経験則ですが、会社における業務効率化の極意は、手順の標準化・共有・自動化(IT化)です。学校での学習も同じと思うのですが、極めて標準化された高校の学習内容に比べ、大学での学習内容は極めてバラバラです。
例えば数学は高校ではI II III A B Cに整理され、教科書は同じ内容で参考書問題集もたくさんあります。一方、大学の経済学・統計学はスタンダードといえる本はあるものの、あまり集約されていません。また、教科書にそって授業が進む訳でもなく、よく言えばオリジナル、悪くいえば教える側の趣味になっています。
特に感じるのは問題集の少なさで、問題を繰り返しとくことで、論点が頭の中に定着する機会が少ないように思います。公務員試験の問題集は、内容や出題形式にクセはありますが、これくらいしかないのが現状です。
このような状況なので、大学の単位がとれない、とれたにしても内容はよくわからないので論文は書けない、とかいうことがたくさんあります。事例を作って、問題形式にして、何回かやってみるとわかるようになります。定番教科書の章末問題もそっけないものが多いので、内容を膨らまして適度なボリュームとリアル感を出すのに労力がかかります。
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