一噴水で近くのコンビニで買ったサンドイッチを食べていましたら、鳩が2羽ヒョコヒョコやって来たのでパンくずをちぎってあげました。
 まったく人慣れしている様子で、足元に散らばったパンくずを素早く啄んでいきます。2羽の中では素早さに少し差があり、どうしてものろまな方に肩入れをしてしまいます。それでも要領悪く横取りをされるので、2羽ともにちょうど同じくらいの量になりました。
 千里山には80年前に郊外住宅地として開発時から戦前にかけて、街内に5つの噴水があったと言われていますが、現在はその内の2ヶ所が残っており住民の憩いの場となっています。明日の日曜日には噴水の水を出し、風も穏やかなら水面に小春の日射しをキラキラと反射させることでしょう。
 第一噴水の周りには桜の木が植えられて、春の花・夏の緑陰そして秋の紅葉と、小さいスポットながらも街に季節感を与えてくれます。これから落葉の後に裸となった枝木が、冬の寒そうな景色をいや増して、ベンチに一休みする人達の姿もめっきり少なくなるのでしょうか。

紅葉の桜並木

2009-11-14 00:48:01 | 千里山ウォーカー

 千里山駅ホームと千里山団地周りの桜並木の紅葉が、いつの間にか本格的な美しい色合いとなりました。このところの雨模様にひらひらと落ち葉も多く見られるので、春の散花のように潔く一瞬の彩りとなるのかも知れません。
 それにしても街の中に豊かな自然の感じられる、千里山のような住環境は本当に恵まれていると思います。季節の移り変わりを生活の中で視覚的にも楽しめるのは、現代の都市生活では贅沢なことになりつつあります。大阪の域内でも千里自体が街路樹や公園など、田園都市的なコンセプトで作られていることがあると想いますが、千里山はその千里ニュータウンに大きく先立つ大正時代に、ロンドンの郊外都市レッチワースを意識して開発された住宅地であるだけに、まだまだ公共空間や個人の庭など自然が豊かに残されています。
 今日その千里山団地周りの桜並木の幹に巻き付いた、ツタまで鮮やかに紅葉しているのを見つけました。その側で山茶花のピンクが彩りを添えています。春夏秋冬このような小さな発見を通じて、きっと癒されている部分があるのだろうと改めて感じています。

・千里山駅ホームの桜(123)

テレビドラマ検索

2009-09-02 00:01:01 | 千里山ウォーカー

 過去から現在へと作り続けられている、膨大な数のテレビドラマの情報サイトとしてテレビドラマ・データベースを時々利用します。
 先日、ギラン・バレー症候群という難病を抱えながらも、独特の個性とその存在感でコミカル&シリアスなドラマを彩った女優大原麗子さんが亡くなられました。大原麗子さんと言えば、千里山を舞台(ロケーション)として関西テレビが制作し、数々の賞に輝いた社会派ドラマ『裸の木』が想い出されます。
 僕はドラマの舞台となった千里山に住んでいるので、以前からこのドラマのことや街角シーンなどが気になっているのですが、残念ながらまだ僕は見ていません。街の人達はロケの時のことを憶えている方も多く、いろんなお話しを聞くと尚のことDVDか再放送で見たくなります。
 KTV(関西テレビ)さん、再放送かDVD化(もしくはオンデマンド化)よろしくお願いします。テレビ局見学の住民ツアーを企画できないでしょうか。

『裸の木』
キー局 KTV
放送曜日・時間 月 22:00-23:24
放送期間 1992/11/23 ~ 1992/11/23
演出 林宏樹
原作 神吉拓郎
脚本 木々翔太郎(林宏樹)
出演 大原麗子、さとう宗幸、小林桂樹、高橋芙美子
解説 芸術作品賞受賞作品。ギャラクシー大賞受賞作品。日本民間放送連盟賞優秀賞受賞作品。子どもを作らず、2人の生活を楽しんでいたが、妻はそんな暮らしに少しずつ疑問を感じる。

