北海道の四季登山と読了記

週末の休みを利用して登山しています。ときどき本も読みます。

(098~103-1107) 暮らしの手帖

2023年11月30日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「暮らしの手帖」(22号~27号・2023年早春号(184p)、春号(184p)、初夏号(184p)、夏号(184p)、秋号(200p)、冬号(184p))
2か月に1回発行する雑誌を読み始めて数十年。定期的に購入している。広告を掲載していない日本でも有数の優良雑誌だ。広告掲載がないことに敬服する。だから他者におもねることのない記事を掲載できる。その雑誌の今年1年間6冊。

随筆は秀逸。毎回読む。

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(097-1106) 70歳からのゆうゆう人生

2023年11月29日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「弘兼流 70歳からのゆうゆう人生」(弘兼憲史著 中公新書ラクレ 2023年2月10日 347ページ)
「老春時代を愉快に生きる」ともあった。
著者は「島耕作」や「黄昏流星群」を書いた漫画家だ。「弘兼流 60歳からの手ぶら人生」の続きだ。
人生100年時代、定年後の30年は長い。長い時代をどう過ごすか。家族、仕事、人間関係など。目の前の課題に挑戦する勇気があれば老後は第2の青春になると説く。
著者は昭和22年生まれ。漫画界の第一線で活躍している。「ちょっと教えてくれませんか」「威張らない」「見下さない」「知ったかぶりをしない」。これができるかどうか。
謙虚で損をすることはないし、嫌な人とは付き合わなければいい。

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(2023-60)低山2つ

2023年11月25日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

今日の行先は支笏湖にある「キムンモラップ山(478m)」と「モラップ山(506m)」。休暇村施設の駐車場に車を停めさせてもらって、ここから登った。まず向かったのは「キムンモラップ山」で休暇村の案内看板には「野鳥の森」の紹介がある。
どちらも1時間から1時間半で登れる山だがすでに時季は冬。登りにかかったところで6本爪のアイゼンを取り出して着用してから足場が安定した。

これは三角点ではなく、森林境界(林班界)の目印だと思う。

逆光になってはっきりしないキムンモラップ山の標識

こちらは国土地理院の三角点

モラップ山には登山道がない。薮漕ぎが50mあったが難なく頂上に着くことができた。

気温は氷点下のまま。着ていった上着が薄く、寒さを実感した1日だった。

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(2023-59)本格的な冬になる前に

2023年11月23日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

所属する山岳会事業である「冬山装備点検」と「冬山講習会」に参加した。6割の会員が参加した。

全員のザックの中の冬山装備を見せ合った。雪崩対策はアバランチトランシーバ(ビーコン)とプローブ(ゾンデ棒)をザックから取出し、練習した。

最低5種類のロープの結び方を反復練習する。

地形図の読み方の基礎から研修

登山で必要とするロープの結び方の練習

地形図とコンパスの使い方のおさらい。9時から始めて、15時に終了した。

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(096-1105) 心淋し川(うらさびしがわ)

2023年11月21日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「心淋し川(うらさびしがわ)」(西條奈加著 集英社文庫 2023.9.25 第1刷 278ページ)
上手い。表現が上手だ。江戸の片隅、どぶ川で懸命にいきる市井の人たち。市井の人たちにも人生はある。喜びも悲しむもある長屋の住人と差配の茂十の物語だ。

「誰の心にも淀みはある。事々を流しちまった方がよほど楽なのに、こんなふうに物寂しく溜め込んじまう。でも、それが、人ってもんでね」(茂十)
「暗い水面(みなも)は、空の闇色に溶けていて目には映らない。饐えた(すえた)臭いだけが、ちほの鼻をついた」

「山懐から湧き出る清冽(せいれつ)な流れも、下流になるほど濁ってくるものだ。歳相応の泥を川床に蓄積した茂十には、十七歳の息子の澄んだ佇まい(たたずまい)は、愛(いと)おしくもあった。
心に響く文を表現できるから直木賞受賞作になったに違いない。読むに値する小説だ。

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(095-1104) 文藝春秋十二月号

2023年11月16日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「文藝春秋十二月号」(第101巻第12号 令和5年12月1日発行 444ページ)
平和が続くと国中が既得権の山になる。世代間の歪みを調整するには既得権をなくすことにある。「緊急提言 日本の危機の本質 既得権に切り込めば、再び、大国の座に戻ることができる」(憂国グループ2040 94ページ)
今月号に「優秀な人材が国を誤るのはなぜなのか 昭和陸軍に見る日本型エリート」では威勢のよい行動派は自分本位なだけと「牟田口、服部、辻」のダメぶりを抉り出している。この3人は能力的にも人間的にも悪玉であったという。「無能」「悪玉」「卑劣」という表現があった。
トップに立ってはいけない陸軍トップは陸大出身で幼年学校出身者。旧制中学出身の陸大卒業は視野が広かったが、陸大の卒業時の成績順で将来が決まるし、幼年学校出は軍以外のことをしらず、学閥で軍の主流となっていった。突出した才能は組織では生き残れない。そして「陸軍の失敗の本質は人事にある」、「信賞必罰という概念もなかった」。勤務評定や人物評定という仕組みがなかったのが陸軍であった。昔の日本に戻りたくない。いまの日本は大丈夫か。

