文學界新人賞を第48回(1979年)「年頃」で受賞した古荘正朗さん。
高校時代からの野田秀樹の親友。
生涯に『年頃』『ウエスト・エンド物語』『架橋』『真夏のドライブ』の
4作しか残さず35歳で病死されました。
あとがきから察すると野田氏がこの本の出版に尽力された由。
作家のポリシーなのか『当用漢字 -常用漢字 - 教育漢字 - 人名用漢字』にも
ないような漢字が頻繁に出てきて私は読めずニュアンスで読み進んでいます。
なぜネプリーグの「第2ステージ・ファイブツアーズ」最終問題みたいな
難解漢字を多用したのかは不明で不可解です。
発表の意志がなく漢字練習の方法として物語の形式を取ったのかも?
「私小説」だと思います。
違う題材の小説を読んでみたかった作家さんです。