草蒸す長い石段

2009-08-10 00:01:18 | 千里山ウォーカー

 長梅雨や豪雨がようやく終わったと思うと一転、最近は台湾方面への大型台風の影響で南から熱気が送り込まれ、各地で酷暑の記録更新のニュースが聞かれました。そんな中で今日は朝から静かな雨音で目覚め、湿度は高いものの涼しさが肌に気持ち良く感じられる一日でした。
 関大前で食事を済ませ帰る途中に思い立ち、千里山西にある長い石段を上ってみました。どんよりと草蒸す感じの庭が石段の両側を覆っています。以前に何度もこの千里山を代表する石段のことをブログに書きましたが、この季節に通るのは初めてだったように感じました(暑い夏にはキツいからわざわざ通らないのかと思います)。
 真ん中辺りに立つ桜の木々に蝉の声が喧しく聞こえていますが、目を凝らせても不思議にその姿が一匹も見つかりませんでした。幹が雨で濡れているせいで、蝉の羽色とトーンが同化してしまっていたのかも知れません。しばらく息を整えながらその姿を求めて聴き入っていました。
 千里山には大小多くの石段や階段が見られます。地域情報サイト「千里山.NET」では地域の特徴である代表的な坂道・石段の紹介ページもあります。

もう一つの道

2009-06-03 00:01:45 | 千里山ウォーカー

 千里山駅からちさと図書館の方へ行くには、自動車が通る広い市道と平行して千里山団地の中を歩く桜並木の道があります。そして実はもう一つの豊かな自然に触れられる道があり、団地の建物に沿って歩ける住民の生活道です。
 僕は時々この土の道を通って行くのが大好きで、季節に応じて住民の方が育てた花壇の花などを楽しみながら歩きます。今日も大丸ピーコックで買い物の帰りにこの道を通り、しばらく立ち止まって木の葉の間から覗く青空や陽の光を見上げました。
 おそらく千里山団地を故郷として育った方達にも、この道は見慣れた懐かしい風景ではないかと想われます。ただ単に駅へと時間に追われながら通過するだけではこの道は利用しないでしょうが、少し視点を変えるだけでこんなに違った風景が見えてくるのがとても面白いと思います。
 この道の沿線には小さな花壇だけではなく、枇杷の木なども植えられております。小さな実ですが既にだいぶ色着いてきていますので、その内に一個くらいは味見をしたいと思っています。

写真(拡大)

桜坂の舗装工事

2009-02-17 10:01:27 | 千里山ウォーカー

 先日、千里山団地にある桜坂の路面舗装工事がしとしと降る雨の中で行われていました。熱したアスファルトの上に落ちる雨粒が蒸発し、白い煙のように立ち上っている向こうに、薄っすらと人やローラー車が行き来しているのが見えます。
 僕は昔故郷で浪人生活の時にアルバイトでローラー車を運転したことを想い出しました。兄が建設会社で監督をしていた現場に何回か小遣い稼ぎに行かせて貰い、スコップ作業に少し慣れた頃に「ローラーに乗ってみるか?」と言われ、好奇心もあったので即決運転を教えて貰いました。もちろん無免許になりますが、人手が足りないという分けではなく、(体力的にもおそらく楽ですし)兄の思いやりだったのかも知れません。因みに一回り以上年の離れた兄は、グレーダーという地均しをする特殊作業車の凄腕技術者という噂でした。
 ローラー車は操作してみると予想通り簡単で、スピードも遅く注意をしていればとても安全なものでした。技術的には道路の端側を正確に圧していく時が難しく、時々端に当てられていた木板に乗り上げたりしましたが、概ね自分では筋が良かったように思います。ダンプの運転手や作業員の方達からも、監督の弟さんということで優しくして頂き、県内のいろんな場所へ行くのがとても楽しかったのを憶えています。偶に故郷に帰る途中などで現場だった道路を通る時にはその頃の光景を想い出します。
 退職後も長く嘱託で仕事をしていた兄も昨年完全にリタイアをして、今は悠々と釣り三昧の日々を送っているということで、偶にスポーツ新聞の釣り欄に小さな写真で載ったり干魚を送ってきてくれます。

猫とカラス

2008-12-16 09:10:28 | 千里山ウォーカー

 千里山月が丘にある関西大学女子寮の坂道を上って帰る途中、カラスの羽音がしたので振り返ると、猫の前で悠然としている一羽のカラスを見ました。ほんの目と鼻の先にカラスが居るのに、猫は飛びかかる気配も無いようなのです。写真では植物の陰に身を潜めているように見えるのですが、実際はそんな緊迫感も無くただボーッと見ているだけという感じでした。
 以前、実家で飼っていた黒猫はネズミは勿論のこと、スズメやセミ・バッタの類を捕まえては、野生を剥き出しにして食べていました。最近の(そして街の)飼い猫はそういう捕食本能を忘れてしまっているのか、あるいはカラスの意外な獰猛さに一度痛い目に遭わされたトラウマでもあるのでしょうか。
 携帯写真を撮りながらしばらく観察していたのですが、カラスは何時までも安心しきっているように歩き回っていました。何か不思議に平和な光景でした。

