
オーストラリアへの研修旅行の内容も書きたいので、万博奮闘記に続きまた長くなりそうです。
今回はレンガ住宅の施工方法の続きです。
基礎から一段一段積むことは前回お話しました。
さて、開口部です。サッシやガレージドアなどの開口部の上はどうやって積むのか・・
正解は、鉄板を使用するのです。レンガに鉄板を渡し、そしてその上にまた積み始めます。

写真のサッシの上部、赤い部分が鉄板です。開口部の大きさや、上部の荷重によって鉄板を厚くしたり、L型の鉄板を使ったりします。

現在の写真です。鉄板はレンガに近い色で塗装しています。
また、出窓やバルコニーなどどうしても積めない部分はレンガをスライスしてタイルのように貼ることもあります。

神戸異人館の風見鶏の館です。この建物も外壁にレンガを使っていますが、ここの開口部には石を使っていますね。豪華な仕様です。

レンガ部分の上から2段、塗り壁との境の部分は、外にちょっとふかしたり、向きを変えたりして変化をつけています。ここだけレンガの色を変えてもおもしろいですね。
さらに、レンガの最上段は塗り壁部分より外に出るため、写真では見えませんが水切りの板金を施工しています。
二階の窓も、レンガ部分の重厚感に負けないようにカットしたレンガを窓台として貼り付けました。




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