北海道の四季登山と読了記

週末の休みを利用して登山しています。ときどき本も読みます。

(091-0813) よくがんばりました

2024年08月31日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「よくがんばりました」(喜多川泰著 サンマーク出版 2022.9.30初版 238ページ)
人の一生にはいろんなことがあるなあ、と今回読んでの感想。
人間は自分の声を一番たくさん聞いている。決して交わることのなかった父と息子。主人公は中2のときに両親が離婚した。父は貸本屋を営んでいたが貧しかった。母と上京し、長じて教師になり、52歳のときに父の訃報を警察から知らされ、故郷にいったん帰る。たくさんの人とのまじりわりの中を生きている。人生は通り一遍ではない。

以下、アマゾンの紹介。
[あらすじ]中学校の社会科教師として30年のキャリアをもつ石橋嘉人は、心が不安定な新米教師・山吹日奈の面倒をみながら、コロナ禍で大きく変化する教育現場や子どもたちの心情に憤りを感じていた。ある日、愛媛県警からの連絡で実父が亡くなったことを知る。父親とは38年前、逃げるように母親と家を飛び出してから会っていないうえに、自分の記憶からも消していた存在だった。時はちょうど「西条まつり」が行われる秋の10月。江戸時代から続く日本一のだんじり数を誇る祭りの高揚感が、唯一の父親との記憶を蘇らせた。義人は、生まれて初めて父親の実像と向き合う決心をする。それは、自分の心を癒す再生の時間でもあった。

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(090-0812) 私が見た未来 完全版

2024年08月30日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「私が見た未来 完全版」(たつき諒 飛鳥新社 2024.7.15 第28刷 215ページ)
マンガ本である。著者はすでに漫画家を引退している。2011年3月の東日本大震災を予言した漫画家として注目が集まった。前の本は1冊10万円の値がついているとのこと。
本当の大災害は著者の夢を記録した「2025年7月25日」に日本列島の南に位置する太平洋の水が盛り上がり、大津波が日本に押し寄せるという。
日本だけでなく、太平洋周辺の国に大津波が押し寄せる。その津波の高さは、東日本大震災の3倍になるという。その波の衝撃で陸が押されて盛り上がって、香港から台湾、そしてフィリピンまでが地続きになるような感じに見えたともいう。その夢を見た日は、2021年7月5日午前4時18分。
大切なことは、準備すること。災難後の生き方を考えて、今から準備・行動しておくことの重要さんを改めて認識してほしいとも。
安心こそが幸せだと思える社会。心の時代の到来、つまり心と魂の進化が起こるとも。本当の奇跡とは、心が変わることであり、大切なことは、自分自身が生き延びることであると記している。

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(089-0811) おあとがよろしいようで

2024年08月29日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「おあとがよろしいようで」(喜多川泰著 幻冬舎 2023.10.5 第1刷 270ページ)
読んだあとがすがすがしい。著者はあとがきで令和4年9月23日に古今亭文菊の落語に出会い、落語が出てくる物語を書きたいと、この作品になった。寄席で落語を楽しむこともいいが、本も面白い。「明日が来るのが楽しみになるくらい準備する」(125ページ)

以下、アマゾンの紹介文。
大学進学を機に群馬から上京したばかりの門田暖平は一人、新品のこたつを亀の甲羅のように背負い佇んでいた。配送料が払えず自力で下宿に持ち帰ろうと思ったが、帰宅ラッシュで電車に乗り込むことができない……。
途方にくれる暖平の前に、一台のワゴンが停まる。乗っていたのは、入学式当日、構内で落語を演っていた落語研究会の部長・忽那碧だった。落研に誘われるが、金もなく、コミュニケーションにも自信がなく、四年間バイト生活をして過ごすつもりだと語る暖平。「必要なのは扇子一本。あとは座布団さえあればどこでもできる」という碧の言葉に背中を押され、暖平の人生が大きく動き出すーー。

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(2024-49)初級コース

2024年08月25日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

登り1時間10分で登れるとガイドブックにあった。
今日の行先は道道1号小樽定山渓線の朝里天狗岳(683m)の登山口から登った。標高差約300m。
暑いが風もあり、木陰に入ると涼しく感じる。それでも登り始めの30分で汗だくになった。

