モリコーネが作曲した映画音楽の組曲集
エンニオ・モリコーネ(1928-2020)はイタリア生まれの映画音楽作曲家で、記憶に残る美しい曲の数々を残したひとり。このCDはモリコーネが作曲した映画音楽をヴァイオリン演奏用組曲に自らアレンジしたもので、最後を飾る作品となってしまった。CD録音の際に指揮するはずだったが亡くなってしまい、代わりに息子のアンドレアが指揮している。ヴァイオリン・ソロは20年にわたりモリコーネの演奏活動に参加していたマルコ・セリーノ。《セルジオ・レオーネ組曲》《ジュゼッペ・トルナーレ組曲》《モーセとマルコ・ポーロ組曲》《ミッション》など。組曲名だけでは分からないが、演奏されている曲を聴けば直ぐ映画を思い出す人も多いだろう。マカロニ・ウエスタン(イタリア製西部劇)の曲まで美しい旋律となってヴァイオリンで奏でられる。日本未公開の映画もあるので初めて聴く曲もある。Arcanaレーベル。紙製二つ折りケース。
ナクソス・ジャパン '21/3録音 '22/1発売 7作品(21曲) 64:00 2,286円(輸入盤 タワーレコード通販)
マルコ・セリーノ(ヴァイオリン)
アンドレア・モリコーネ(指揮)
ポルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団(イタリア)