イルミネーション情報

2008-12-05 23:07:38 | 千里山ウォーカー

 季節も12月に入り、梅田駅などで配布されている『阪急阪神Walker』や『遊びマップ』などにもクリスマス・イルミネーションの特集が組まれるようになりました。阪急・阪神となったことで梅田駅を中心に、広い範囲でたくさんのスポットが紹介されています。何年後かにはJR貨物ターミナル跡地の再開発エリアが加わり、より全体的な梅田の姿が見られると思うと、そんな情報マップを眺めるだけでも楽しみになってきます。
 我が街の千里山でも、お店や住宅そして第一噴水など恒例になっている場所で、日毎に飾り付けが増えていくのが見られます。
 その中でも僕が通りがかりで毎年気になっているのは、やはり千里山キリスト教会の「シオンの丘」に立てられる大きなツリーです。駅から千里山団地の桜並木の通りを北に向かって歩くと、礼拝堂の屋根に輝く光の十字架と対になって、家並みのシルエットに見え隠れしています。十字架と同じく白い光のシンプルな印象のツリーですが、それがかえって清澄な信仰のイメージとして冬の夜にはとても似合うのです。
 階段を上り「シオンの丘」には誰でも入ることができるのですが、僕のお薦めは24日イブのミサを訪れた時に見上げることです。僕は信者でもないのですが去年初めて行き、キャンドルサービスや賛美歌を一緒に歌わせて貰いました。ミサが終わると温かい善哉が振る舞われ皆さんと談笑を楽しみました。今年のイブにはそんな過ごし方はどうでしょうか。

木製ベンチの鉋がけ

2008-11-15 15:13:25 | 千里山ウォーカー

 千里山のメインストリートであるレッチワースロード(駅前から第一噴水を通過して新御堂筋へと繋がる)に、千里山まちづくり協議会が設置した木製ベンチが最近鉋がけされて美しい木肌色を見せています。以前に側を通った時に何かが違う雰囲気を感じ取ったのですが、その時は深夜にコンビニに出掛けた帰りでしたので分かりませんでした。
 千里山まちづくり協議会の広報サイトである「ちさとの風WEB」に、その鉋がけの様子が写真投稿されて気付きました。そのサイトの写真を見ますと、ユーカリの無垢の木でできた座板を削っているのは、まちづくり協議会の副会長で地元で工務店をされている、このベンチの設置の際にもプロジェクトの中心になって大活躍された漆谷さんです。材料のユーカリの木は吹田市の公園に植えられていたもので、先年の台風によりたくさんでた風倒木でした。それらを利用して千里山の坂道に設置し、高齢者や重い買い物袋などを持った住民が途中で一服できるベンチにしました。
 これからも1.2年に一度くらいの割合で鉋掛けをされると思われます。座板は木の感触がそのままに感じられる無塗装なので、雨風に曝される環境では美しい木肌はすぐにくすんでしまいます。住民の皆さんもまた一度綺麗になった木ベンチに腰を下ろして、手をユーカリの木肌に触れてみてはいかがでしょうか。

千里山神社コース

2008-11-03 00:17:11 | 千里山ウォーカー

 紅葉はまだ少し先かなと思える三連休の千里山ですが、おだやかな天気に誘われて久しぶりに街並みを散策して歩きました。千里山の紅葉といえばやはり桜がその代表で、駅のホームの桜の樹も上の方がほんのりと色づきかけています。また時々庭木の柿の実が塀越しに覗いているのも秋の街並みの美しい彩りです。
 千里寺の表参道を上がりきり、広い駐車場横の細い路地を左に入っていくと、関西大学や寺の大瓦屋根を見渡せる展望ポイントに出られます。真下の宅地開発で視野が少し狭くなりましたが、遠く生駒山の方面まで望むことができます。途中に千里山で一番長い石段を見下ろしたり、オリジナル生地の「もめんやNANACO」に立ち寄ったりしながら、千里山住宅地の面影を残す街並みの中を千里山神社まで坂道を上っていきました。もう午後遅い時間でしたが、千里山神社の境内に上がっていきますと、子犬を連れた若い女性の他は誰もいなくて、隣の水源公園もひっそりと静まりかえり、街の喧噪とはまた違いとても落ち着いた気分になれました。帰りは「みどりの協定」を吹田市と結び街並み景観づくりで「大阪百景」にも選ばれている路地を通り、第一噴水までゆっくりしたペースで下りてきました。
 比較的新しい住民の方の中には千里山神社をご存じない方も多いと聞きますが、この散策コースは僕には一番千里山の街を感じられるものと思われます。メイン道路から一歩住宅街の中に入り込んで、起伏のある地勢の変化と面白さを味わいながら、ぜひ一度歩いて頂きたいと思います。

