なつめ、つぼつぼ。

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お干菓子「庚申さん」

2014年01月29日 | こんな、あんな和菓子
今年の初釜のお客様へのお土産にご用意したのは、
寧楽菓子司・中西与三郎さんのお干菓子「庚申さん」です。


以前の「御菓子司 なかにし」から、
いつのまにかお店の名前を改称されたようです。
(私は前の名前のほうが親しみがあって好きだなぁ)


庚申さんといえば、
奈良町の中にある庚申堂のまわりに吊られている身代わり猿です。
おうちの軒先にも、家族の数だけ吊られていて、
家族にふりかかるはずの不幸を代わって受けてくれると考えられています。

お菓子についていたお店のしおりによれば、
もともとは中国では古くから
猿は悪魔払いのお守りだったようで、
三蔵法師も天竺への道中、猿のぬいぐるみを馬の鞍につけていたとか。
それが後に、孫悟空の物語になったといわれているそうです。
(知らなかったな)


中西さんの「庚申さん」には主菓子もあり、
私はそちらも大のお気に入り。

こしあんと白あんの2種類がありますが、
いつもはこしあんの方が好きな私も、
「庚申さん」に限っては、白あんをおすすめしています。


また、中西さんのお干菓子には「幻の絹」があります。
シルクロード終着の地、奈良らしい御銘です。
以前にも、こちらの記事で紹介しました。

小豆の香りが香しく、
初釜でお客様でお見えになったOさんもご存知でした。
比較的最近に作られたお菓子ですが、
すでにお茶をたしなまれている方々の間で人気のようです。










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