「赤い自転車に乗って」(山村洋子著 致知出版社 平成23年9月7日 第3刷 210ページ)
著者は1947年生まれ。高校卒業後、銀行(秘書)、通信会社、外資系スクールを経て研修プロジェクト主宰。企業研修と講演のほか、講師やラジオパーソナリティを続けた。
兄弟3人いたが、弟は生まれてすぐに死亡し、妹は7歳で病気で死亡し、父は酒乱になった。
大切なことは過去に大学を出たかどうかではなく、今のあなたに何ができるかだ。病気を理由に銀行で退職を余儀され、NTTでの電話交換手や営業の仕事も、家庭でのどんな出来事もや苦労も自分のたどった道のりの中には何一つ無駄なことはなかった。
働くことで著者は成長できた。多くの人と仕事に恵まれ、大きなステージで自分を語ることができることが幸せなのだ。自分の中にある傲慢さ、おごり、愚かさは仕事を通して知り得たものばかりだ。働くということは「生きること」に共鳴する。