 

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(094-1103) 地図バカ

2023年11月15日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「地図好きの地図好きによる地図好きのための本 地図バカ」(今尾恵介著 中公新書ラクレ 2023.9.10 229ページ)
古今東西のお宝から約100図版を厳選。「地図バカの世界へようこそ」と著者の紹介にあった。著者は古地図のコレクターでもある。カーナビやスマホGPSの出現で紙の地図は使われなくなった。登山の世界では地図をプリントアウトして持ち歩いていて、国土地理院地図を購入しなくなった。

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(2023-58)登山道なし

2023年11月12日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

登別温泉にクマ牧場があり、その上に四方嶺(しほうれい 549m)とポンヌプリ(402m)という山がある。クマ牧場のロープウエイの下に管理道路があるがそこは立ち入り禁止なので登れず、中登別というところのゲート前に車を停め、登った。
途中、登山道がなくなり、薮漕ぎになったが、なんとか頂上にたどり着けた。

道路からすぐ上に「山神」の碑がある。

三角点

三角点から見た「クマ牧場」。中に入るには入場料が必要なので上から見るだけ。ヒグマは見えなかった。

俱多楽湖(くったらこ)を上から望める。カルデラ湖。

太平洋

ポンヌプリの頂上。ここから登山道のない薮の中を下山して車を停めたところに戻った。山の上は氷点下にはなっていないが、風が冷たい一桁台の気温。汗はうっすらしかかかずに登山した1日だった。

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(2023-57)寒い日

2023年11月11日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

朝、起きて山に行く前、車に雪が積もっていた。寒いはずだ。

近くの山に行き、登り2時間弱、下り1時間少しだった。山はすでに冬に突入だ。

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(093-1102) 家族じまい

2023年11月10日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「家族じまい」(桜木紫乃著 集英社文庫 2023.6.25 第1刷 308ページ)
「ママがね、ボケちゃったみたいなんだよ」。親の終活、2世帯同居、老々介護。妹からの電話で実家の状況を知った姉。かつて母を殴っていた父がいまは認知症らしい母の面倒をみている。
長男、長女、それぞれの連れ合い、母の姉たちの人生が小説になった。
著者の言葉づかいが上手い。
以下、少し紹介したい。
「父は金にまつわる今までの失敗を、智代はその父を避けての二十数年を、それぞれ脇に抱えながら微笑(ほほえ)んでいる
「金品と条件に釣られて嫁に行く先が、五十五の初婚男でも、正妻という名の愛人生活だと考えると凸凹の多いパズルがぴたりとはまる
「けれど人の心は、無意識に放たれた言葉の順番に揺れるものらしい
「徹のように屈託のない善い人になりたかった自分が、家のどこかにうずくまってこちらを見ているような居心地の悪さだ
「何もかも手に入れることは出来ないのだ、という思いが登美子の外側と内側に薄い刷毛(はけ)を滑らした
「面白おかしく生きてきたと思えるのも、風のように流れていく時間と人を相手にしていたお陰なのだった。自分は留(とど)まっていたら濁ってしまう水を胸に抱えて生きているのだと自覚していれば、ひとりの暮らしもなにひとつ不自由はない」
事情と事情が重なるから、世の中厄介になる
と、ざっと書き記したが、読んでいて「うなる」文章がたくさんある。
「じまい」は「終い」と「仕舞い」があるが本書は「仕舞う」イメージが強い。

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(092-1101) 裁判長の泣けちゃうお説教

2023年11月07日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

「裁判長の泣けちゃうお説教」(長嶺超輝著 KAWADE夢新書 2023.10.10 3刷 207ページ)
「裁判官の爆笑お言葉集」に続く2作品目。自分は裁判に関係することはないが、裁判にかかったときにこんな裁判官ならいいな、と思う人がいる。
人が人を裁くことはたいへん。窃盗、詐欺、薬物事犯などの事例が掲載されている。裁判の傍聴に行ってみたくなった。

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(2023-56)車で片道3時間

2023年11月05日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

登山口まで高速道路を使わないと3時間の車の運転が必要な渡島駒ヶ岳(1112m)の隣の山「砂原岳」は活火山。
そこを日曜日の5日に登ってきた。登りは3時間30分。なかなかの登りだった。

岩場はロープがないと不安

前回登ったときは霧雨のとき。そのときのコケの鮮やかさが良かった。

頂上手前

頂上から見える駒ヶ岳(剣ヶ峰) 赤井川コースはすでに登山口を閉めている。
天気は申し分なく、すべて見渡すことができた。いい日に登山することができた。

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(2023-55)低山登山

2023年11月03日 | 四季の山登り(2023.1.1~2023.12.31)

標高差584mを2時間かけて登った。定番のカムイヌプリ(745m)。
11月3日祝日を利用して登った。

紅葉は終わり、冬に突入する。午前中の登山だった。午後から猫の額の庭の中にある枯れた草の整理をした。

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