宮崎県のソウルフードとも言われる「鶏もも焼き」について、ネットで調べました。きっかけはタクシー乗務中にお客さんから聞いた「若鶏よりも親鶏が美味い」という説。いつも通っている居酒屋さんでその話をしたらまったく同じ見解「親鶏=濃厚な旨味と歯ごたえ」でした。
世の中に流通している鶏肉は “若鶏” が主流。柔らかい方が食べやすいし、飼育期間も短くてすむ(若鶏は40~50日程度。親鶏は80日以上)。あまり流通しない親鳥の肉ですが、価格はむしろ若鶏より安いんだそうです。
炭火を使い豪快な炎をあげながら焼き上げる「鶏もも焼き」、宮崎では丸万という店が元祖。創業が1954年(昭和29年)で、今も健在です。ところが今回ネットでたまたま見つけた記事によると1952年(昭和27年)に香川県丸亀市にある “一鶴(いっかく)” という店で「骨付鳥」というメニューが生れています。
宮崎市中心部の商店や飲食店で、明治以降に四国から移り住んできた人も少なくないと聞いています。丸亀市の「骨付鳥」を下敷きにして宮崎の「鶏もも焼き」が誕生したという可能性、ありませんか? とは言ってもこれ以上簡素化できないほど原始的な調理法なので、平安時代にも存在してたとは思われます。なのでここは細かいこと抜きで『どっちが元祖か!?』というキャンペーンを丸亀市と宮崎市で同時開催して盛り上がってはいかがでしょうか。
※食べるときの薬味に「ゆずこしょう」 宮崎では定番です。
参考にした記事:
→真っ黒がおいしい! あの鶏もも肉の炭火焼きを自宅で作ってみた
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