今週のお茶のお稽古日は、
奇しくも「重陽の節句」の日でした。
というので、お菓子は「着せ綿(きせわた)」(松葉屋御製)です。
重陽の節句に、一晩菊にかぶせて露を移した綿で顔を拭うと、
邪気を祓って長寿が得られると言われているそうです。
お干菓子は、同じく松葉屋御製の「千家 老松」。
玉子の黄身と上質の小麦粉のみで、油も使わずに焼かれたと栞にあり、
やさしい甘みのお菓子でした。
教室は緊急事態宣言下で参加者も少なく、
「風炉長板一つ飾り」のお点前をお稽古しました。
お棚を使ったお点前といえば、
水指など最初から飾りつけられていることが多いですが、
長板に風炉釜のみで始まるお点前は
シンプルでいいなと思いました。
次回のお稽古は9月30日、布施の予定ですが、
感染状況により中止もあります。
社中のみなさんにはLINEでお知らせします。
( S・K)