ハイテク（笑）

これもインレイ作業・・・の、一部であります。



ヘッドに入れるフラガールの図案について、Rさんとはこれまで数回のやりとりを行っています。
出稽古などでお会いした時、あるいはオンラインで、ポーズの調整や使用する貝素材についてなどを打ち合わせ。
時間がある限り（というかワタクシが時間を延ばしている？）、依頼主が納得出来る内容に詰めるのも良いでしょう。

さて、ドローイングソフトはArtRage2というもので、機能限定のフリーバージョンです。ただしアート的な表現に主眼を置いたソフトなので、ベジェではありません。実際に描いた絵は「鉛筆」モードです。なかなかリアルですが、本来の目的とは違う用途なので、ちょいと辛い。まあ、下絵用のソフトとしては十分。しかもフリーですので、むしろ感謝しなければいけません。

画面上で図柄を見ると、当然ながらサイズ感や線のニュアンスが実際のものとは異なります。この先の作業では、インレイする原寸大に下絵をプリントアウトして、それを基に貝素材をハンドカットします。極力下絵に沿って切り抜きますが、貝の色や質感も相まって、モノクロの下絵と完成品では印象がかなり異なるものになります。ですから、デフォルメを入れて下絵からさらに調整する事も考慮します。

ともあれ、モノクロの下絵の方がよかった！なんてことにならない様にしなければいけないワケであります。
下絵がガタガタでも切り出した貝の外形は細工ヤスリで仕上げますので、心配しないでくださいね、Rさん。




こうしたソフトを使うには、ペンタブレットが便利かと思います。ペンタブ界のフェイマス（？）、ワコム製です。むかーしウィンドウズを使っていた頃に購入して以来押し入れの肥になっていましたが、この度陽の目を見る事が出来ました。ドライバ無しでマックブックで使えたのはちょっとした驚きでしたが、そういうものなんでしょうか。一応、ダウンロードしておきましたけど。