4月24日は日曜日のお稽古ということで、
午前中は日頃できないお点前の特別稽古とし、
午後からはお客様も招いてのお茶会となりました。
お茶会にお越しいただいた皆様には、
本当にありがとうございました。
さて、午前の特別稽古で教えていただいたのは、
「茶湯(ちゃとう)」と天目台を使っての濃茶、
そして、水瓶を使ってのお点前でした。
(水瓶を使ってのお点前)
今回初めて教わった「茶湯」とは、
献茶式などで仏前に茶を献じるときや、
供養のお茶を点てる作法だそうです。
数年前に、N井先生が亡くなられ、
昨年には、私たちの姉弟子にあたるY野先生が亡くなられ、
近々、追悼のお茶会を催したいという話もちらほらと。
そのときには、N井先生の「成穂会」を引き継いだ私たちが
お点前をさせていただくことになろうかと、
慌てないためのお稽古です。
Y先生も、N井先生の形見のお着物でいらっしゃいました。
床には、あらかじめお菓子が供えられています。
供えられるお茶は、
正客によって床に運ばれ、
花器を左に寄せて、右に供えられました。
午後からは、4人のお客様をお迎えし、
蹲(つくばい)、躙り口(にじりぐち)を使っての
正式な席入りを体験いただきました。
濃茶から続けて薄茶を差し上げました。
お菓子は、奈良・大和郡山市に本店を置く、
菊屋御製の「花菖蒲」です。
大和郡山城の門前にある菊屋さんで有名なのは「御城之口餅」です。
郡山城の城主だった豊臣秀長が、兄・秀吉をもてなすために作らせた餅で、
秀吉もたいそう気に入られたという逸話が残っています。
せっかくなので、午前中の特別稽古でいただきました。
本日はこのほかにも、おもたせで
石川県小松市の松葉屋御製「月よみ山路」をいただき、
みんなで楽しませていただきました。
この日、先生がお持ちくださった干支のお道具は、
お茶杓でした(ご銘『くくり猿」』)。
これからも時々は、日曜にゆったりと
特別稽古やお茶会をしていきたいねと話しています。
お茶会には、お茶の経験のない方も歓迎。
お菓子とお茶のほぼ実費(今回は700円)で
お茶会を体験いただけます。気軽にお越しください。
◆5月のお稽古日のお知らせ◆
5月12日(木)18:30~ ドーンセンター(天満橋駅)
5月27日(金)18:30~ 東大阪市布施駅前リージョンセンター(布施駅)
(18:30~20:00の間でお越しいただければお稽古できます)