北海道の四季登山と読了記

週末の休みを利用して登山しています。ときどき本も読みます。

(2024-31)噴火はまもないか

2024年04月29日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

今日の行先は、伊達市有珠にある「有珠山」。活火山で頂上付近には立ち入り禁止で行けない。この日は山開きの安全祈願祭。
それには参加しないで登り約2時間かけて外輪山展望台(532m)と火口原展望台まで足を延ばした。登り636m、距離にして8.3㎞。この山の噴火はそろそろではないかと予想されているがまだ大丈夫だ。

高速道路の下から登り始める。

コジマエンレイソウか。

噴火湾

階段が続く

羊蹄山が遠くに

噴火に備えて地震計がある

向こうに見えているのは麓からロープウエイを使って来れる「駅」。観光客がたくさんいた。天気の良いのんびりした1日だった。

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(2024-30)頂上には雪があったが、尾根に雪がなかった

2024年04月28日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

今日の行先は道内で一番標高の高い山「旭岳(2290.9m)」。
ロープウエイを使って7合目の姿見駅まで行き、そこから山スキーで登ったが、頂上に至るところの尾根に雪がなく、スキーをかついで兼用靴で登るにはつらい。
やむなく、1750mまで行って引き返した。

しまいにはホワイトアウトになって前が見えなくなった。そのまま滑降したが、不完全燃焼で、再度山麓のロープウエイ駅からまた7合目の姿見駅にロープウエイを使って、標高差650mを滑降した。

帰宅途中の富良野市(南富良野町かもしれない)の東大演習林にある桜並木を見物して帰宅した。

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(2024-29)東川町

2024年04月27日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

旭岳に登ろうと泊まったところが東川町にある公園「キトウシ森林公園」。旭川の隣町「東川町」にある山で岐登牛(キトウシ)山(456.5m)に登った。
スキー場の山で登り30分もあれば登れる。

標高差210mを30分で登り、頂上の看板と三角点を見て下山した。歩いた距離は2.4㎞だった。

 

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(036-0407) 小さな思いつき集

2024年04月26日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「小さな思いつき集 エプロンメモ」(暮しの手帖社 2023.2.27 初版第1刷 232ページ)
生活するうえで便利になる方法を読者の寄稿をもとにメモのかたちにして出た本。
ロングセラーである「エプロンメモ」「エプソン2」に続いての20年ぶりの1冊だ。628編の小さなメモが満載。

27ページにあった「排水口のぬめり防止」で紹介されていた、アルミホイルを10㎝ほど引き出してカットし、丸めたものを3個をトラップに入れたところ、ぬめり防止と悪臭防止に効果絶大である。お試しあれ。

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(035-0406)沢木耕太郎編 右か、左か

2024年04月24日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「沢木耕太郎編 右か、左か 心に残る物語 日本文学秀作選」(編者 沢木耕太郎 文春文庫 2010.1.10 第1刷 429ページ)
編者は短編小説13編を集めた。小川洋子「風薫るウィーンの旅六日間」芥川龍之介「魔術」阿佐田哲也「黄金の腕」山本周五郎「その木戸を通って」庄野潤三「プールサイド小景」吉行淳之介「寝台の舟」開高健「ロマネ・コンティ。一九三五年」坂口安吾「散る日本」向田邦子「ダウト」藤沢周平「賽子無宿」江戸川乱歩「人間椅子」阿部昭「天使が見たもの」村上春樹「レーダーホーゼン」
文春文庫は昭和49年6月に創刊され、35周年を記念して多くの人にも読んでほしい作品を沢木耕太郎に依頼してできたのが本書だ。
編者のあとがきに「思い迷った末にどちらかを選ぶ。しかし、長い年月が過ぎてみると、どちらを選んでも結局は同じだったかもしれないと思い至ったりもする。右か、左かではなく、右でも左でもあったかもしれないと。」

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(2024-28)10㎞の散策

2024年04月20日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

室蘭市に地球岬(名称・チキウ岬灯台)がある。室蘭市の入江運動公園から茶津山(ちゃつやま)から地球岬まで10㎞の散策を楽しむことができる。
すでに雪はなく、20日(土)の午前中、散策した。

カタクリ

キクザキイチゲ

エゾエンゴサク

地球岬コースの看板

地球岬から足をのばして母恋富士(156m)へ

母恋富士から東側を望む。すこし風があった。時間にして4時間45分。10.4㎞、登り487mだった。

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(034-0405)  定年ゴジラ

2024年04月16日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「定年ゴジラ」(重松清著 講談社文庫 2001.2.15第1刷 2004.2.1第11刷 435ページ)
1998年講談社から刊行され、文庫化されて20年。
開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん、新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を探す四人組の日々。(裏表紙の紹介文)
当時は60歳定年だが今は65歳。それからの人生のほうが長い。一歩踏み出すことが必要なのは昔からだ。充実した残期を過ごすためには外に出なければならない。そして仲間もいなければならない。

