北海道の四季登山と読了記

週末の休みを利用して登山しています。ときどき本も読みます。

(126-1225) 北海道犬旅サバイバル

2023年12月28日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「北海道犬旅サバイバル」(服部文祥著 みすず書房 2023.11.6 第2刷247ページ)
2019年10月1日から11月25日の56日間かけて北海道の分水嶺を財布なしで鹿などを狩猟しながら犬とともに歩いた著者が宗谷岬から襟裳岬まで700㎞を歩いた記録である。荷物は30㎏を超え、河原でキャンプし、米と調味料におかずは鹿を撃ち、鹿肉を食料にするサバイバルである。並みの人間ではない。


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(112-1209) とわの庭

2023年12月25日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「とわの庭」(小川糸著 新潮文庫 令和5.9.5 7刷 302ページ)
盲目の女性「とわ」の物語である。十歳まで戸籍がない孤独な闇を抜け出し、一匹の盲導犬と暮らし始める。
「だから、いまこの時を謳歌しなくちゃ。ジョイと散歩できることだって、奇跡のようにすばらしいことなのだ。本当は、一瞬一瞬が軌跡の連続なのだ。そのことに気づけたことが、三十歳の、いちばんのプレゼントだったかもしれない。」(292ページ)

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(2023-67)ニセコ グランドひらふ

2023年12月24日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

今年最後のスキーにしようと俱知安町にある「グランドひらふ」スキー場で1日遊んだ。

8~9割を超えていると思われる外国人。昼食で食べたカレーラーメンが1800円には驚いた。下界ではせいぜい高くても1千円。「暴利」だと思う。日本人相手の商売でなく、外国人目当てにしているとそのうちにしっぺ返しにあうよ、ホントに。

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(2023-66)フットパス

2023年12月23日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

たまに標高差のほとんどない歩きをしようと白老(しらおい)町にある「トラストの森」と萩の里自然公園に行ってきた。
ほとんど雪のない町だ。
およそ10㎞を4時間かけて歩いた。

白老牛が水を飲みに来ていた

標高64mの「タプコプ(たんこぶ)山」には三角点

もと住居跡?

NPO法人がきちんと管理している

ウヨロ川沿い

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(111-1208) 解剖学の話

2023年12月21日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「眠れなくなるほど面白い 解剖学の話」(坂井建雄監修 日本文芸社 2022.10.1 第2刷 127ページ)
人体の構造は複雑で、不思議で面白い。「体の組織としくみの謎」「呼吸と循環の謎」「消化と吸収の謎」「心と感覚の謎」「「男女と生殖の謎」の5章。


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(110-1207) 北海道・北東北縄文遺跡群を旅するガイド

2023年12月19日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「北海道・北東北縄文遺跡群を旅するガイド」(北海道・北東北縄文遺跡群を旅するガイド製作委員会 昭文社 2021.8.1 1版1刷 175ページ)
私の住む北海道には1万5千年前から1千数百年前までいたであろう縄文人が築いた歴史がある。その遺跡群が2021年7月、世界文化遺産に指定された。豊かな自然の恵みを受けながら1万年以上にわたり採集・漁労・狩猟により定住した縄文時代の人々の生活と精神文化を今に伝える貴重な文化遺産である(この文は北海道・北東北縄文遺跡群HPから)。
連の集落、墓地、祭祀場、環状列石及び周堤墓群の17か所を数える。その箇所を写真や絵で伝えている。北黄金貝塚(伊達市)、入江貝塚(洞爺湖町)、三内丸山遺跡(青森)の3か所は行ったことがあるが、あとの遺跡群には行っていない。この本を読むと行きたくなる。行こうと思う。

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(2023-65)小喜茂別岳

2023年12月17日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

今日の山は小喜茂別岳(970m)。通称ポンキモ。ポンとはアイヌ語で小さいことを意味する。小のつかない喜茂別岳はこの山の西にある。
風雪が厳しいと予想していたが、登り始め氷点下10度、風速10m/秒、頂上直下の標高860mで風が強くなり、前が見えなくなり、頂上を断念し、下山した。

冬山本格登山の前哨戦にこの山を毎年登っているが、天候には勝てない。雪も少ない。ササがまだ出ている。トレースもすぐに見えなくなった。
登り下り約7㌔㍍、休憩を入れて5時間の行程だった。

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(2023-64)ゲレンデスキー

2023年12月16日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

近頃のスキー場のリフト券は大幅に値上げしている。道内の主だったニセコひらふ、ルスツなどは1日券が1万円近くする。外国人目当てははっきりしていて、日本人相手にしていないのがわかる。
とてもではないが1日1万円は高い。
そこで今日は札幌定山渓の奥にある「札幌国際スキー場」に足をのばし、1日券4200円を購入して10時から15時までスキーを楽しんだ。
スキー板と靴はいつもの山スキー用のものを使っているが、滑る分にはまったく問題はない。雪はというとまだ不足している。来週から本格的な降雪があるので快適なスキー場になるに違いない。

