schuntama Ukulele

Eile mit Weile.

おちびちゃん

2008-12-04 01:01:56 | Works in Progress
はやく音を出してあげたいウクレレがもう1本。東京バイオリンのSTD。
毎日目に触れる場所に保管してあるのですが、なかなか手を出すのが難しい状況でもありました。



クラック自体はかなり以前に修復してあったのですが、補強がまだでした。
気分も新たに、いざ補強・・・ と思ったら、手持ちのクランプがどれも入れられない形状のボディでした。
とりあえず指が届く場所だけでもということで、スプルースのパッチをマグネットでクランプしておきました。
ちっちゃすぎて、逆に難しいというパターンに陥ってしまいました。




見た目が痛々しそうなのは、クラックをそのまま塞いだのではなく微妙に削り拡げて埋木をしたからです。
お預けくださったオーナーさんによれば、割れた状態で相当年月が経過していたそうです。
いわゆる古傷の場合は表面が劣化している場合もあるので、そういう部分を削り落として埋め直した次第です。

ラッキーだったのは、セミハードケースで大事に保管されていたのでボディに歪み等がほとんど無かったことです。
やはり愛情は大切、という見本の様な気がします。

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2 Comments

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ごくろさまです。 (きま)
2008-12-04 09:10:30
このウクレレを,今から45年近く前に銀座で見た時は,本当に凄い綺麗なウクレレだと思いました。

今見ると,随分古い汚いウクレレとしか見えませんが,当時はピカピカのつるつるだったな。

いつか,それ程前では有りませんが,神田のカワセ楽器のウィンドウに同じ様な,カワセオリジナルと言うのがぶら下がっていたよb。
まだ,有るかもしれないので通りかかったら、見てください。

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きまさん (schun玉)
2008-12-04 12:31:57
汚れを落とすと意外に艶が出ますね。
年式相応にヤレているので見た目は変わらない様にしますが、
なかなかしっかり出来てるな、と改めて感じました。
「頑丈」ではなくて「しっかり」、ですね。

神田は暫く訪れていません。
なんだかんだ、なんねんだ・・・? 
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