schuntama Ukulele

Eile mit Weile.

語ってどうする

2010-02-08 04:08:50 | Works in Progress
                    

3姉妹はネック・ブロックとエンド・ブロックを接着中です。一番右の輪っぱは簡易モールドから外れた状態でクランプしていますが、これは左右の横板のつなぎ目をきちんと揃える為の処置です。つまり、目視で合わせの状態を確認出来る様にしている訳ですね。これで接着の状態が落ち着いてきたら、一番左の様に簡易モールドへ戻して強固にクランプし直します。真ん中の輪っぱの接着はこれからですが、つなぎ目の合わせ作業は終了しております。

さて、ブロック接着に関する今回の手順は、実は初の試みです。簡易モールドの使用自体が初めてということもあります。ですから、このやり方はセオリーとは多少違うと思います。ただ、これまでの経験を踏まえた上での試みであります。まあ、特記するほど特別な事をしている訳ではありませんけども。

この様に、細かな手順も含めた「造り方」というのは常に模索と変化を続けています。時に以前の方法へ戻ることもあります。変わらないのはきっと「癖」でしょうね。削り方やクランプの仕方など、無意識レベルの動作も含めた製作中の「癖」、これはずっと継続しているのではないかと思われます。(もちろん、悪い癖は改善しなければなりません。)

と、その様なことをつらつらと考えながら作業していて改めて思ったのは、つまり、これらの要素が積み重なった結果が、製作家それぞれの個性、つまり音質や外観として現れるのではないか・・・ということです。私はまだまだ製作数が少ないのでそういったことを体現するには遠いのですが、そうあるべきだと思った次第です。