北海道の四季登山と読了記

週末の休みを利用して登山しています。ときどき本も読みます。

(2022-28,29) これも勉強

2022年05月31日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

5月28日(土)と29日(日)、札幌の手稲山周辺で登山研修会に参加した。
登山装備の確認や地形図とコンパスの使い方、歩き方、ビバーク時のツエルト(簡易テント)の張り方を机上で勉強後、実地でおこなった。

1日目の座学を9時から16時まで

2日目は霧雨。ずぶぬれになりながら地形図とコンパスの勉強

オオアマドコロ?

シラネアオイ

ニリンソウ

ツエルト張り

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(052-0507) カーテンコール

2022年05月25日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

「カーテンコール」(加納朋子著 新潮文庫 令和4年2月25日 四刷 338ページ)
北海道砂川市の書店主岩田徹氏の推し本だけのことはある。
加納朋子の著書も今回初めて読む。著者は急性白血病の体験者であることを表紙裏の著者紹介で知った。
話の展開が上手い。話はこうだ。閉校が決まった私立萌木女学園は卒業ができない落ちこぼれ学生を半年かけて卒業させるため、特別補講をする。
落ちこぼれ学生の個性がまたすごい。コミュニティ障害、寝坊魔、拒食症、学業不振の学生が出てくる。生きづらいのだ。
理事長のことば「あなたは素晴らしい」「私は素晴らしい」。岩田書店主の言もいい。「今となってはその経験がマイナスであったと言えば、たぶんプラスであると言えるのですから、実に不思議なものです。人生って敗者復活戦なのですね。」いい本に出会った。1万円選書を始めた岩田さんはただものでない。

昔読んだ本の中にこういうのがあった。「人間は一生のうち逢うべき人に必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に」「わが身にふりかかってくる一切の出来事は自分にとって絶対必然であると共にまた実に絶対最善である」(森信三)

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(051-0506) トリツカレ男

2022年05月23日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

「トリツカレ男」(いしいしんじ著 新潮文庫 令和3年10月25日 18刷 160ページ)
著者の新潮文庫に収まっているのはこの本を入れて7冊ある。いしいしんじの本は読むのが初めてだ。
夢中になるものがいくつも出てくる。そんなかれが恋をする。こだわって手に入れたものを無償で彼女に捧げる物語。
殺伐とした世の中にこいう温かい話はいい。

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(2022-27) 洞爺湖の山

2022年05月22日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

今日の行先は洞爺湖(とうやこ)。湖の中に中島があるが、その中の標高(455m)の西山、アイヌ語でトーノシケヌプリ(湖・岸・山)を登ってきた。頂上には二頭三角点がある。遊覧船に乗って温泉街から離れ、洞爺湖森林博物館から中央火口を経由して頂上まで行ける。
10年前にも登っているが、道が変わっていて急な斜面の直登が多くなっていた。
獲得標高413m。1時間で頂上に立てた。休憩は大平原と呼ばれているところ。帰りも遊覧船に乗り、湖岸に着き、帰宅した。

頂上は狭い。

大平原。

博物館。

中央に見えるのが今日登った山。

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(2022-26) 基本的技術

2022年05月21日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

登山に必要なロープワークを復習した。プルージックに始まり、クローブヒッチ、シートベント、インライン・エイトノット、エイトノット・フォロースルー、はては登り下りするのに必要なムンターヒッチ。
9時から始まり、昼から搬送訓練をして14時に終了。同じ動作を100回すると「身に着く」というのが実感だ。

 

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(050-0505) へろへろ

2022年05月20日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

「へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々」(鹿子裕文著 ちくま文庫 2019.10.20 第2刷 297ページ)
出だしが衝撃的である。物語は大場ノブヲさんの強烈な個性から始まる。一人の困ったお年寄りから、ユニット型特養の開設のドラマが始まる。
大笑いと涙と困難とが織り交じる。「バカの天才」下村由美子。素晴らしい人がいるから特養もできる。
ときどき落涙させられる、書いてくれた著者に感謝だ。
「へろへろ」「ヨレヨレ」はいい。

