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CDを聴く 『アビイ・ロード・コンチェルト』

2024-08-01 | CD

アビイ・ロード・スタジオと言えば直ぐビートルズを思い出す人も多いと思うが、イギリス・ロック・バンドのビートルズ最後のスタジオ録音アルバム『アビイ・ロード』の曲を、かつてベルリン・フィルの第1コンサート・マスターであったヴァイオリニストのガイ・ブラウンシュタイン(1971-)がソロ演奏した作品《アビイ・ロード・コンチェルト》〈序曲〉から始まり〈ジ・エンド〉で終わるが、〈カム・トゥゲザー〉〈サムシング〉〈ビコーズ〉などの曲がクラシカル・ロックに変身。まるでクラシック曲を聴いているような技巧的なアレンジで、素敵な演奏が聴ける。指揮しているのが美人で知られているアロンドラ・デ・ラ・パーラ   (1980-)。ニューヨーク生まれだがメキシコ育ち。今年からスペインのマドリード州立オーケストラ首席指揮者になっている。ふたりともビートルズ世代より若いが、ビートルズの音楽を聴いて育った。
CD後半はクラシック曲。ヴォ―ン・ウィリアムズ(1872-1958)の《揚げひばり》は空高く鳴きながら飛ぶヒバリを描いた曲。日本では春の季語にもなっているそうで「春告げ鳥」とも言うが、河岸がコンクリートになっている日本では見かけなくなったように思う。斐伊川の河川敷なら....と、思ったりもする。これも良い演奏。もう一曲はフレディリック・ディーリアス(1862-1934)の《ヴァイオリン協奏曲》。アルファ・レーベル。

ナクソス '21/11録音 '24/6発売 3作品(20トラック) 72:12 2,711円(輸入盤 国内通販)
     ガイ・ブラウンシュタイン(ヴァイオリン 《アビイ・...》は作・編曲・演奏)
     アロンドラ・デ・ラ・パーラ(指揮)
     ベルギー王立リェージュ・フィルハーモニー管弦楽団(ベルギー)