※ 地域情報サイト「千里山.NET」では、「街並み案内」の「ウォーキング」ページにマップなどを追加紹介しています。

街歩きガイドマップ

2008-10-21 17:54:56 | 千里山ウォーカー

 昨夜、まちづくり協議会の会合に千里山会館に行ってみると、入り口脇にある事務所のカウンターにいろいろな場所の散策マップが置かれていました。少し時間があったので幾つかを手に取って見てみると、神戸ガイドマップ(全体地図案内)と合わせて、六甲山や灘の酒蔵周辺などそれぞれの地区詳細マップがセットになっているものが面白そうだったので持ち帰りました。他には源氏物語千年紀の関連の阪急のウォーク企画など広告チラシがたくさんありました。
 お聞きしたところ千里山自治会のKさんが、ご高齢にもかかわらず元気にいろいろな場所に歩いて出かけられ、そこで公共施設や街頭などに置かれている案内チラシを持ち帰られ、千里山会館を訪れる住民諸子に紹介をされているようでした。もちろん神戸までずっと歩いて行かれたわけでは無いでしょうけれども、電車を降りて様々な街の風景を楽しみながらウォークされている姿が頬笑ましく浮かびます。そして楽しかったその場所のことを他の住民の方にもお伝えしたいと思われるのでしょう。
 僕も街歩きは好きな方ですし日頃の運動不足が気になりますので、スーパーの帰りなどでも少し遠回りをして敢えて“月が丘の地獄坂”を登ってくることが多いのですが、最近しばらく遠歩きをしていません。子供の頃には遠足という楽しいイベントが有りましたが、ちょうどその頃にぴったりの季節でもあります。この週末にふらりと神戸にでも出かけて、このマップを手に街歩きをしてこようかと思いました。

ストリートビュー

2008-09-08 14:14:13 | 千里山ウォーカー

 最近のWEBサービスでやっぱり驚くのはグーグルマップのストリートビューです。
 カーナビの表示がいつかはどこでも3D立体になり、見知らぬ街でも自由に走り回れるようになればと思っていましたし、3Dバーチャル・コミュニティーのセカンドライフに対抗して、東京の街並みを3D化しようとするプロジェクトが始まるという情報を以前に聞きました。しかしこのグーグル・マップのストリートビューは、3Dと違い実写による制限はあるかも知れませんが、先ずデータ化するコストの面では相当な開きがあるのではないでしょうか。
 全方位カメラを搭載した撮影専用車が我が千里山の細い道も走っていてくれたようで、隅々の路地までシステムアップされるのも時間の問題ではないかと楽しみになってきます。ただ、千里山の写真では季節は冬のようで少し寂しい風景に見えるのが残念です。現在は主要道路のデータ化が進められているところですが、そのうちに頭の上にカメラを載せた撮影マンが、ショッピング・センターやターミナル駅などを歩き回る姿も見られるのではないでしょうか。初期には自分のビル内なども早く撮影して貰うために依頼料が要るかも知れません。個人情報的な問題もあるようですが、圧倒的な利便性との調整が進められればと思います。
 ストリートビューはメール添付やブログ埋め込みができますので(残念ながらgooブログでは反映されないようです)、例えば『北摂グルメブログ』などでは地図と一緒にお店の写真が見られて、これでは初めての場所でも迷いようがありません。
 地域情報サイト「千里山.NET」でも早速いろいろなところでリンク活用させて貰おうと思っています。