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(033-0404)  妄想radio

2024年04月15日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「妄想radio」(桜木紫乃著 北海道新聞社 2023.4.8 初版第1刷 223ページ)
1冊の本が刊行されるまでたくさんの努力が必要だ。小説家の力だけでなく、編集者の力も大きい。作品は作家と編集者の合作で出来上がっているといって過言ではない。
著者は釧路出身、江別在住の小説家。ホテルローヤルで直木賞を受賞した。以降、著者の本はほとんど読んでいる。面白い作家というと反撃されそうだが、発想がすばらしい。
文章表現が並の作家ではない。終活とはなにかなと、「自分が生きてきた時間を周りに喜んでもらうためにできる前向きな行動」と表現する。こんな風に考えると、なんとなく「終」も字も「つい」と読めてくるから不思議だ。(34ぺージ)
巻末の編集者の覆面座談会も秀でている。パンツを見せて歩いていたり、ハナクソ色と「少し蓄膿的な」色とはなんだろう、屁のことを繰り出す著者はおもしろい。

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(2024-27)ワイスホルン

2024年04月14日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

今日の行先は俱知安町奥のワイスホルン(1045m)。山スキーで標高差663mの登りを2時間40分。
快晴で気温は15℃くらい。大汗をかいた。ジャケットを脱ぎ、フリースも脱ぎ、アンダーウエア1枚で行動した。

頂上手前のポコ

風がない頂上

黄砂で滑るとブレーキがかかる

左から羊蹄山、ニセコアンヌプリ、イワオヌプリ

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(032-0403) 私は自衛官

2024年04月10日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「私は自衛官 九つの彼女たちの物語」(杉山隆男著 扶桑社2022.6.21 初版第1刷 238ページ)
先に読んだ「兵士に聞け」の兵士シリーズの8作目、最後のシリーズである。2作目から7作目は読んでいない。
9人の女性自衛官。みなそれぞれである。子供を預けるところがなく、子連れ出勤していた人もいた。しなやかに、しぶとく、したたかに、柳に風折れなしの彼女たちの生き方が日本の防衛を変えていく。
足かけ30年に及び自衛隊取材を続けられてきた最大の理由は「自分の先入観があっけなく崩れていく醍醐味だ」とあとがきにあった。男社会と見なされてきた組織、自衛隊にも男女共同参画の波が来ていて、ついには戦闘機パイロットにも女性がなった。新しい自衛隊は確実に変わってきている。

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(031-0402) 兵士に聞け

2024年04月08日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「兵士に聞け」(杉山隆男著 新潮社 1995.7.25発行 542ページ)
30年前に刊行された本。前にも記したが、著者はすでに亡くなっている。
本書は戦後50年を経て、自衛隊員に対する国民の意識が移り変わっている様子を描いている。30年前と今とは違うとは思うが、自衛隊員に向ける眼差しが変化している。
あとがきにこうあった。
三島由紀夫を、僕は一度だけま近で見たことがある。(略)三島由紀夫と同席したその場が、彼の最期のシーンと一直線につながっていくあまりにも暗示的な場だったからである。僕が三島由紀夫を見たのは、自衛隊の観閲式の席だった。(538ページ)
昭和45年(1970)10月に彼は自決した。それから50年以上経つ。
著者は数百人の自衛隊員を取材してノンフィクションの本はできあがった。いま読んでもいいというくらい、優れた記録である。色あせていない。

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(2024-26)日高山脈の山

2024年04月07日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

今日の行先はいつものニセコから方向を変えて、日高町と清水町の途中にある日勝峠から登る「日勝ピーク」と「沙流岳(1422m)」。4月最初の山。
登り3時間半、天候も申し分なく、頂上からの眺望は雪山シーズンのなかで最高といえるくらいの日だった。

雪質は気温が高く、滑りにくく、途中1回転倒してしまった。獲得標高615m、距離8.8㎞。いい日だった。

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(030-0401) ミミズの農業改革

2024年04月05日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「ミミズの農業改革」(金子信博著 みすす書房 2023.12.1 第1刷 204ページ)
画期的な農地再生の本である。地面には無数の土壌生物がいて、活動の痕跡が幾重にも刻み込まれ維持されている。それを壊しているのが耕すということ。耕すことでミミズは死ぬ。土の中の微生物も死ぬ。
土壌生態系が失われたら土地は痩せ、ただの砂になってしまい、生産物はできない。ミミズは「生態系改変者」として落ち葉と土を食べ、糞は団粒になり、トンネルは排水路になる。土壌の劣化を止めるため土地を耕してはいけない。
「不耕起・草生」の農業を福島大学で研究しているのが著者である。土を再生するには生物が必要でそれに伴う微生物の存在が大きい。ミミズがその代表者である。保全農法へ転換すれば、トラクターの出番が減り、燃料代や修理代、運転に使う時間を節約できる。化学肥料や農薬は減らしても生産量は減らない。ヒトの大腸と大地は似ているという。大腸には1000種を超す細菌がいて、免疫機能を人体とともに担っている。土地に生息する微生物が大腸微生物をそっくりな働きをしている。
生物は常に生と死がセットされている。際限なく生き続け、成長し続けることはない。「間違いを正すには生態系をお手本にするしかない」というのが著者の結論。
刊行先はみすず書房はいいところに目をつけてくれた。みすずとミミズは似ている。

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