7月31日のお稽古は、
午前中は社中の者だけで特別稽古。
午後は、お客様もお招きしてのお茶会形式のお稽古でした。
真夏のお茶会らしく、
この季節にしか登場しないお道具や趣向で。
床の間の花は涼しげなリンドウのブルーだけをゼミ籠に生けました。
先生がお誕生日にプレゼントされたという、
ヘレンドの 干支小筺をお香合に見立てました。
水面を見せたほうが涼しげに見えるというので
暑い季節に使われる平水指。
内側の水草がゆらゆらして、涼風を感じていただけたでしょうか。
お点前の最後に、袱紗(ふくさ)でセミの形を作って飾るのも、
この季節のお点前ならではです。
(オレンジの色から、どうしても金魚に思えるんですけどね・・・笑)
写真には撮り忘れていますが、
お茶碗も平茶碗を使いました。
午後のお茶会式お稽古は、
前回同様、お濃茶と続きお薄を体験いただきました。
お茶を習っていない方には、
なかなか経験できないお濃茶席です。
いただき方も手取り足取り、お教えします。
また、次の機会にご興味があればぜひ。
お楽しみのお菓子は、
午前中のお稽古には「京の離宮」(鼓月御製)
午後の主菓子は「花芙蓉」(鼓月御製)
お干菓子は、
おもたせの「月世界」(月世界本舗御製)と、
尾張屋御製の「蕎麦板」です。
「月世界」は富山の銘菓だそうですが、
初めていただきました。
軽く口のなかで溶けて、上品な甘みがお抹茶とよく合います。
Oさん、ありがとうございました。
最後に、茶杓飾りのお稽古をして、
今回の特別稽古を無事に終えました。
(S・K)