腰を据えて弾く時間がなかなかとれないのが悩みだが、とにかく手を動かしたくて、ギターを引っ張り出した。
全然指が動かなくなっていたが、徐々に思い出してきた。が、自分でも感心するくらい酷い動きである。
そんな最悪の音でも、向かいに座る奥玉が大船を漕いでいた。スラックキー、おそるべし。
「(弾けないのに)マーチンをお持ちで、いいですねえ」と言われるが、
そもそもオジー・コタニの曲を弾きたくてギターを買ったので、これ以外の選択はありえなかった。
「腐ってもマーチン」という諺があるが、弾けなくてもマーチン、ということで無理して指名買いしたのが7~8年前。
オジー(オズボーンではない)のギターは昔のOO-17なのだが、当時購入可能な新品でそれに近いモデルはOO-15であった。
それにしても1日は短い。あれこれやっている間にあっという間に終わってしまう。
睡眠時間というのは実にもったいなくやっかいだ。これさえなければ、1日がもっと有効になる。
オジーの様な枯れた音を目指してみたものの、このペースでは自分の方が先に枯れてしまいそうである。
ここでちょっと吹いてしまいました。
これは、まズィー。
日本ではオズワルドで統一するのが無難かもしれませんが、
まあ、余計なお世話ということになるのでしょうか・・・。
これだとピンときませんしね。
もっともこちらではオズィーさんです。
なんかマズそうな響きですね。
でもMATTさんの様にご本人とコンタクトできる環境にある方が使ってくださったことで、
喉の奥に刺さった小骨が取れた様な、今はそんな気持ちでおります。
オジーさんのOO-17ですが、たしか師匠から譲られた物であったと記憶しています。
サニーさん、ですね。Dではなくて、チリンワースさんの方・・・、汗。
で、上手く弾けなくても音だけは良い瞬間がたまにあります。
オルタネートしつつハーモニクスがポーンと決まると、
ああ、これやこれ、これでんがなあ!
・・・と、我が生涯に一片の悔い無し状態にトランスします。
自分はなんと安い男なんだろうと思いますが、楽しむのが基本ですもんね。
地道な努力が実を結ぶと思う。
長いサイクルで気がつけば、良い音で。
たとえ上手くなくとも、満足さ。