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(049-0504) 茗荷谷の猫

2022年05月17日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

「茗荷谷(みょうがだに)の猫」(木内昇(きうちのぼり)著 文春文庫 2021.4.30 第5刷 262ページ)
単行本で2008年9月に平凡社で出された。
紹介文には「茗荷谷の一軒家で絵を描きあぐねる文枝。庭の物置には猫の親子が棲みついた。摩訶不思議な表題作をはじめ、染井吉野を造った植木職人の悲話「染井の桜」、世にも稀なる効能を持つ黒焼を生み出さんとする若者の呻吟「黒焼道話」など、幕末から昭和にかけ、各々の生を燃焼させた名もなき人々の痕跡を掬う(すくう)名篇9作」。
一般庶民や大衆をあらわすことを「市井(しせい)」の人という言葉がある。8遍の短編だが、そこに出てくる市井の人たちの最期が知りたくなった。急に世間からいなくなってしまうのだ。なにげない日常はかけがえのないものだが、幕末から戦後のまもないころに、この人たちはそれぞれの時代を生きてきた。
歴史上名をなすこともなく、出てきてはいなくなるストーリーの展開が上手な著者は直木賞作家だ。

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(047-0502) 田村はまだか

2022年05月12日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

「 田村はまだか」(朝倉かすみ著 光文社文庫 2019.7.10 12刷 303ページ)
12刷を重ねているから、帯に10万部突破は嘘ではない。
あの町の本屋さん「1万円選書 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語」の岩田徹さんが一推ししている本だから読んで損はない。読後、ただ「面白い」の一言ですまされない。話の展開がうまい。小学校のクラス会3次会に出席が遅れている「田村」と友人たちのエピソードがすさまじい。「田村はまだか」の連呼。田村の友人みんなが田村に会いたがっているがその田村はもっとしぶとく生きている。

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(2022-25) 安全登山の祈願

2022年05月09日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

今日は山開きと安全登山祈願の日である。
地元の神社の神主をお呼びし、祈願した。

祈願式を終え、参加者30人で頂上を往復した。

ところどころ雪が残っているが、アイゼンをつけなくても大丈夫だ。

頂上手前の雪庇も右から巻いて登った。

天気が良く、夏用の登山靴を履いて登るのは今シーズン今日が初めてだった。これから夏山登山が始まる。

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(2022-24) ごみ拾い

2022年05月07日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

所属する山岳会の恒例事業に参加した。

登山道沿いのごみ拾いと北海道道沿いのごみ拾い。燃やせないごみと燃やせるごみを分別し、その結果は上の写真。相変わらず投げ捨てている。毎年この時期にごみ拾いをしているが少しずつごみ量が減っているように思える。

ごみ拾いを終えてから登山道の修理。土砂止めをしておかないと大雨のときに登山道の土が流れてしまい、登山道そのものがえぐれてしまう。渡渉2か所も歩きやすく滑らない大きい石を置いた。所属する会が所有する小屋を整備し、夕方解散した。

 

 

 

 

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(2022-23) これで最終

2022年05月05日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

前回、山スキーを最終にするとしたが、5月5日(木)に先月24日(日)に強風で頂上直下で撤退した「浜益御殿」に再度行ってきた。
朝早くに自宅を出て、登山口出発は8時半。雪解けで前回の登山口から車であがれるところまであがった。
天気も良く、無風である。距離にして13㎞。登山口300m、頂上1038m、獲得標高738m、登り返しを入れると857m。登り3時間半で頂上に立つことができた。雪質はすこしザクザクしていたが転倒せずに下山できた。

途中から暑くなり、ジャケットを脱いだ。暑いといっても気温7℃くらいだ。

一等水準点。この数メート先が頂上。

頂上。

向こうは雄冬山(おふゆやま)

帰宅後、半年にわたって酷使した山スキーとスキー靴の汚れを落とした。

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美術館

2022年05月03日 | 四季の山登り(2022.1.1~2022.12.31)

連休の3日(火)、小樽市にある美術館「似鳥西洋美術館」に行ってきた。
この美術館は4月にオープンしたばかり。小樽運河の目の前にある。昔の倉庫を改造して造った美術館だ。写真撮影は禁止されていないので撮れた。

 

上から望むことができる。

一度見ることをお勧めする。「似鳥」はあの「ニトリ」である。小樽に芸術村と称して「ステンドグラス美術館」「旧三井銀行小樽支店」「似鳥美術館」と「西洋美術館」の4つの施設がある。オープンしたばかりの「西洋美術館」はアールヌーヴォー・アールデコ様式のガラス工芸品、家具などが見られる。「西洋美術館、似鳥美術館、ステンドグラス美術館、旧三井銀行小樽支店」の単館券は、西洋美術館と似鳥美術館は一般1,500円だが、4館共通券を買うと2,900円だ。1館見るだけで、それもじっくりと見ると1時間から1時間半はかかる。疲労感がたまるがいいものはいい。

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