札幌に近く、人気のスキー場でチケットを買う人は並ぶ。

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(109-1206) 言語の本質

2023年12月15日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「言語の本質」(今井むつみ 秋田喜美著 中公新書2756 中央公論新社 2023.8.30 5版 277ページ)
オノマトペとは聞きなれないがたとえば「ぐつぐつ、なよっ、べちょ、ジャージャー」などの「擬音語」(感覚イメージを写し取る、特徴的な形式を持ち、新たに作り出せる語)のこと。言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。
そのオノマトペとアブタクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力が鍵であると説く。
言語の誕生と進化のナゾを紐解き、ヒトの根源に迫っている。読むと学術論文風で固く感じる。筆者は言語の本質的特徴として、意味を伝えること、変化すること、選択的であること、システムであること、拡張的であること、身体的であること、均衡の上に立っていることを指摘する。

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(108-1205) 文藝春秋新年特大号

2023年12月14日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「文藝春秋新年特大号」(第102巻第1号 12月8日発売 540ページ)
各界第一線の18名の「私が大切にしている10のこと」(役所広司、平井一夫、カタリン・カリコ、山極寿一、及川美紀など)
池田大作名誉会長亡き後の創価学会(日本最大の教団の政治的パワーはどうなるのか)、特別再録は「松本清張と池田大作対談 戦争と貧困はなくせるか」(昭和43年2月号)
「糖尿病特効薬マンジャロの真実(253ページ)」は糖尿病患者にとって朗報だが副作用が気になる。
毎号楽しみにしているのが「記者は天国に行けない(24回目)464ページ」の著者はノンフィクション作家で元読売新聞記者で読売巨人球団社長であった人だ。
2023年「わたしのベスト3 15人の3冊」にはたくさん読みたい本が出てきた。

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友からカレンダー

2023年12月13日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

さいたま市に住む友人から送られてきた来年のカレンダーは6枚もので日本の自然美を題材にしている。

 

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(107-1204) 経営12カ条 

2023年12月12日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「経営12カ条 経営者として貫くべきこと」(稲盛和夫著 日本経済新聞出版社 2022.9.12 2刷243ページ)
「これさえ守れば、会社や事業は必ずうまくいく」と副題にある。
実践のなかで生み出された要諦、稲盛経営術の真髄を語ったのが本書だ。
読みやすい。すでに著者は故人になられたがいまもその言葉が生きている。12カ条を守れば倒産もなく、従業員は幸福になれる。私利私欲ではない、利他の心で経営する経営者がいかにすくないか。
従業員が物心両面で幸福になれるために何をすべきか。会社を国家に置き換えてみると、同氏のいう考え方(精神)があればいま問題となっている与党の裏金=錬金術は出てこないに違いない。自分だけよければいいというのはやめよう。

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(2023-63)長沼丘陵

2023年12月10日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

空知管内に長沼町があり、長沼町と由仁町との境目に長沼丘陵がある。
長沼町の火葬場兼墓地の脇から長官山(254m)や静(ただしくはサンズイがつく)台(272m)を経由して道道夕張長沼線にぶつかる山道を歩いた。約10㎞の道のりを休憩を入れて約5時間で歩いた。

旧馬追温泉の建物。むかって右から下りてきた登山道。

気温は0℃のまま。暑くなって上着を脱いでも、休憩時にはジャケットを羽織った。
前日の土曜日は今年初めての山スキーに行こうとしたが、雨天と少ない雪でお休みにした。この丘陵地帯は札幌に近いマチで行きかう登山者が多かった。

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(106-1203)言いかえ図鑑

2023年12月07日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「言いかえ図鑑」(大野萌子超 サンマーク出版2022.2.15 第38刷 318ページ)
言葉ひとつで相手の捉え方が全然ちがう。よけいな一言から好かれるセリフにかえる指南書だ。40万部以上購入されている話題の図書。
何気ない一言が相手を怒らせてしまう。プラスの言葉を使うと「好印象な人」になれる。言われて心地よい言葉を自分から使おう。人間関係を良くするための言葉の使い方を練習しようと思う。

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(105-1202) 絶望名言

2023年12月06日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「絶望名言」(頭木弘樹著 川野一宇 根田知世己 NHKラジオ深夜便製作班 飛鳥新社 2023.6.14 第4刷 475ページ)
「将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。将来にむかってつまずくことは、これはできます。いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」(カフカ『城』)
著者の頭木は20歳の時に難病(潰瘍性大腸炎)になり、13年間闘病した。アナウンサーの川野は脳梗塞に倒れ、闘病した。
その2人がNHKラジオ深夜便で語り合ったのを本になった。
絶望した時の気持ちをぴたりと言い表した言葉が「絶望名言」である。病気、事故、災害、死別、失業、失恋などの挫折で「生きていく」ことがつらくなる。生きづらさを感じているいる人がいかに多いことか。「いくら生きたいと思っていても、死が救いに思われるほど辛い現実がある」。死が救いに思われるほどの絶望をすくいとって言葉にしていく。
手がかりは文豪たちが遺した名言と、自分たちの絶望体験。言葉で表現できない絶望もある。絶望の中にあっても、あと1回くらい息を吸ってもいいかな、が本書だ。
紹介する文豪らは、カフカ、ドストエフスキー、ゲーテ、太宰治、芥川龍之介、シェークスピア、中島敦、ベートーヴェン、向田邦子、川端康成、ゴッホである。その章ごとにブックガイドがついている。

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