大きな地図で見る

『ぷらっと沿線紀行』─ 阪急千里線 ─

2008-08-30 15:22:55 | 千里山ウォーカー

 朝日新聞30日夕刊の大型企画『ぷらっと沿線紀行』で阪急千里線が採りあげられ、その記事の中で開発当時の終着駅であった千里山も紹介されるということを、先日のブログでお伝えしていましたが、いよいよ今日その記事を読ませて頂きました。昨夜、担当されたM記者からそのことでお電話を頂きまして、その声のご様子から伝わる期待はますます膨らんでおりました。ご本人も千里山にお住まいで、モチベーションも高かったと想われます。
 さて、先ほど入荷したばかりの夕刊をコンビニで買ってきました。一面の1/4くらいの紙面に「はいからさんが通った」という見出しで、郊外型田園都市の先駆けとなった千里山の洋風の生活スタイルを感じさせています。写真は先日ご案内させて頂いた切り通しの竹藪の中を走る阪急電車です。
 続く3面では紙面半分をいっぱいに使い、夕闇の中に浮かび上がる第一噴水の写真と、駅前マンションから千里山駅や千里山団地の桜並木に添って流れる阪急千里線のパノラマが掲載され、関西大学や千里山住宅地そして住民やお店・学生などの取材記事で、楽しく興味深い読み物にまとめられています。
 限られた紙面の中に入れられなかった筆者の数々の思いが、行間から愛情深く伝わってくるように感じました。Mさん本当にお疲れさまでした。

※ 【ぷらっと】ぶらっと&プラットフォームを兼ねたタイトルだとやっと気付きました。

千三地区の地獄坂

2008-08-10 20:55:29 | 千里山ウォーカー

 今日はお昼前に「公民館便り」や「千里山交番だより」の月例の更新のために、それぞれの地域公民館へ資料を取りに炎天下を徒歩で出掛けました。住んでいる千二地区の公民館は別にして、新田地区公民館はジャスコで買い物をする用事のついでに立ち寄れます。
 そして最も離れたところにある千三地区公民館の公民館だよりは、実は住民のMさんが隣接した保育園にお子さんを送り迎えする時に立ち寄り、画廊喫茶「ル・パルク」さんに届けて下さっているのですが、8月はお店がお休みになっていて中継ができないので自分で取りに行ったのです。
 千二地区公民館に先に立ち寄りそれから千三地区公民館の方へのルートで回ってしまい、しまったと気付いたのが後の祭りで有名な地獄坂を登る羽目になってしまいました。黒いレースの日傘をさした若い女性の後をゆっくりと歩いていると、黄色いTシャツに野球帽の男の子が元気いっぱいに追い抜いていきました。僕はクラッと目眩がする思いで、真夏の坂を駆け上がる男の子と黒く聳え立つ給水塔に向けて携帯シャッターを押しました。
 資料を受け取り坂を下っていると、登ってくる年配のご婦人が途中で休んでおられます。「暑いですね」と思わず声を掛けながらすれ違いました。毎日この坂を上り下りされている住民の皆さんはもう慣れておられるのでしょうか。千里山は坂と石段の街と言われますが‥‥。

佐井寺の散策会

2008-05-06 15:41:01 | 千里山ウォーカー

 最後の連休日は朝早くから初夏の陽気になりましたが、吹田市博物館で開催中の『西村公朝~たどり来し道』の見学を兼ねて、佐井寺の旧い街並を通り抜けるウォーキングの集まりに参加してきました。千里山まちづくり協議会の人達と住民の20人近い一団で、午前中の2時間ほどをかけて博物館まで8,000歩ほどの距離を歩きます。
 途中のマーケットで購入したそれぞれのお弁当を、博物館の屋上庭園のベンチに腰掛けて頂きました。よもやま話などを楽しみながら青空の下で食べると、何でも無いスーパーのマーボ丼でもとても美味しく感じられます。食べ終わる頃にちょうど博物館のコーヒーを奨めに来られたので、ホットコーヒーを頼みしばしゆっくりした午後の一時を過ごしました。
 西村公朝さんは現代彫刻家で仏師としても大きな文化貢献をされた方で、晩年には吹田市博物館の初代館長を引き受けられました。高槻の富田町に生まれ、東京美術学校彫刻科を出られた後に美術院に勤められ、全国の仏像文化財の修理や独自の作風を持つ創作活動を続けてこられました。その学生時代の習作から、自らの得度後に住職として入り復興させた古寺に安置された仏像まで、多くの作品が手紙や創作ノートなどの資料とともに見られます。
 特に学生時代の少女立像の習作の中に、後の仏像作品を想わせる雰囲気を漂わせたものがあり、現代彫刻と伝統的な仏像彫刻の新しい融合の芽生えが感じられるものが印象的でした。6月22日(日)まで行われますので見学をお薦め致します。