「旅をしてこそトラベラー」という詠み人知らずの言葉があるように、『トラベラー』をやるからには星と星を巡る冒険がしたいもの。かくして星域図を片手に数多の旅人が宇宙を渡って行ったわけです。
日本ではリジャイナ星域やその周辺、シナリオ『黄昏の峰へ』の舞台となったスピンワード・メイン、『トラベラー・アドベンチャー』の舞台であるアラミス星域が定番、といったところでしょうか。この地域は日本語で読める資料も豊富で、シナリオを組立てやすいという大きなメリットがあります。
でもそこばっかりというものも、広大な宇宙を舞台にする『トラベラー』らしくない。もっと他の地域にも目を向けてみましょうよ、ということで、キャンペーンの舞台に便利そうなエリアを独断と偏見と個人的趣味で紹介していこうかと思います。
紹介の基本ラインは「ジャンプ-1で旅行しやすい所」。ジャンプ-1で行きやすいならジャンプ-2でも行きやすいでしょうし。
スピンワード・メインは確かにジャンプ-1宇宙船でも行き来できるエリアですが、ライラナー周辺が離れ小島になっていて「リジャイナからもう一つの重要星系へのお使い」的なキャンペーンの時に不向きだったりするのが個人的に気になっていまして…(そういうのはイフェイトへ向かえ、と言われそうですが(汗))。
1回目のテーマは「268地域星域」。スピンワード・マーチ宙域の最辺境です。
日本では資料の乏しさから冒険しづらい印象のある地域ですが、海の向こうではリジャイナ星域に匹敵どころか凌駕する人気を誇るエリアです。
考えられる理由は、
【1】公式資料の豊富さ
GDWが一時期テコ入れしていたこともあって、英文ですがとにかく資料が豊富です。大型モジュールシリーズの『Tarsus』のTarsus、『Beltstrike』のBowmanに加え、『Adventure 10: Safari Ship』の567-908(ここは後にGURPSの『Planetary Survey 2: Denuli』としてリメイクされました)、『Double Adventure 6: Divine Intervention』のPavabid、アンバー・ゾーン『Tarkine Down』のTarkine、と、侮れない量です。
また、Avenger Enterprises社から一時期『System Guide 1: Datrillian』『System Guide 2: Flexos』という資料本が出ていたことからも、人気の高さがうかがえます。
【2】あふれるフロンティア感(笑)
帝国側の玄関口となる星域首都Mertactorの外は、見渡す限りのフロンティア。スピンワード・マーチ宙域も帝国中央から見ればかなりのフロンティアですが、268地域は国家の束縛を離れて冒険したい人にはうってつけ。特に567-908星系やDawnworld星系のように未開発の星が残されているので、探査もののシナリオにはぴったりです。
その一方で、帝国の属領星系(Cs: Client state)や偵察局基地も点在していて全く帝国と縁が切れるわけでもなく、「帝国政府から依頼を受けてMertactorを出発するミッション」的なシナリオも展開可能です。
また独立星系同士でも「Collace対Traxalonの『冷戦』(に巻き込まれるPavabid)」設定もあって、なかなか複雑な様相を見せています。
【3】ジャンプ-1で行き来しやすい
ほとんどの星系がジャンプ-1で繋がっていて、ジャンプ-1商船での旅もしやすいです(Nirton星系のガスジャイアントに接近していいかどうかはレフリーの判断次第。確かリジャイナ星域の進入禁止星系アルジンでは、惑星防衛艦の監視下でガスジャイアントでの燃料補給ができたかと)。
これだけ好条件が揃っていれば、レフリーもシナリオの作りがいがありそうです。地理的にヴァルグルやゾダーンやアスランから微妙に遠く、これらのメジャーな異星人を出しにくかったり、そもそも英文での資料集めという高いハードルがありますが、かなりお薦めの星域です。リジャイナに飽きたら1回いかがでしょうか?
各星系の細かい設定については詳細編を参照してください。
日本ではリジャイナ星域やその周辺、シナリオ『黄昏の峰へ』の舞台となったスピンワード・メイン、『トラベラー・アドベンチャー』の舞台であるアラミス星域が定番、といったところでしょうか。この地域は日本語で読める資料も豊富で、シナリオを組立てやすいという大きなメリットがあります。
でもそこばっかりというものも、広大な宇宙を舞台にする『トラベラー』らしくない。もっと他の地域にも目を向けてみましょうよ、ということで、キャンペーンの舞台に便利そうなエリアを独断と偏見と個人的趣味で紹介していこうかと思います。
紹介の基本ラインは「ジャンプ-1で旅行しやすい所」。ジャンプ-1で行きやすいならジャンプ-2でも行きやすいでしょうし。
スピンワード・メインは確かにジャンプ-1宇宙船でも行き来できるエリアですが、ライラナー周辺が離れ小島になっていて「リジャイナからもう一つの重要星系へのお使い」的なキャンペーンの時に不向きだったりするのが個人的に気になっていまして…(そういうのはイフェイトへ向かえ、と言われそうですが(汗))。
1回目のテーマは「268地域星域」。スピンワード・マーチ宙域の最辺境です。
日本では資料の乏しさから冒険しづらい印象のある地域ですが、海の向こうではリジャイナ星域に匹敵どころか凌駕する人気を誇るエリアです。
考えられる理由は、
【1】公式資料の豊富さ
GDWが一時期テコ入れしていたこともあって、英文ですがとにかく資料が豊富です。大型モジュールシリーズの『Tarsus』のTarsus、『Beltstrike』のBowmanに加え、『Adventure 10: Safari Ship』の567-908(ここは後にGURPSの『Planetary Survey 2: Denuli』としてリメイクされました)、『Double Adventure 6: Divine Intervention』のPavabid、アンバー・ゾーン『Tarkine Down』のTarkine、と、侮れない量です。
また、Avenger Enterprises社から一時期『System Guide 1: Datrillian』『System Guide 2: Flexos』という資料本が出ていたことからも、人気の高さがうかがえます。
【2】あふれるフロンティア感(笑)
帝国側の玄関口となる星域首都Mertactorの外は、見渡す限りのフロンティア。スピンワード・マーチ宙域も帝国中央から見ればかなりのフロンティアですが、268地域は国家の束縛を離れて冒険したい人にはうってつけ。特に567-908星系やDawnworld星系のように未開発の星が残されているので、探査もののシナリオにはぴったりです。
その一方で、帝国の属領星系(Cs: Client state)や偵察局基地も点在していて全く帝国と縁が切れるわけでもなく、「帝国政府から依頼を受けてMertactorを出発するミッション」的なシナリオも展開可能です。
また独立星系同士でも「Collace対Traxalonの『冷戦』(に巻き込まれるPavabid)」設定もあって、なかなか複雑な様相を見せています。
【3】ジャンプ-1で行き来しやすい
ほとんどの星系がジャンプ-1で繋がっていて、ジャンプ-1商船での旅もしやすいです(Nirton星系のガスジャイアントに接近していいかどうかはレフリーの判断次第。確かリジャイナ星域の進入禁止星系アルジンでは、惑星防衛艦の監視下でガスジャイアントでの燃料補給ができたかと)。
これだけ好条件が揃っていれば、レフリーもシナリオの作りがいがありそうです。地理的にヴァルグルやゾダーンやアスランから微妙に遠く、これらのメジャーな異星人を出しにくかったり、そもそも英文での資料集めという高いハードルがありますが、かなりお薦めの星域です。リジャイナに飽きたら1回いかがでしょうか?
各星系の細かい設定については詳細編を参照してください。
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