「木村秋則と自然栽培の世界 無肥料・無農薬でここまでできる」(木村秋則責任編集 日本経済新聞出版社 2010.6.24 1版1刷 269ページ)
有機栽培と自然栽培の違いがわかった。自然栽培は無肥料と無農薬でできることだ。先駆者は苦労をする。このような栽培が日本中に広がると病気にならないで済む人が増えるのにと思う。
人間は自然の一部。著者は自然栽培で作物の収入がないとき、「便所掃除」で生活費を稼いだという。毎日、朝の2時半ころから4時半ころまで飲み屋さんのトイレ掃除をしてお金を稼いだという(93ページ)。便器だけでなく、天井や脇の床も拭き、評判がよかったという。すごい人だ。笑顔と感謝で「自然栽培」の伝道師を続けている。
このの「自然栽培の現場」からの章で農場主の話が13人でてくる。14年たった今の現状を知りたい。