道は高圧線の管理道路を利用する。

オタルイ湖

頂上から北峰まで5分。ここまで来ると小樽のまちが見える。

下山してから道路から10分で行ける魚留ノ滝を見にいった。

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(2024-48)白老川支流

2024年08月24日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

白老(しらおい)川支流に三重(みえ)の沢がある。今日はそこを沢登りした。
色彩街道の途中の砥石橋の駐車場に車を止め、身支度して歩きだす。同行者のためにロープを数回出したが、ロープなしでも登れる。標高差240m、距離にして5キロメートル。7時半から行動開始して元来たところに戻ったのはちょうど12時だった。駐車場で着替えを済ませ、昼食を食べ、帰宅した。

この橋は三重の橋

下山は砥石沢を下り、懸垂下降を1回して終了。

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(088-0810) 抜萃のつづりその八十二

2024年08月23日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「抜萃のつづりその八十二」(発行所 株式会社クマヒラ・ホールディングス 令和5年1月29日 128ページ)
ようやく令和5年版を読むことができた。残るは今年1月に発行した「その八十二」のみ。
珠玉のエッセー。「父の手拭い(てぬぐい)」(藤原正彦)にまた読んで泣いてしまった。初発は文藝春秋4年5月号である。本人は戦後朝鮮から引き揚げてくるときに死にかかった。朝鮮人老婦の手当が無かったら助かっていなかった。シベリアに連行される父は「腰の手拭いで自分に頬かぶりしてくれた」が、いまのウクライナのキエフからの避難民との状況を重ねた話には涙が止まらない。
59ページの「幸せは自分の中にある」(高田明和)は、自分の幸せは自分にしか分からないもので、心の病は最終的には自力で治す他に道はないということ。本人は薬を服用せずうつ病を克服できたのは、座禅や禅の言葉が励みになったからだという。

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(087-0809) 読書の方法

2024年08月22日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「読書の方法 自分を成長させる本の読み方」(久木田裕常著 きずな出版 2015.10.1 第1刷 237ページ)
読書方法の指南書とはちがう。著者は30年で6千冊を読破したという。人生で大切なことは、すべて本から学んだ。本は1ページから読まなくても、全部を読まなくていい。そんな縛りをはずして読書を楽しむ。読書のもう半分は「行動」であるということに賛同する。本から得たことを実際にやってみる。悩んだとき、困ったときは本が教えてくれるのだ。
読書会も得策という。そこで出会う同志が自分の人生を豊かにしてくれるともいう。

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(086-0808)「また、必ず会おう」と誰もが言った。

2024年08月20日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「「また、必ず会おう」と誰もが言った。」(喜多川泰著 サンマーク出版 2011.3.25 第3刷 215ページ)
一人の若者が旅を通じて普通の人たちと出会い、その人たちの日常に触れながら、自分の日常を見直す機会を得る。主人公は高校2年。ふとした嘘を同級生に言ったことで旅に出ることになった。
「今できることは無限にある」。「生きる力」とは「想像力」。積極的に人との出会いを求めて行動し、生まれながらに備わっている「生きる力」を磨こうとする人が一人でも増えることを期待して物語をつくったと著者。
「人間は、誰かの役に立つ生き方に専念したとき、それによって得られる報酬に関係なく、幸せを感じることができる」(158ページ)
「いちばん大切だけど、いちばん難しいことは、待つこと」(160ページ)。「信頼の反対は管理。待つの反対は結果を求めること。」(161ページ)
「使命とは文字どおり、自らの人生を何に使うのかということを自分で決めることだ」(192ページ)
言葉というのは重たい。

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(085-0807) 抜萃のつづりその八十一

2024年08月19日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「抜萃のつづりその八十一」(発行株式会社クマヒラ・ホールディングス 令和4年1月29日 128ページ)
いただいた抜萃のつづりは令和5年と6年の残り2冊になった。「利他の精神」(築田哲雄=浄土真宗本願寺派法光寺住職・燈炬「仏教はコロナ危機にどう応えるか 2年11月号)で災害時にも他人を気遣う精神が人々に残っているのは、「他を先とし己(おのれ)を後にする。他を利して己を忘れる」という仏教の「利他(りた)」の精神が、何百年の間日本人の心を育てたお陰かもしれません。(52ページ)
「石ころだとしても、磨けばそれなりに光る」(唯川恵(ゆいかわ けい)=作家・PHP「自分を励ますいい言葉」3年7月号)で、「ダイヤモンドの原石はなく、道端に転がるただの石ころだとしても。磨けはそれなりに光る」。「運がいい人も、運が悪い人もいない。運がいいと思う人と、運が悪いと思う人がいるだけだ。」に頷いた。

