「山の今昔物語」(工藤隆雄著 株式会社山と渓谷社 2022.12.18 初版第1刷 255ページ)
登山をする人は山の不思議さを実感している。今は昔、という今昔物語風にして「山のミステリー」「マタギ奇談」を紹介している。
山は争いごとを嫌う。どんな時も平常心を乱してはならない。山でもどこでも嫌いなやつはいる。いちいちそんな者に怒っていては、山の静寂は保てない。
私がいつもしていることは、登山口で「山の何か(山の神か天地の何かに)に必ず頭をさげ、これから山に入ります。よろしくお願いします」と言ってから登り始めている。