北海道の四季登山と読了記

週末の休みを利用して登山しています。ときどき本も読みます。

(075-0721) 抜萃のつづり その七四

2024年07月28日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「抜萃のつづり その七四」(発行所 株式会社熊平製作所 平成二十七年一月二十九日発行 128ページ)
先日、もらうことができるか同社へ連絡してもらうことができた。以前の職場に贈られてきていたのを読み、いいものだと思っていた。
創刊は昭和6年。戦中、戦後の3年間を除き、発刊を続けている。45万部を発行していると「はしがき」にあった。
その年に発行された新聞、雑誌、書籍からエッセーやコラムを抜萃し、小冊子にした。いつも手にして読んでいる「暮らしの手帖」「致知」「月刊文藝春秋」などから珠玉の作品が掲載されている。
修養、自然と文化、宗教、青少年、職業奉仕、健康・医療・介護、笑い・ユーモアの7つのジャンルに分けている。七十四巻の12ページ「働く幸せを守りたい」(大山泰弘・日本理化学工業会長・読売新聞「わが社の人財」26.5.29)で知的障害雇用15歳の少女2人の採用のことを綴っているが、人は働くことことで、人の役に立ち、ほめられ、人から必要とされるからこそ、生きる喜びを感じることができる。家や施設で保護されているだけでは、この喜びを感じることはできない。彼女たちの「働く幸せ」を守ってあげなければいけないという思いがわきあがり、知的障害者を主力とする会社をつくろうと、毎年支援学校の生徒を迎え入れている。チョークをはじめとする文房具・事務用品の製造販売を行い、知的障害者の雇用に力を入れている素晴らしい会社だ。

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