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(2024-47)涸れた沢

2024年08月18日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

今日の行先はコケが道の両側に生えている楓沢(支笏湖湖畔)というところにした。
太陽が当たらないと涼しいと思い、往復5時間を涸れた沢にいた。

 

終わりは湖畔に下りて休憩。暑かったが適当に風もあり、負担なく歩けた。登り322m。

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番外編 トイレ掃除

2024年08月17日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

日本をきれいにする会や鍵山秀三郎さんに影響され、市内の中学校に出向き、トイレ掃除をしている。今日は車で10分ほどの中学校。おじさん7人が集まり、3階男子、女子トイレをきれいにした。

個数にして20個のトイレを素手でゴシゴシと磨いた。1時間半、一心不乱にきれいにした。暑く汗が吹き出したが終わったときの爽快感がいい。校長室でアイスコーヒーをいただいて帰宅した。

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(084-0806) 抜萃のつづりその八十

2024年08月13日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「抜萃のつづりその八十」(発行所 株式会社クマヒラ・ホールディングス 令和3年1月29日 128ページ)
いい文章を掲載している。125ページの「笑顔は、ストレスを緩和し、免疫力を高める(鎌田實)」で悲観することは時間の浪費、人間の再生能力を過小評価してはいけない(ノーマン・カズンズ)の言葉がいい。笑うことでストレスを緩和し、健康になろうとする力を引き出すことは可能。
10ページにある「信頼は真剣勝負から生まれる(清水隆彦)」で「躓いた(つまずいた)石も踏み石になる」という言葉もいい。
65ページの「先生にいただいた三冊のノート(臼木巍(うすきたかし))の貧しい生活の中で先生から贈られたノート3冊と先生の言葉「負けるな、諦めるな、絶対に!」に涙した。
同氏は「 あんパン10個の正月」で第38回「香・大賞」を受賞している。世界で一番美味しいお菓子に興奮し、初めて口にしたあんパンは元旦の日。母は「あの正月は忘れる事ができません」と何度も手紙に書き綴った。いい文章だ。HPに掲載されている文書を読むとこれも涙がでてくる。

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(2024-46)汗だく

2024年08月11日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

祝日の山の日(8月11日(日))に登ったのは「カムイヌプリ(745m)」。
台風5号のせいなのか、蒸し暑く、頂上まで2時間弱なのに、汗だくになって登った。

持参した2ℓの飲料水を飲み干し、シャツだけでなく、ズボンの膝うらまで汗で濡らし、気持ち悪い。上のヒュッテで昼食をとり、下山した。

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(083-0805) 現代人の伝記5

2024年08月07日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「現代人の伝記5 人間てすばらしい、生きるってすばらしい」(致知出版社 平成25年11月10日 第1刷 86ページ)
伝記になる値のある現代の9人。
すきばやし次郎主人「小野二郎」、最高齢の郵便配達人「清水咲栄」、女流書家「金澤泰子」、車椅子のアーティスト「佐野有美」、富屋旅館三代目女将「鳥濵初代」、アビリティトレーニング社長「木下晴弘」、指点字考案者「福島令子」、ゴールポスト女子日本代表「浦田理恵」、ゴールポスト女子日本代表「小宮正江」。いずれも月刊誌致知に収録されたものを再録した。凄い人ばかりだ。

 

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(082-0804) 奇跡のプレイボール  

2024年08月06日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「奇跡のプレイボール  元兵士たちの日米野球」(大社充著 金の星社 2010.4 第2刷 159ページ)
中学生用にふりがな付き。武器のかわりにバットとグローブで60年以上経て野球試合をハワイでした。
東アジアや東南アジアで他国に侵略されなかった国は日本とタイである。列強がアジアを植民地にしたが日本は独立を守ったが、たくさんの人が死んだ。
世界で唯一の被爆国日本。
戦争を始め、終了したとしても、ときの指導者は安全なところに身を置き、決して前線には行かず、死ぬのは一般国民だ。
今日は広島に原爆を落とされた日。8時15分に広島に顔を向け、首を垂れ手を合わした。

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