「90年代ドラマとパチンコに関する考察」記事一覧はコチラ
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久々のドラマネタとなる今回は、1998年(平成10年)にTBS系で放映された「ひとりぼっちの君に」(主演:浜田雅功)での、パチンコロケーションについて。
★脚本:関根俊夫
★出演:浜田雅功、永作博美、浜田岳、純名理沙、蟹江敬三、加賀まり子、他
★放映時期:1998年(平成10年)7月2日~9月17日(全12回、木曜21時ドラマ枠)
★テーマ曲:Fayray(フェイレイ)「太陽のグラヴィティー」
雇われコンビニ店長の新太郎(浜田雅功)と、両親のいない万引き少年・雄大(浜田岳)は、ひょんな事から生活を共にする。赤の他人同士である二人は、何かにつけて衝突を繰り返すが、次第に互いの絆を深めていく。
ダウンタウンの浜ちゃんこと浜田雅功と、俳優の浜田岳が「ダブル浜田」として共演。当時、浜田雅功はお笑いの他、「人生は上々だ」「龍馬におまかせ」など、役者としても絶好調。一方、当時小役の浜田岳は、本作がデビュー作。新太郎と里美(永作博美)の掛け合いも見ものだった。
本作では、新太郎が「無類のパチンコ好き」という設定で、仕事をサボってパチ屋に入り浸るシーンがたびたび出てくる。ロケホール及びSANKYOの協力により、同社の人気機種が撮影に使用された。
第1話「さわらぬガキにたたりなし」(1998年7月2日O.A)
叔母の瑤子(加賀まり子)の元から逃げ出した新太郎。腹が減ってラーメン屋に入ると、さっき交番から家まで送り届けた雄大が、一人カウンターで食べている。お勘定の際、財布が見つからず焦る新太郎。実は、彼が大阪に逃げ帰らぬよう、瑤子がカバンから財布を抜き取っていた。無銭飲食の危機が訪れる新太郎だが、その窮地を救ったのは雄大だった。
ラーメン代を立て替えて貰った新太郎、妙に雄大に馴れ馴れしい。しかも、ギャンブル好きの虫が騒ぎ、「ひと儲けしに行こうか」と雄大から「資本金」をせしめて、パチンコ屋に出向く。しかし、一度も当たらずじまいで、雄大から「資本金を返せ」と言われる。
ドル箱山積みの女性を、羨ましげに見つめる雄大。しかし、肝心の新太郎は…
全く当たる気配なし。しかも、「台が悪いんや!」と開き直る始末。
★ロケ地となったパチンコ店…六本木「パチンコミナミ」
★新太郎が打っていた台…「CRFビッグパワフルFX」(SANKYO)
大当り確率1/331。7のWライン以上かオールフルーツで確変(突入率1/4、リミッター9回)
第9話「ガキも歩けば棒に当たる」(1998年8月27日O.A)
新太郎のコンビニが、強盗の被害に遭った。それなのに、新太郎は店をサボってパチンコ三昧。そこへ、雄大が「お姉ちゃん(永作)が帰って来いって言っているよ」と迎えにくる。「今、いいところだから」と、帰る気配のない新太郎。それどころか、大当りして「箱持って来い!」と雄大に怒鳴りつける。
新太郎に言われ、しぶしぶドル箱を取りに行く雄大。すると、ジェットカウンターの前で、腰にキーホルダーをぶら下げた若者を見かける。実は、雄大がコンビニで目撃した強盗の特徴にピッタリだった。慌てて、新太郎に知らせに行く雄大。だが、新太郎は大当りに気を取られ、取り合ってくれない。やむなく、雄大は一人でキーホルダー男の後を追う。店外でバッタリ会った麻衣(前田亜季)と共に、危険な追跡が始まる。
咥えタバコでパチンコに興じる新太郎。調子が良いらしく、雄大の言葉も耳に入らない。
さらに大当りが来て、「途中で止められへんやろ!」と、仕事場に戻る気はゼロだ。
★ロケ地となったパチンコ店…中野新橋「パーラーエクセレ」
三星の一般電役「オークス2」を、長期間設置した店としても知られる。1996年の「ロングバケーション」(木村拓哉、山口智子)でも、この店でロケが行われた。
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★新太郎が打っていた台…「フィーバーマジカル夢々ちゃん」(SANKYO)
型式名は「フィーバースーパーナインMX」…大当り確率1/223.5、全大当り後80回転の時短が付いた現金機。甘い確率に加え、FパワフルIII譲りの9分割液晶が、ファンの心を掴んだ。
※なお、「パーラーエクセレ」でのパチンコロケは、第11話「雨降ってガキ固まる」(1998年9月10日O.A)でも行われている。
新太郎と栗林(蟹江敬三)、パチ屋でのツーショット。