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西葛西・レトロパチスロゲームセンター訪問記

2011-10-02 07:34:59 | 昔のパチスロ台

以下は、昨年1月に東京・西葛西のレトロパチスロゲームセンター「ミリオンヒット」(現在は閉店)を訪れた時の実戦記である。

 


某月某日、東京・西葛西のスロゲーセン「ミリオンヒット」を訪問。



いやいや、レトロファンには涙モノのラインナップに驚いた。


当日の設置機種を振り返ると、3号機まではハイアップ、クーガー、デートライン21、ファイアーバードEX、アペックス301、F-1、リバベル3、フラッシュ、リノ、スープラ、コンチ3、ペガサスEXA、ドリセブJr、グレハンなど。


そして4号機は裏物が多く設置されており、ビッグウィンクル(青リンゴVer)、電撃あらっ太郎(状態Ver)、007SP(状態Ver)、スパンキーウェーブ(ハーネスVer)、サンダーV(ゼブイVer)、ゲッターマウス(速攻連Ver)など、一時期関西地方を中心に猛威を振るったBモノがズラッと並ぶ。


さらに、沖スロではカブト(トリカブトVer)、ハナハナ(29Ver)、シオラー(リプ連Ver)、ハイビ(ゴッドVer)、海神(32Ver)、南国物語(32Ver)、カリユシ(チェリーVer)、ティーダ(ゲタVer)、琉王(60段階Ver?)といったBマニアが泣いて喜びそうな名機が・・・。

 

ただ、大好きなアメリカーナマグナムに電源が入っていないのは残念…。アップライトの沖スロ「フェニックス」(高砂)も展示となっており、1991年の那覇・天久某店以来の再戦は叶わなかった。



しかし、初見のゲーセンでこれだけ打ちたい機種がたくさんあると、いったい初期投資がどれくらいかかるのかと、少し不安になった。まさかのゲーセンで1万使うとか、あながち冗談ではない。


最初はノーマルで手堅く行こうと、ファイアーバードEX(瑞穂2号機)に直行。これは新宿・歌舞伎町の「ラスベガス」で打ち込んだ名機である。




すると、30ゲームくらい回したところで中段テンパイのチャンス目が入り、そのまま狙うと777があっさり揃う。とりあえず、ビッグ1回分のコインを1000円ポッキリで確保する。




ただ、残念だったのが、ビッグ終了後何事もなくリセットが解除されてしまったこと。あの伝説のおバカ機能「ビッグ後90秒の強制ウェイト」が久方振りに体験できると思ったのだが…ゲーセン用に改良(改悪?)されていた。


で、このコインを持って色々打ち回ることに。まずは、お目当てのミラクル(尚球社・3号機)へ。新宿西口の「アラジン」でさんざやられた若き日の思い出が蘇った。当時の相性は今も変わらず、バケしか引けずに少量のコインを持って撤退・・・。


やはりファイアーのビッグ350枚のコインでは買い足し必死か・・・とウロウロしていると、先程までドリセブJrで爆裂させてた人が、ビッグ後2ゲームで止めている。これはチャンスとすかさず座り、残りのコインを打ち込むと、あっさり10ゲーム位で7絵柄一直線のリーチ目が出現。ビッグを引き、当然のごとく「1000枚抜き」を敢行。、目押しシールのおかげで楽々1050枚をゲットする。

これで少し安心して打てる・・・とJrを打ち続けると、あっさり状態抜け…。仕方がないので沖スロのリセットでも取るか・・・と座ったのが高砂の4号機「カリユシ」。自由が丘の三☆で打ったBモノはレギュラー後のRT(カリユシチャンス)から状態に入るアツイVerだったが、ここのカリユシはチェリー前兆Ver。そして打ち始めると、まもなくチェリーが落ちる・・・今日は何気にヒキが強い。


そして数回のチェリー出現の後、突然リール窓右側の「777」ランプが点滅。久しぶりに見る、なんとも懐かしい告知であった。これはビッグだったが。残念ながら連チャンはせず。


次に向かったのがビッグウィンクル(高砂・4号機)。ここのビッグウィンクルは全国的に有名な「青リンゴ前兆Ver」。さて、こいつが美味いリンゴになるか、それとも毒リンゴとなるか・・・。


が、しかし、大体50ゲーム位に一度の割合でリンゴの集中や単発リンゴが来るものの、肝心のボーナスに繋がらず。300ゲームほど追いかけたがボーナスは引けず、撤退。



隣の「電撃あらっ太郎」(高砂・4号機)へと移動する。本日0回転でまだ誰も打っていない。2000年頃に名古屋駅(太閤口)近くの「太陽」というパチ屋で打った時には、朝からお座り一発でビッグのクレジット連をかました経験があるので、もしかしてコイツにも・・・とリセモ狙いで座ると、バッチリ狙いが的中する。32ゲーム目に衝撃の「ピキーン!」告知が発生。まさに「ケツが浮く」衝撃音である。これがビッグ2連チャン。


と、ここである考えが浮かぶ。「チマチマと色んな台でコインを出し入れしてたんでは、安心して遊べない。ここは爆裂台でガッツリ状態を引いて、大量コインを獲得すべし。」。なんとも大胆な(?)決断をして、再び裏沖スロのシマへ向かう。


選んだのは、シオラー(リプ連Ver)。リプ連といえば様々な機種があるが、シオラーのリプ連は過去に打ったことがなかったので、是非一度は触っておきたかった。


すると、本日最大の見せ場が訪れる。レバーオン1回転目にいきなりリプレイが揃い、「おっ?」と次プレイに期待すると、これまたリプレイ。これはアツい…と期待を込めてレバーを叩くと、まさかのリプレイ3連である。


気合を入れてレバーを叩くと、次プレイで当然のごとくチカチカ。オスイチのリプ3連からあっさりボーナスを引く。これが見事「状態」に入り、ビジ10レジ2の12連チャン。4000枚のコインを確保し、以後は余裕を持って遊べることが確定した。


が、夕方5時からの実戦のため、そろそろ帰りの時間が気になる。時間は午後9時。地下鉄の時間を考えるとあと2時間ほどで撤退しなければ・・・。というわけで、残り時間で手当たり次第に乱れ打ちを敢行。


まず、先刻レギュラーしか引けなかったミラクルへ舞い戻り、余裕たっぷりで打ち始めると150ゲームほどで、飛び込みでいきなりビッグが揃う。さて、久々のビッグでいったい何ゲーム継続するか・・・と右打ちで消化すると、10・15・20と節目のゲームでことごとくJACINを蹴り、とうとう25ゲームも飛び越えて30ゲームの完走に成功。

10数年ぶりのミラクルで、MAX560枚獲得というある意味「ミラクル」を達成する。ただ、帳尻合わせのように、次のビッグは最短の10ゲームでJAC IN。


そして、その後は沖スロなどを打ち回り、「琉王」(非常に状態が良くて驚いた)で単発、「海神」32Verで4連チャン、「ティーダ」で2連(その他も触ったが不発)、さらには「スパンキーウェーブ」で2連と、色々と堪能したところで時間が来る。


結局、流したコインは8000枚ほど。この店では100枚=1ポイントに換算して1000円打ち放題や台予約などの特典があるとのこと。まあ、それほど頻繁に通える場所でもないので、ポイントなど意識する必要もないのだが、とりあえず今後のために貯めておくことにする。


たった千円+交通費で、20年のパチスロ歴を走馬灯の如く振り返る事が出来る素晴らしい場所…後ろ髪を引かれる思いで、西葛西を後にした。

(2010年1月実戦)